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スウェーデンで家具職人になる! を読んで

2008年06月07日

スウェーデンで家具職人になる! 先月ここで紹介した、「スウェーデンで家具職人になる!」という本を読みました。

本の著者のブログでもたくさんの写真が載っていますが、この本の中でもたくさんの写真が使われています。
写真が載っていないページの方が少ないほどです。

家具の材料の面で、「なるほど」と思ったのが、以下の部分。

《一般的に日本では合板というと、量産用に簡単に作られた安物としてのイメージがあるのですが、僕が教わった作り方は、ずっと上等な方法でした。無垢材と比べて格段に安定(変形があまり生じない)しているので、広い面(たとえば机の天板)などの適所に使えば非常に有用です。ヨーロッパでは何百年も前の家具であっても、上手に合板が使われています。この点は日本の木工文化と大きく違います。》

日本では、家具だけでなく、木造住宅でも同じことがいえると思います。
合板や金物を使わないことを良しとする文化です。

しかし、現在の一般住宅で合板を使わないと、強度(特に床や屋根の水平剛性)を確保しにくく、品質も安定しません。
家具に限らず、住宅でも合板の使用は適材適所です。

本の中で合板を作るページがいくつかあります。
三角形の板を24枚張り合わせて円盤状の合板を作ったり、接着面を見せないために、三角形の木材を張り合わせて合板を作ったりと高度です。

学校でのカリキュラムの説明で面白いなと思ったのが、カメラでの撮影技術の講義。
自分の作品を顧客やバイヤーへ売り込んだり、作品集に載せるためです。
家具に関する学科でも、このような講義があるのですね。
住宅や建築においても、完成後の写真を撮影することが多いのですが、写真の基礎知識があると無いとでは、大きな違いです。
このブログの読者に、建築学科の学生がいたら、一眼レフを1台買うことをオススメします。

家具作りという分野に私はこれまで接点が無かったので、日本において家具に関して学ぶ場合、どのようなカリキュラムや制度があるのか詳しく知りません。しかしこの本で、海外における家具作りの勉強の過程を知ることができました。
北欧の素敵な家具を作る職人を育てるため、厳しいカリキュラムがあるのですね。
この本にご興味がある方はぜひどうぞ。

スウェーデン繋がりということで、私が以前スウェーデンに行ったときの写真をいくつか。
「スウェーデンで家具職人になる!」の著者のブログのように、影を付けてみました。

衛兵交代式
衛兵交代式

af chapman
af chapman。船のユースホステル

ヨーロッパに行ったのはもう4年前。早いものです。

旅行に行った時に余った手持ちの1,000ユーロ。当時は13万円ほどだったその価値は、何もしていないのに3万5千円ほど上がっています・・・。

サーモグラフィカメラで断熱材の確認

2008年06月10日

千葉県市川市で、一戸建てのホームインスペクション
天気は快晴。物件前では、外構の工事が行なわれていました。

1階のお部屋を、普通に撮影するとこんな感じ。

住宅診断で、実際に見た様子

同じ場所を、サーモグラフィカメラで撮影すると・・・。
ん?床面に温度の違うところが。(画像の撮影日時が違うのは、設定をしていないからです)

建物調査でのサーモグラフィの結果

床下からこの場所を見てみると、断熱材が落下していました。
設備の工事の際に落ちてしまったのでしょうか?

建物診断で実際に床下を見た様子

寒い時期ではないのではありませんが、サーモグラフィカメラでもしっかりと分かりました。

物件の調査後、外構業者さんにいろいろ聞き込み。
私が売主側の関係者でないことが分かると、いろいろと教えてくれました。この辺りの聞き込みのノウハウ、昔よりずっと上手くなってるかも。

筋かい金物の誤った使い方

2008年06月11日

以前、リフォーム立会いにお伺いした物件で撮影した写真です。

筋交い金物(ジャステンプレート)の誤った使い方。
 
この写真で筋かい金物の誤りが分かった方は、木造の関係者か、よく勉強されている購入者の方でしょうか。
「柱のビス多くない?」と疑問に思ったら、それは正解。

この正しい金物の取りつけ方は以下の通り。是正後の写真です。

是正後の写真

ビスの取り付け位置が全然違いますね。

こちらの物件、分譲住宅でした。
このリフォーム立会いまでの経緯は、以下のようなケース。

  1. 購入希望者が、さくら事務所にインスペクションをご依頼
  2. インスペクションの結果、構造的な不備が見つかる。設計段階でのミスも。
  3. 売主さんが、「そんなハズはない!」と、社内チェック
  4. やはり、ミスが見つかる
  5. 売主さん、「全面的に直します」
  6. 屋根や、室内の石膏ボードをほとんど剥がして、工事やり直し。
  7. やり直しの工事途中、さくら事務所が是正を確認
  8. 工事是正後に、購入希望者は無事ご契約。

