環八の渋滞を避けつつ、10時から品質チェックの地鎮祭立会いへ。
ご依頼者に初めてお会いしたのは2月。
その後、当初予定していた業者さんの対応や図面の内容内容の問題から、施工業者さんを変更。
今日に至りました。
地鎮祭後のお父様のスピーチに、建物が出来上がったような気になってしまいました。
ここまでの道のりは長かったものの、家づくりは始まったばかりです。
完成まで、新しい住まいづくりを見届けます。
地鎮祭の後は、品質チェック地下室物件の配筋検査へ。現場が近かったため、すぐに到着。
今回は壁部分の配筋。
綺麗に配筋が組みあがっています。
普段、配筋検査は1人で行うのがほとんど。
そのため、定規(別名バカ定規、バカなんても言われます)を固定するための洗濯バサミを使ったり、鉄筋を結んでいる結束線を利用して、鉄筋の撮影をしています。
今回は、地下室担当の現場監督さんがみえたため、撮影の補助をして頂きました。
ありがとうございます。お礼に(?)その写真を1枚掲載。
配筋検査では、ダクトのスリーブの離れ距離に懸念があったため、工事全体を管理する監督さんに確認するよう依頼しました。
その後は、東京を北上。
上棟後、初めてご依頼者が現場にみえるため、その品質チェックの現場に向かいます。
現場に到着すると、ご依頼者と現場監督さんがみえました。
ご依頼者には、お子さんが生まれ、家族が1人増えていました。
すやすや眠っていて気持ちよさそう。
ご依頼者の感想では、思っていたより室内が明るかったとか。
今は足場と足場のシートがかかっていますので、足場を解体して内装が仕上がると、もっと明るくなりますよ!
コンビニで昼食を買い込み、高速道路で食べながら千葉に移動。
土台敷きの確認です。
この現場は金物工法。
型枠確認の際、図面には書かれていなかったホールダウン金物用のアンカーボルトを6本追加して頂いた現場です。
追加した理由は、金物の計算図(N値計算図)から金物の強度を追うと、ホールダウン用アンカーボルトが不足していたから。
ちなみに、そのホールダウン用アンカーボルトの表記は、基礎伏図と土台伏図にはありませんでした。
その後、(コンクリート打設後に)施工業者さんから私宛に電話でいろいろ問い合わせがありました。
木材の加工を担当したプレカット業者さんからも同様の問い合わせがあり、「なぜ、そんなことしたんですか」と、強い口調で言われました。
しかし、どう考えても、私には納得できない仕様だったので、追加して頂いたのです。
構造的に考えると基本的な事項だったのですが、それでも心配になってきたため、私よりも構造に詳しく、博士号を持っている後輩に聞いてみましたが、やはり、「それは、大下さんの言う通りだと思います」との答え。
その後も、今回の金物工法に関する技術資料を読み込みますが、やはり間違いはないと思うのです。
技術資料の確認で納得はしていたものの、土台敷きの現場を見るまでは心配で、正直、現場に来るのが憂鬱でした。
現場監督さんにお会いすると、開口1番、
「大下さんのおっしゃっていた通りでした。追加して頂いたホールダウンが無かったら大変なことでした。助かりました」
とのことで、ホッ。
結局、プレカット業者の図面間違いだったとのことです。
「なぜ、そんなことしたんですか」といっていたプレカット業者さん。
「それは、そちらの図面が間違っていたためです」と言い返してやりたい感じ。
多分、今回の施工業者さんから、プレカット業者には厳しい問い合わせがあったと思いますが・・・。
私が追加依頼したホールダウン用アンカーボルトは、6本で2,000円ほど。
しかし、ホールダウンが6本足りないために基礎を全て壊してやり直したとすると、30トンを越える産業廃棄物が生み出され、100万円を超える費用と、少なくとも3週間の工期が必要だったことでしょう。
かなりの棟数をさばいているこのプレカット屋さん。
他の現場で、同様の事故が起きていないことを願います。
とりあえず、今回品質チェックのご依頼を頂いた現場が、耐震性不足になることを未然に防ぐことができて、本当にホッとしました。