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信じられない一言。コンクリートに水!?

2004年08月11日

今日は朝早く家を出て、埼玉県で一戸建て品質チェックスーさんと一緒に、基礎コンクリート打設の立会いです。

電車で向かう時、小雨が降っていましたが、コンクリートを打つ頃にはやんでいました。現場では早速コンクリートの打ち込みです。

ミキサー車が順番に、すき間なく現場に到着・・・と言いたいところですが、施工業者の段取りが悪く、ミキサー車の配車がやや遅れ気味です。
打ち込みにも時間がかかっており、作業を見ていてもコンクリートが若干固くなっていました。

この時、基礎施工業者が、私とスーさんに向かって、信じられない一言を。


(ちょっと固いんで) 水入れてもいいですかね?


大下&鈴木:絶句!
あまりにビックリして、私もスーさんも一瞬固まってしまいました。

加水は、もちろんダメ!です。

印南さんが、8月 9日の日記で、コンクリートに水を加える事を書いていますが、まさか目の前で堂々とコンクリートに水を入れる事を言われるとは!
う~~~ん、この業者さん、手抜きというか、水を加える事の問題を全然わかっていません。きっと、日常的にやっているのでしょう。
いわゆる、シャブコンです。

業者さんにとってはうるさい存在かも知れませんが、次回からも、じっくり立ち合わせて頂きます。

でも、私たちが立ち会って居なければ、きっと水を入れてたんでしょうねぇ・・・。

第三者の施工中のチェック。インスペクターに興味がある大工さん

2004年09月01日

今日は、一戸建て品質チェックで、土台敷き確認の為に埼玉へ。

現場に行くと、今日初めて会う大工さんに挨拶。これから完成までいろいろお世話になります。
この大工さん(50代後半位?)、とても良かった!

私たちが現場に行き、業務内容を説明した時の業者さんの反応は大きく2つ。

・まだ何もしていないのに、敵対心剥き出しの方。
・(施工に自信があるから)どうぞ見て下さいという方

の2つです。

今日の大工さんは後者の方でした。さくら事務所の考え方を分かっていただけたようです。
嬉しかったのは、ここから。
大工さんの考えを簡単にまとめるとこんな感じ。

  1. 仕事をしている時、同じ現場の業者でも手抜きの現場を見る事があった。
  2. しかし、同じ現場の人間としては指摘しずらい。
  3. (手抜きが納得いかなかったので)自分で第三者として建築中の物件を確認する仕事も考えた。
  4. 第三者チェックをしても、業者側からお金をもらっているとチェックが甘くなりがち。
  5. 建築主が依頼した、(施工側と金銭的等のつながりのない)専門家の人がチェックした方が良い。
  6. (建築主側からの)第三者の施工中のチェックは、これから絶対に必要だ。
  7. 仕事柄、新しい施工方法や材料等を知る機会が少ないので、他の現場でやっている良い事はどんどん教えて欲しい。
  8. 現場にはいつ来て頂いてもいい。指摘事項はどんどん言って欲しい。

ご自身で、インスペクターのような仕事をしてみたいとおっしゃっていた方は初めてです。
大工さんと話している間に、2人でいろいろ盛り上がってしまい、結構時間をとってしまいました。

大工さん。完成までこれから何度も現場にお伺いする事になりますが、丁寧で素晴らしい施工を楽しみにしています!

嬉しいような、寂しいような

2004年11月02日

今日は朝から、埼玉の品質チェックの現場へ。
以前の日記で書いた大工さんが施工されている現場です。

現場は内装の下地の段階。もうすぐ完成です。

現場に着くと、
「あら、大下さん、また来たの?現場監督さんより来てるんじゃねぇの?」(福島出身の為か、少しなまっている感じで)と、いつものように一言。

建物の色々な所を確認しながら写真を撮っていると、「大下さんがくると、うるさくって仕方ねぇからなぁ~」と、笑いながら話しかけてきます。

毎回このような感じですが、この大工さんは色々な事をぼそっと教えてくれます。

大手ハウスメーカーや、大規模にやっている会社で家を建てるとしても、実際に建てるのは小規模な地場の工務店がほとんど。今回もそのケースです。

建築主から見るとどちらも、「家を建てている業者さん」となりますが、大工さんから見るとハウスメーカーは仕事をくれるお客さん。その為、現場監督に対して大工さんはなかなか強く言えない現状があります。

影ながら応援してます このような時、この大工さんはこっそりと色々な問題点や改良した方がいい所を教えてくれました。施工のチェックだけでなく、それらを現場監督にやんわりと伝えるのも、私の役目。
補強のため、大工さんが自費で金物を買ってきて取り付けている個所がある事も私は知っています。

この大工さんはよく、
「俺にとっては毎日の仕事だから、家作りは慣れてるけど、家を建てる人にとっては1生に何度もある事じゃないからな。だから、気持ち込めて作らねぇとな」
と言っていました。

