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壁量は、建築基準法の2割増以上が理想

2006年08月04日

木造に詳しい設計者であれば、壁量を建築基準法で定められた量に対して、2割増し以上にするのが暗黙のルールです。
これは、あいまいな部分が多い建築基準法の規定に対して、余裕を持つためです。

しかしながら、私が過去に耐震診断を行なった新築の建物において、壁量の余裕度が建築基準法に対して、1.04とか、1.06などのようにギリギリに設計されていることを幾度か目にしています。
あまり木造に詳しくない設計者が書いた図面だと思いますが、褒められたものではありません。

ちなみに、ツーバイフォー工法(枠組壁工法)の場合には、建築基準法の1.5倍前後、壁量が確保されていることが一般的です。
2倍以上の壁量が確保されていることも珍しくありません。
逆に、ツーバイフォー工法(枠組壁工法)において、壁量の余裕度が1.04や1.06というような低い物件は見たことがありません。

ツーバイフォー工法(枠組壁工法)の耐震性が高いのは、「壁工法だから」「6面体の構造だから」などと言われますが、私は、

 ・外周部の壁が強いこと
 ・石こうボードの強さをとても有効に利用していること
 ・誰が設計、施工しても安全になるよう、工法の仕様そのものが配慮されていること
 ・仕様作成時に、構造の裏付けをとっており、工学的判断があること

が挙げられると思います。

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