この大工さんは、来週から次の現場が入っているそうで、次回この現場に品質チェックに来たとしても、多分いないでしょう。

「短い間でしたけど、色々ご無理も言ってすいませんでした。どうもありがとうございました」
と言って現場を去ろうとした時、大工さんが突然、

「大下さん、またいつか、電話するよ!」

何のことだろう?と思っていると、すかさず

「今度お客さんに第三者について聞かれた時には、さくらさんを紹介するからよ。その時はまた俺の施工のチェックに来てくれよ!」

と、壁を向いて内装を仕上げながら声を張り上げました。

「ありがとうございます!でも、チェックの厳しさは変わりませんよ」

と答えると、

「分かってるよ!ま、お互い頑張ろうや!」と笑っていました。

現場からの帰り道、これまでの事を思い出しながら、1人ニヤニヤと笑っていました。周りから見たら、かなり怪しかったでしょう。

長いようで短かった工事の期間。建物が徐々に出来てくるのは嬉しいものですが、今日は少し寂しい気持ちになりました。

さくら事務所の受話器の向こうから、大工さんの声が聞けるその日を待っています。これから寒い時期になりますが、お体には十分お気をつけ下さい。

さくら事務所の考え方が伝わった日。内覧会にて

2004年11月26日

埼玉に品質チェックに行ってきました。この現場も、もう最終段階。
当初は、図面がたったの2枚しか出てこなかったり、びっくりするような出来事が起きたりしましたが、その後は無事に進み、今回は内覧会です。


現場に到着すると、外構がまだ終わってない・・・。当初は内覧会の翌々日にお引渡しの予定でしたが、やはりその日程では厳しそうです。

早速、スーさんと建物の仕上がりチェック。これまで10数回足を運んだ現場なので、多少なりとも思い入れがありますが、チェックが甘くなるということはありません。


しばらくすると、現場監督さんが到着。その後、施工業者さんの社内検査の検査官さんもみえました。

レーザーで計測してみると、床の水平や柱の垂直は問題なし!建物を作った大工さんの気持ちや自信が伝わってくるかのようです。
社内検査の方は1時間程度で終わりましたが、私とスーさんのチェックは2人で3時間ほどかかりました


細かな指摘はいくつかありましたが、いずれも大きなものではありませんでした。しかし、当初は内覧会の翌々日の引渡しを考えていた現場監督は、細かなミスにやや困った感じです。

その監督さんが、内覧会後にボソッと、


「大下さん、寂しくなりますね・・・
最初は、4回くらい来て終わりなのかと思っていましたけど、足繁く通っていただいて、最後のチェックも丁寧になさるんですね。さくらさんのこのサービス、素晴らしいですね!


と言ってくださったことが胸に残りました。さくら事務所の考え方が伝わったようで、とても嬉しかった。

現場監督さん、いろいろご無理をお願いする時もありましたが、誠意を持って全て受け入れてくださり、ありがとうざいました。
関係者全員笑顔でお引渡しの日を迎えられるよう、最後のお仕事として、修繕の方をよろしくお願いします!

3人で配筋検査。かぶり厚を確保するため、基礎幅を150mmに。

2004年12月10日

今日は品質チェックで、基礎の配筋を確認に。

現場に行くと、一目で基礎の幅が広いことが分かる。基礎の幅は150mm。
「現場での誤差を考え、コンクリートのかぶり厚を確保するために、基礎幅を余裕を持った 150mmにしています」とのこと。いいですね~

現場監督さんと一緒に配筋検査をしていると、設計の方も加わり、3人で配筋の確認に。そういえば、設計の方が配筋の確認にみえたのは、初めてかも知れません。

鉄筋コンクリートの建物を多く手がけられている業者さんだけあって、配筋や型枠、金物の支持方法がしっかりしていました。

小さな指摘事項は少しありましたが、いずれも簡単に直るものばかり。その場ですぐに問題点を直して、一安心です。

こちらの現場、基礎のコンクリート打設がちょっと特殊で、メリットは多いものの、業者さんの腕が問われる工法。
来週のコンクリート打設が楽しみです。

基礎コンクリートの1回打ち(コンクリート打設)

2004年12月13日

先日書いた、基礎の特殊な打ち方というのは、基礎の1回打ち、基礎の一発仕上げなどと呼ばれる工法です。
今日は、その "基礎の1回打ち" での、工事でした。

最近、戸建て住宅の基礎形状は、底面にコンクリートを打った、「ベタ基礎」が多くなっています。

一般的にベタ基礎は、最初に底面を打ち、その次に立ち上がり部分を打つという、2段階の手順で行います。図に示すと、以下のような感じです。

1回目2回目
1回目
最初に底面を打ちます。
2回目
底面が固まった数日後、立ち上がり部分を打ちます。

基礎の1回打ちでは、以下のように底面~立ち上がり部分までを1回で施工します。

1回で底面~立ち上がり完了施工風景
打ち継ぎ無し
底面から、立ち上がりの全ての部分を、同じ日に1回で施工するため、打ち継ぎが出来ません。
基礎の1回打ち、施工風景

基礎の1回打ちのメリットには、以下のような点があります。

 ・工期が短くなる。
 ・打ち継ぎ部分からの、水や空気の浸入がない。
 ・打ち継ぎがないため、基礎の強度が高まる。

デメリットは、精度が出しにくく、施工に技術が必要なことです。

ちなみに今日使ったコンクリート強度は 30N/mm2と高く、スランプはスランプ試験による実測値で約16cmでした。
施工者側に技術が求められる工法ですが、現在一戸建てをご検討中の方は、業者さんに 基礎の1回打ち ができるかどうかを、聞いてみてはいかがでしょうか。
スランプ試験
スランプ試験風景

現場監督の受け持ち棟数。「受け持ちが5、6棟だったら、じっくり見られるんですけど

2004年12月15日

ある現場監督さんの言葉。
その当時、同時に15棟ほど受け持っている現場監督さんでした。

施工中の現場のチェックに伺う、品質チェックでは、打ち合わせから引渡しまでの間、だいたい十数回お伺いします。工事を担当される監督さんなら、現場に20回前後行かれるのが理想でしょう。

そんな訳で、1日1件現場を回るとすると、同時に受け持つ棟数によって、何回現場に行く事が出来るか、簡単に計算してみます。

同時受け持ち棟数と訪問可能回数の関係
同時受け持ち棟数と訪問回数の関係
仮定条件:着工~完成まで4ケ月(120日)。1日に1件訪問、1ケ月=30日とする。

同時に受け持つ棟数が、5~6棟であれば、1日1件としても20回程度見れるので、じっくりと現場を見れそうです。月当たりの休日数はあまり関係ないようです。

受け持ち棟数が10棟を超えると、訪問可能回数も10回程度に。
受け持ち棟数が15棟になると、6回しか訪問できません。この状態で全ての受け持ち棟において、20回訪問しようとすると、1日3件以上見なくてはなりません。

現場監督さんは、現場でのチェックのほかに、業者さんの手配やお客さんへの連絡などの事務仕事もしなくてはいけないため、棟数が多いと大変です。

しかし会社側から見ると、同じ15棟を作るなら、現場監督さん3人よりも1人の方が人件費が削減できるため、利幅が増えます。

家づくりにおいて、施工業者さんを選ぶ時には、その会社の業績や実績を調べると思います。
会社の概要書や決算書には「現場監督が同時に何棟受け持っているか」の数字は出てきませんが、良い施工の為には要チェックです。

エアコンスリーブの先行設置のススメ。気密性・断熱性能・防水性能を得るために。

2005年01月22日

エアコンを動かすために必要な配管を通すため、エアコンの周辺には直径6cm以上の穴が必要で、その穴を一般的にスリーブといいます。

マンションの場合、壁が鉄筋コンクリートのため固く、後から穴を開けるのは大変なので、スリーブを建物建築時にあらかじめ取り付けるのが一般的です。

 

木造の場合、簡単に壁に穴が開けられるため、新築の建物でも引渡し時にスリーブが設けられていないことの方が多いようです。

しかし、可能であるならエアコンのスリーブは、建築時にあらかじめ取り付けておくことを強くオススメします。建築後にスリーブを取り付ける場合、以下のようなリスクが生じる可能性が高いからです。

1.穴を開けたときに断熱材がずれ、断熱性能が低下する可能性が高い
2.穴のコーキング状態によっては、気密性が低下する可能性がある
3.雨水侵入の原因が増える。(防水性能の確保)
4.筋かい(筋交い)など、構造上必要な物を切ってしまう可能性がある


エアコンを取り付ける電気屋さんが、その建物の工事に携わった方ならこれらのリスクは抑えられると思います。
しかし、家電量販店など、その建物の工事に携わっていない方が施工される場合には、上記のリスクがあると思って間違いないでしょう。(特に1と4の項目)

 

エアコンスリーブをあらかじめ取り付けない業者さんは、その理由(言い訳?)に、「エアコンの機種が決まらないと、配管が見えてしまう」などといいます。

 

確かにそうかも知れません。しかし、よく考えてみてください。

 

日本の建物は短いと言われますが、それでも約30年。それに対して、エアコンの平均寿命は10年です。
つまり、建物の寿命を迎える頃まで、またローンを支払い終える前までに、エアコンは2回買い換えます。

 

あなたは、10年後、20年後に発売されるエアコンのスリーブ位置が分かりますか?
当然、分からないでしょう。製造元の人も分からないでしょう。3年後の製品でさえ、普通は分かりません。

 

よって、「エアコンの機種が決まらないと、配管が見えてしまう」という話は、たったの10年程度の話でしかないのです。

工事中にエアコンのスリーブを開けておけば、防水工事は構造用合板を張った後、防水紙を張った後、サイディングを張った後など、2~3回行うことができ、安全性が高まります。防水ラインが複数になりますからね。

これに対し、建物が完成した後では、外壁面からの防水1回のみしか出来ません。モルタル塗りの外壁の場合、モルタルそのものには防水性はありませんので、しっかりとシーリングしたとしても、リスクが増えます。 

 

エアコンと、建物。それぞれの寿命を考えれば、どちらを優先させるのが良いかは、すぐ分かるでしょう。

本日内覧会でお伺いした現場では、エアコン取り付けの位置全てにエアコンのスリーブが設置されていました。とても良い配慮だと思います。

現在建物を建築中の方、あるいは今後建てようとお考えの方は、ぜひご検討ください。

 

ちなみに、しっかりとした高気密高断熱の建物を作っている業者さんなら、スリーブを後から開けるという発想自体がありません。後から開けると気密性が低下するため、気密性確保のために工事中に必ず取り付けるからです。

高気密・高断熱と言いながら、後からエアコンのスリーブ工事を薦めてくる業者さんは、気密や断熱の重要性を本当には理解していないと考えて差し支えありません。

配筋検査に行ったけれども、鉄筋も何も無かった。

2005年02月07日

今日は朝1で、品質チェックの基礎配筋検査。
基礎に使われる鉄筋が正しく施工されているかの確認です。

事前に頂いていた工程表では、施工業者さんの鉄筋検査があるので、私とダブルのチェックです。

配筋がない!?現場の近くに行くと、そのの前で立っている一人の方がみえました。
現場に到着すると、「あれ!?鉄筋が無い!?

現場に立っていた方はガス屋さんで、ガスの配管を通すスリーブを入れに来たとのこと。

「月曜日には配筋終わってるって監督さんが言ってたから来たんだけど、これじゃ、入れられないよなぁ~。はっはっは」
と笑っていました。

現場監督さんに連絡をとってみると、基礎屋さんの手配ミスで予定より遅れてしまったとのこと。連絡後すぐに、新しい工程表が送られてきました。

次回はバッチリの配筋をお願いします!

小さなことの積み重ね。スリーブ指示具でトラブルを未然に防ぐ。配筋検査にて

2005年02月11日

鉄筋とスリーブの間が確実に確保できる支持具右の写真は、品質チェックの、配筋検査で見かけたものです。

筒のようなものは、スリーブといい、水道の配管やガスの配管が通る穴になる部分です。コンクリートを流し込み、固まった後にスリーブを取り除くことで、綺麗な穴になります。

この写真の施工で良いところは、スリーブと鉄筋の間に確実にすき間ができるように、プラスチック製の支持具を使っているところです。
鉄筋とスリーブが密着していると、その間にコンクリートが流れ込みにくくなります。しかし、この写真のような支持具を使うことで、そのようなトラブルを未然に防止できます。

「良い家を作る」といっても、急にできるものではなく、とても小さなことの積み重ね。
品質チェックでも、見ているのは金物を固定するビスの数や位置、配筋の間隔や長さなど、一つ一つはとっても、地味~なことです。
その地味~なことの積み重ねで、家の最終的な出来栄えが違ってきます。

今回の写真の配慮は、家が建った後には分かりません。
品質チェックでは、建築中の建物を第三者として確認することが主なサービスです。それに加え、建築途中に目にする、今回のような「作り手の配慮」をご依頼者の方に伝えることも、重要な仕事だと思っています。

エアコンスリーブの大きさにご注意。直径75mm以上がオススメ

2005年02月14日

先日お伺いした一戸建ての内覧会には、エアコンの先行スリーブが設置されていました。とても良いことだと思います。

ここで、エアコンのスリーブについて、注意点を挙げたいと思います。
それは、スリーブの直径です。

最近、換気機能や加湿機能がついたエアコンが販売されています。これらのエアコンは、一般のエアコンの配管に加えて、換気機能や加湿機能のための配管が余分に必要です。

そのため、スリーブの大きさが、大きくなります。換気や加湿機能付きのエアコンを使うときには、最低でもスリーブの直径が65mm以上のものが必要で、75mmが理想です。
排水管でよく使われるパイプに、75mmのものがありますので、これを流用するのが良いでしょう。

スリーブ取り付け、または確認の際には、スリーブの直径にご注意ください。

コンクリート打設で余ったコンクリート。ゴミかリサイクルか。

2005年02月15日

品質チェックのコンクリート打設立会いのとき、基礎屋さんのアイデアを見ました。それが、次の写真

コンクリートを型枠に入れて 表面を平らに均します
余ったコンクリートを型枠に入れて 表面を平らに均します

冷蔵庫で氷を作っているみたいです。これは何でしょう?

サイコロ 答えは、基礎に使われる鉄筋と地面との間にスペースを設けるコンクリート片(サイコロなどと呼ばれます)です。右の写真で、鉄筋の下に入っているのがそれです。
一般的な工事で、余ったコンクリートはミキサー車で工場に持っていってもらうか、現場で捨ててしまうことが多いようです。いずれにしても捨てています。
しかし、今回のケースのように、コンクリートを型枠に入れて整形しておけば、次の現場で使えるため、ゴミにはなりません。

サイコロ自体は高いものではありませんが、回数が多ければコスト削減にもなりそうです。無駄なゴミを減らしてリサイクルでき、コスト削減にもなる。とてもいいアイデアですね。

雨の日のコンクリート打設

2005年02月16日

昨日は暖かな日でしたが、今日の東京は雨が降り、外は寒いです。

雨が降って困るのが、建物の建築現場。
例えばコンクリートを流し込む時に、雨が降っていると作業ができません。

水が加わることでコンクリートが必要以上に柔らかくなってしまい、必要な強度が得られなくなるからです。(「水を入れてもいいか?」と聞いてくる業者さんはいけません)

建築中の一戸建ての建築現場をチェックする、さくら事務所の品質チェックでは、基礎のコンクリート打設に立ち会っています。

今週、基礎コンクリート打設の立会い予定がありましたが、天候が悪いため延期になりました。
空調の完備された工場で作る工業製品と違い、建物は天候の変化がある屋外で、手作りするものです。

天候によって工事が長引くことをある程度見込んでおかないと、最終的な品質に問題が出ることがあるので、注意が必要です。

当初から無理のある工期では、品質に関わる問題が出るリスクがありますので、余裕のある日程が無難です。


袋入りグラスウール断熱材の施工方法

2005年02月19日

今日は品質チェックで、断熱材の確認。
前回伺ったとき、建物の精度を確認しましたが、良い精度に仕上がっていました。

ご依頼者と待ち合わせた後、どんな感じに仕上がってるかな~ と期待して行ってみると、あらら!断熱材の留め付け方法が全部間違っています。

誤った施工例 誤った施工例
柱の内側に断熱材が留め付けられています。 取り付け部分を拡大して見たところ。

日本で売られている一般的なグラスウールは、袋に入っており、両側に「耳」と呼ばれるビニールシートが2cmくらい出ています。正しい施工方法は、この「耳」を柱や間柱(まばしら)の上で重ね、ビニールシートを連続させなくてはいけません。
(ちなみに、このビニールシートは壁の中の結露を防ぐためにあり、防湿層(ぼうしつそう)といいます)

今回の物件では、グラスウールの「耳」が柱の中に入っており、ビニールシートが連続していませんでした。また、柱と柱の間隔に合わせて、グラスウールを切っていないため、室内側に膨らんでいました。

大工さんに、「これはマズいですよ。なぜこうしたのですか?」 と尋ねると、耳を重ねることも、その理由もご存知ない様子。しかし、このような事はたまにあること(本当はいけないのですが)なので、大工さんに正しい施工方法を伝えて全てやり直しです。

施工してあったグラスウールを全て取り外し、寸法を合わせながら再度取り付けていきます。
正しい施工にするため、私も服を着替えて工事に参加。

途中からは私だけでなく、ご依頼者も工事に参加。作業が終わる頃には、慣れた手つきで奇麗な仕上がりになっていました。
断熱材を取り付けるご依頼者
断熱材を取り付け直しているご依頼者(お施主さん)

 

断熱材修正前 断熱材修正後
before after
断熱材修正後 断熱材修正後
修正後の断熱材の様子1 修正後の断熱材の様子2

グラスウールのような繊維系断熱材の工事自体はそれほど難しいものではありませんが、本当に正しくやろうとすると、結構面倒です。現実的には、正しく施工されていない方が多いのではないでしょうか。

どんなにいい材料を使っていても、施工が間違っていては性能が100%発揮されません。
その材料にもいくつもの種類、メーカーがあり、工法も多数あります。家を作るというのは大変ですね。

長時間の工事、Sさん、お疲れ様でした!

工事中の見えない心遣い

2005年02月25日

品質チェックで、壁の下地の確認へ。

ここの担当の大工さんは、毎日片道60キロメートルくらいかけて現場に通っています。(雪の日は臨時休業にするとか)

品質チェックの最初の頃から、私たちのチェックに好意的で、現場に行くといつも手をとめてお茶タイム。建物にまつわる色々な話をしてくれます。
今回も30分以上、建物の話で盛り上がってしまいました。

床の合板は一般的にはクギ打ちですが、この大工さんはビス留め併用。
手間も時間もかかりますが、高さ調整が少し効くのと、強度が出るために毎回こうしているそうです。他にもいろいろ気を使っているところがあります。

でも、それらのほとんどは構造に関することなので、完成してからは分からないところばかり。分かるとしたら、数十年後にリフォームをして、構造体が見えるときでしょうか。

表面的なことではなく、構造のような建物の本質的な部分で、見えない心遣いをされている大工さん。
もう少しで大工さんの仕事は完了。
お伺いするのもあと数回ですが、よろしくお願いします!


基礎工事に問題アリ。鉄筋が剥離剤でびっしょり。配筋検査にて。

2005年03月02日

昨日の夜、急遽入った配筋検査のご依頼。
ちょっと特殊な事情でしたが、朝イチで現場に向かいます。

配筋検査の様子 現場に着いて、配筋の状態を見ると、どうも雑な感じ。
鉄筋の切れ端などが転がっていたり、余分な結束線(鉄筋を束ねる細い鉄線)がチラホラ見えます。
それでも、配筋検査を行ってみると、ゴミが散らかっていて雑ではあるけども、大きな問題は無し。

型枠に、剥離剤(コンクリートと型枠を剥がれやすくするための油)が塗られていなかったので、作業されている方に、

「剥離剤はローラーで塗るのですか?」

とお聞きすると、

「はい、そうです」

というお答え。
ローラー
参考写真:ローラー

コンクリートは、午後から打設するということだったので、立ち会うことにしました。コンクリート打設までには少し時間があったので、昼食のため少し現場を離れます。

お昼過ぎ、現場に戻ってきて唖然。
型枠には、どう見ても噴霧器で剥離剤をかけた跡が・・・。

噴霧器の跡 噴霧器 噴霧器
どう見ても、噴霧器で塗った跡なのですが・・・。 近くに置いてあった噴霧器 こっちにもあった

鉄筋に油が 鉄筋を組み上げた後に、噴霧器を使って剥離剤を塗ると、ほとんどの場合、鉄筋に剥離剤がついてしまいます。

鉄筋とコンクリートは、一体となって効果を発揮しますが、剥離剤が鉄筋についてしまうと、その効果が発揮できません。
今回の物件でも、やはりというか、鉄筋に剥離剤がついてしまっている箇所がありました。

このような場合、鉄筋を交換するのがベストですが、今回のチェックの特殊な事情や、コンクリートの打設が始まっていることから、急いで剥離剤を拭き取ります。

剥離剤を拭き取っていると、新たな問題が。
基礎の中に、たくさんの鉄筋の切れ端が置かれたままになっています。

余った鉄筋の数々 ゴミ捨て場じゃないんですから この下のものは入りません
すごい鉄筋の量。下にあるのは全部要りません。

鉄筋の切れ端。ゴミ捨て場じゃないんですから。 この下にあるのも、要りません。
取り除いた後 取り除いた鉄筋の量
鉄筋を取り除いた後。これが本来の姿です。 取り除いた鉄筋を一箇所に集めたら、こんなにたくさんになりました。

この余った鉄筋から、約3mのところでは、既にコンクリートを流していましたから、私が立ち会っていなければこれらはきっとコンクリートの中に埋まっていたんでしょうね。

多分、余った鉄筋の処分に困ったからなのでしょう。今回は、打設のときに立ち会っていたから余った鉄筋が入っているのが分かりましたが、コンクリートが固まった後では、これを見つけるのは困難です。

現場監督さんは現場に立ち会っていなかったので、これを知っているのは基礎屋さんだけ。もちろん、建物が建った後に買われる方も分からないでしょう。

何棟か集まっている現場だったので、周りの現場も同じ基礎屋さんが施工してるのでしょう。

心配になって近くの物件を見てみると・・・、

う~ん、この現場、大丈夫なのでしょうか?

いくら大工さんの腕が良くても、基礎がダメならいい物は出来ません。基礎は建物のとても大切な部分なのですから。
アンカーボルトが蛇行
アンカーボルトの位置がぐにゃぐにゃ。

基礎屋さんから、大工さんへ。アンカーボルトと基礎パッキンはOK?

2005年03月05日

品質チェックで、土台敷きの確認へ

現場に着くと、敷地は昨日の雪でゆかるみ状態。
車を止め、現場まで歩く途中で泥だらけになること、間違いなし。


しかし!そんな事もあろうかと、いつも車には長靴を常備。
早速履き替えて、現場に向かいます。

基礎コンクリートの中に入るときには、別の靴にもう1回履き替え。(長靴のままだと、基礎コンクリートを土で汚してしまうため)

今日が大工さんとの初対面の日。
最初は険しい表情でしたが、チェックの内容や目的などをじっくりお伝えしたら、後半にはかなりやわらかな対応をしていただけました。(心の中でちょっとガッツポーズ!?)

土台敷き大工さんと雑談を交わしながらも、早速チェック開始です!

今回は、基礎と土台を留めつける「アンカーボルト」と呼ばれる金物と、基礎パッキン(2004年10月4日の日記参照)の確認をします。

チェックの結果、アンカーボルトには大きな問題なし。

基礎パッキンが、数箇所入れ忘れの箇所がありましたが、この時点での修正はとっても簡単で、すぐに直せます。

このに入る前に、1つ気になっていたことがありました。それは、基礎コンクリートの精度。
先月、神尾さんがコンクリートの打設に立ち会ったこの現場はどうだったのでしょうか?

おそるおそる大工さんに聞いてみると・・・

「ここの基礎の精度はいいよ!一箇所だけ悪いところあるけど、それでも1mm位。上出来だね。」

とのこと。
ホッと胸をなでおろすと共に、基礎屋さんの顔が頭に浮かびました。
基礎屋さんから大工さんへ、仕事のリレーは上手くいったようです。
(ちなみに、基礎屋さんの仕事が悪いと、苦労するのは大工さんです。3月2日の日記に書いた現場の大工さんは大変でしょうね・・・。)

今日から現場は、大工さんの仕事がメインです。よろしくお願いします!


「家づくり、楽しかった」

2005年03月14日

お引渡しが近づいた品質チェックの物件前で、ご依頼者がおっしゃった一言。

「あ~、家づくりってやっぱりこうじゃないと」と、しみじみ思いました。

今回の物件でも多少のトラブルはありましたが、全て修正してもらい、間もなく完成。


何もない場所に糸が引かれ、鉄筋を配置し、コンクリートを打ち、徐々に建っていく新しい我が家。その様子を見ながら、新しい住まいでの生活を頭の中で色々と描かれていたのではないでしょうか。


毎日現場にみえていた現場監督さんにはかないませんが、私も10数回足を運びました。品質チェックで現場に幾度も通うと、物件に対して愛着がでてくるのは事実です。

実は、お引渡しのときには、一区切りついたと思うと同時に、ちょっとさみしくもあります。大工さんが真面目で良い仕事をされる方だとなおさら。

本来、家づくりはとても楽しいもの。
楽しさよりも、不安が上回る家作りでは面白くないですよね。

不安をなくし、「楽しい」家づくりができるよう、これからも頑張らねば!

コンクリート打設での見えない部分でのこだわり。基礎精度を上げるために

2005年03月16日

今日は、品質チェックで、コンクリート打設の立会い。
天気は良好。そのため、花粉もたくさん飛んでいるようで、鼻水が・・・。

三上さんにもらった、鼻孔拡張テープを鼻に付けた上にマスクをし、ヘルメットをかぶって現場に入ります。

今日の現場は、以前にも書いた基礎の1回打ちでの施工。
コンクリートの施工は大きなトラブルなく進み、終盤へ。

基礎の高さを揃えるために、一般的にはコンクリートの上端にクギやビスなどを刺して、高さの基準にします。
今日はそのビスがちょっと変わっていました。

少し変わったタイプ 埋め込みの様子
少し変わったタイプのビス。普通は黒いプラスチックは付いていません。

まだ固まっていないコンクリートに埋め込みます。
入ったところ レベラー
埋め込まれると、このようになります。このビスの頭を高さの基準に調整します。 レベラーと呼ばれる高さの調整剤を、ビスの頭が隠れる程度に流し込むと、基礎が平らになります。

このタイプのビスは1本20円ほど。1mに3本程度入れていましたので、比較的細かい間隔です。高さ調整専用のビスなので、この方法を使うと高さの微調整が簡単です。

家全体から見ると大きな金額ではありませんが、普通のクギやビスであれば、この部分でわずかながらコストを削減できます。
特に指示された訳ではなく、基礎屋さんが自分の判断で使っているということでしたので、業者さんのこだわりなんでしょうね。

レベラーを流し、建物が建ってしまった後では全く見えない部分ですが、このようなこだわりなら大歓迎です!

北海道での建物調査(インスペクション)。建物の内容に絶句

2005年03月18日

羽田空港 今日は北海道で建物の調査。
朝日が昇るのが以前よりも早くなっていて、5時前でも外は明るい。
たくさんの機材が入ったスーツケースをガラガラと引きながら、始発の電車に乗って羽田空港へ。
空港到着後、あまり時間がないので、早々に手荷物検査を受けて軽く朝食を。

本屋で本を選んでいたらあっという間に搭乗時刻に。
昨日もいつものように2時頃寝たので、とても眠い。毎度のごとく、離陸後すぐに熟睡。

札幌駅 新千歳空港に到着後、すぐに荷物を受け取り、足早にJRへ。
預けた荷物が出てくる時間にもよりますが、少し急ぐと急行電車に乗ることができます。
今回も前回と同じく、予定通りの電車に乗車。40分ほど乗ると札幌駅です。電車を降りると、約1ヵ月前に来たときよりも、寒くありません。(それでも、東京よりは当然寒いです)

ここからはタクシーに乗るつもりでいましたが、調査物件が地下鉄の駅から近かったので、スーツケースを引いて地下鉄に乗り込みます。

現地に到着。
早速建物の中に入ります。
物件に入ると・・・、しばし絶句。調査に時間がかかることがすぐに分かりました。まだ建築中ですが、既に欠陥住宅の兆しが。長い1日になりそうです。

不適切な土台の高さ調整 アンカーボルトのずれ 完全にずれたアンカーボルト
不適切な土台の高さ調整(軒天用の材料を使用) アンカーボルトのずれ 完全にずれたアンカーボルトは折り曲げて終わり
5cmも欠き込まれた土台 5cmも欠き込まれた土台 梁を貫通した配管
5cmも欠き込まれた土台 土台を欠き込んで配管 梁を貫通した配管
相欠きした両筋かい 許容範囲を超えた柱の傾き(1000分の5mm) 梁を貫通した配管
相欠きした両筋かい(強度が出ない) 許容範囲を超えた柱の傾き(1000分の5mm) コンクリートの施工不良

問題のある所は、100箇所以上。ここまで多いと、修繕はとても困難。
施工業者さんにいろいろと聞いてみると、罪の意識どころか、どこが悪いのかも分かっていない様子。

いちいち反論していても、自分が疲れるだけなので、情報収集を目的に聞き込み。

しかし、施工業者さんよりも困ったことが。
実はこの日に、役所の金物検査があり、OKが出ているのです。

上の写真のような問題のある箇所があるにも関わらず、なぜ通ってしまうのでしょう。はっきり言って、見ていないも同然です。役所が問題のある物件を認めているようなもの。呆れました。そんな検査なら、しない方がいい。

4時過ぎになり、調査は終了。
肉体的というより、精神的にかなり疲れました。

駅に戻って早めの夕食を取り、空港へ。

img20050318-13.jpg(3830 byte) 定刻通りに離陸した機内では、朝に買った本を読みました。
機長からアナウンス飛行機の中では飛行機に関する本を。
パイロットの方が書かれたエッセイ。中学の頃、飛行機の整備士(パイロットでない所が私らしい)になりたいと一時期本気に思っていた私は飛行機好き。といっても、飛行機の雑誌を読んでいたりする訳ではないのですが。

本の中にあった、「羽田と同じほぼ同じ規模のロンドン ヒースロー空港の年間発着回数は、羽田の約4倍」というのを見て、「日本の空港は効率悪いな~」と思ってしまった。

本が読み終わるころ、羽田に無事着陸。
その後、荷物を置くために事務所にもどり、終電で帰宅。

問題が多い物件の調査は、そうでないのと比べて本当に疲れます。何だか、エネルギーを吸い取られているような感じ。
お疲れさまでした。

品質チェックの最終段階、内覧会

2005年03月26日

最近、品質チェックの最終段階となる、内覧会が続いています。


物件の大きさによりますが、多くの場合、、内覧会までに10回前後現場にお伺いしているので、建物に関してはほとんどのことが分かっています。
配筋検査から、筋交い(筋かい)の位置、ホールダウン金物の位置などの構造検査、外壁の下地や周辺の環境(駐車場やコンビニの位置は特に)まで。

品質チェックを行った物件の場合、、内覧会のときに大きな問題が見つかることはほとんどありません。指摘事項は小さなものばかりです。

ある物件では、現場監督さんが毎日足を運ばれていました。意外と思われる方も多いかも知れませんが、現場監督さんが毎日物件に来られるのは、とても少ないケースです。

そこでの内覧会は、とても雰囲気の良いものでした。設計の方から、現場担当の方まで勢ぞろい。

また、品質チェックでお伺いするときがありましたら、よろしくお願いします。(あ、まだ手直し工事と外構がありますね・・。そちらもよろしく)

コンクリート打設後のコンクリートの上を猫が歩く理由

2005年03月27日

猫の足跡コンクリート打設のあとに、猫が歩いて足跡が残っているときがよくあります。犬のケースは少ないようです。
Googleで検索しても、多くの人がコンクリートの上を猫が歩いたことを経験されているようです。
以前、品質チェックでお伺いした基礎屋さんも、猫の足跡に困っていました。(ちなみに、この現場にも猫の足跡がありました)


今日、品質チェックの内覧会でお伺いしたところにも、猫の足跡が。。。
幸いにもコンクリートが固まっていたため、凹んではいません

現場監督さんに、「どうして猫が来るんでしょうかね?」とお聞きすると、
コンクリートを打つとコンクリートが発熱して温かいから寄ってくるらしいよ」とのこと。

確かにコンクリートは固まるときに発熱して温かくなります。
「お~、なるほど!」と一人で納得。

しかし、現場からの帰り道に、「ん?じゃ、夏はどうなるんだ?外は暑くてさらに暑くなるのに?」と疑問が・・・。

どなたかご存知の方、ご連絡をお待ちしております。


コンクリート打設。バイブレーターで締め固め

2005年04月08日

品質チェックで、コンクリートの打設立会いへ。現場監督さんは来ていませんでした。

実は基礎コンクリートの打設のときに立ち会われる現場監督さんは多くありません。今までの品質チェックでは、監督さんが立ち会われたのは半分に満たないと思います。

今日のコンクリート打設は、量が少ないので一輪車(ネコ車)での打設。

ネコ車 重たいので、みんなで一緒に
ミキサー車から直接もらって 型枠に流し込み

コンクリートは水の約2.4倍の比重があるので、コンクリートを入れた一輪車(ネコ車)は見た目よりも重たい。こぼさないように注意しながら型枠へ。

コンクリートを型枠に流し込んだ後は、バイブレーターで締め固めます。

バイブレーター前 最初はこのように、こんもり。このままでは固まった後にすき間ができてしまいます。 締め固め中 バイブレーターで締め固め中。
鉄筋に当たらないように注意。
締め固め完了! コンクリートは一瞬で流れ込みます。この作業を省くと、仕上がりが悪くなります。

作業は30分ほどで終了。コンクリートの輸送時間を考えても、打設時間に問題ナシ。おつかれさまでした。

さくら 帰り道にあるさくらはなかなか綺麗でした。
さくらの下の道路は、落ちた花びらで埋め尽くされていました。

配筋検査でビックリ!基礎を南北逆向きに作ってしまった現場

2005年04月20日

品質チェックで、基礎の配筋検査+コンクリート打設立会いのために、朝早い電車に乗って現場へ。
数日前の現場監督さんに確認したところ、この日に配筋は完了している予定です。

現場につくと、まだ誰も来ていませんでした。
コンベックス(メジャー)やペン、デジカメなどが入ったバッグを腰に取り付け、ヘルメットをかぶって現場に入ります。

現場の配筋は綺麗にできていますが、何かが違うような。うーん?と思っていると、基礎屋さんがちょうどトラックに乗ってやってきました。荷台にはたくさんの鉄筋が乗っています。

基礎屋さんが車から降りてくると、
「いや~、配筋を逆向きに作っちゃってさ。全部やり直しで、今日はタダ働きだよ。図面に方角が書いてあったら間違えなかったのになぁ」
とひとこと。

よく見てみると、確かに基礎が180度逆向きです。
配筋を直すために、トラックにたくさんの鉄筋が乗っていたのですね。

基礎屋さんは、配置図が無かったため、間違えてしまったようです。
工事のための基礎伏図(きそぶせず)に、方角は入っていませんでした。
今回は、敷地と建物の関係から、確かに間違いやすいともいえます。

その後、休日だったはずの監督さんも現場にみえ、夕方までに全て直すということになりました。
この日の午後に予定されていたコンクリートの打設は当然延期です。

予定が急に変わってしまったので、周辺の他の現場を回り、夕方に再度出なおすことに。
他の現場を回ったあとに戻ってくると、配筋の向きは直っていました。

立ち上がり部分の距離の間違いや、基礎が図面より30cm長かった箇所はありましたが、すぐに修正。その他は良好でした。

コンクリートを流し込む前に気が付いて、良かったです。コンクリートが固まった後に気が付いた場合には、もっと大変なことになりますから。

 

【オマケ】
この現場、当初の設計では基礎幅が120mmだったので、設計者(兼 施工業者)との打ち合わせのとき、
「120mmではかぶり厚不足になる恐れがあるので、安全のため、基礎幅を150mmにした方が良いのでは?」
と持ちかけました。

すると、「うちは、そんな精度では仕事していない!」と怒られました。
いやー、まさか南北を逆にするほどの精度で工事されるとは思ってもいませんでした。(と、毒づいてみます)

ちなみに、型枠の検査において、やっぱりというか、かぶり厚不足の箇所があったため、部分的に150mmの