分譲住宅にインスペクションが入り、大規模な修繕が必要と分かった場合、直さないまま別の購入希望者に売ってしまうということは、珍しくありません。

しかし、この売主さんは違いました。大規模な工事でしたが、全て直したのです。
屋根や室内の石膏ボードを大規模に剥がしているので、修繕費用はかなりの金額になっている思います。

今後の物件については、断熱や構造などの仕様を見直し、工事での問題が生じにくい設計・施工方法に変えていくということです。
このような真面目な業者さんは応援したいですね。

パソコン組み立てました

2008年06月14日

※今回はパソコンネタです。専門用語の解説はしていませんので、ご興味のない方は読み飛ばして下さい

多分、8年ぶりくらいに新しいパソコンを組み立てました。
パーツに関する知識は、ほとんど浦島太郎状態。

定格で動かすと、こんな感じ。

Super PI

これは、円周率を100万桁計算したときのもの。
パソコンのベンチマークとして昔から使われています。
自分もやってみたい方は、円周率計算プログラム「スーパーπ」からダウンロードを。英語版は、Super PI Modから。計算時間が少数点第3桁まで表示されます。

約3割のオーバークロックを行うと、こんな感じ。
リテールのCPUファンで何事もなく4GHzを達成してしまうのが凄い。

4GHzにオーバークロック
CPU-Zでの表示

この円周率、昔の人は生涯をかけて2桁程度しか計算できなかったのに、今日では10万円程度で出来たパソコンでも、100万桁が12秒以下。昔の数学者が聞いたらビックリです。 

前のパソコンが、PentiumIIIだっただけに、パソコンでの作業は凄く快適。
パソコンの詳しい構成などについては、また気が向いたときに。

そんなに緊張しなくても・・・。

2008年06月17日

午前中に打ち合わせを1件終えた後、品質チェックの物件に、外壁の防水のチェックへ。

午前中の打ち合わせは予想よりも早く終わりました。そのため、現場にも予定より早めに到着。ちょうど、職人さんたちの食事が終わった頃でした。
現場では、足場の上で現場監督さんが2名作業中。

現場監督さんに挨拶し、「食事は済んだのですか?」とお聞きすると、「いや、まだです」との答え。

私が予定よりも早く到着してしまったのですから、

「食事を済ませてからのチェックにしましょう。食事が終わるまで待ってます」

と伝えました。しかし、「食事は後でいい」と言います。なぜなら、

「検査が終わるまで、食事がノドを通りません」

という理由だからだそうです。

そんなに緊張しなくても・・・。

こちらの現場、基礎工事の最初から見ています。
確かにそれぞれのチェックで指摘事項はあったものの、いずれも大きなものではなく、すぐに是正して頂いています。
施工も、現場の管理状況も、特に問題ないと思うのですが。

しかしながら、現場に一定の緊張感があるのは、良い建物を建てる上で必要なこともかも知れません。

防水のチェックも、大きな指摘はなし。
引き続きよろしくお願いします!

マキタ (makita) の現場用ラジオ、MR100

2008年06月18日

さくら事務所の設計コンペを行った物件に、内装下地の確認へ。

現場は来月が内覧会。
進捗状況から考えると、工期に無理はありません。

マキタのラジオ MR100 この現場で気になった物が。
それは、マキタのラジオ

マキタは、電動ドリルや、電動ドライバー、丸ノコなどの電動工具を作っている会社です。

そういえば先月、タモリ倶楽部でマキタが取材されていましたね。
マキタの電動工具で空耳アワーのテーブルを作っていました。

そんな工具メーカーのマキタが、ラジオを作っているとは初めて知りました。

このラジオの持ち主は27才の若い大工さん。
若いながらも大工さん達を束ねています。

このラジオ、現場向きのため防水性があり、ホコリや衝撃にも強い。
普通のラジオは落としたり蹴飛ばしたりするとすぐに壊れてしまうけど、このマキタのラジオは大丈夫だとのこと。

電源はACアダプターの他、「あの」マキタのバッテリーが使えます。(建築関係者なら分かるはず)

音質ですが、現場によくある普通のラジオよりずっと良く、低音も出ていました。

しかし、重量が4.2kgあるのは重め。気になる値段は定価で2万円、実売はこの3割引ほど。どうでしょう?

□オマケ
このラジオに関する、スタパ斉藤さんのレビューがありました。
やじうまロングレビュー マキタ「MR100」 タフな“漢たちのラジオ”

□オマケ2
マキタといえば、Mr.BIGの元メンバー、ポール・ギルバートによる「ドリル奏法」。
これは、マキタの電動ドリルにピックを取り付けて演奏するものです。

Youtubeを探したら出てきました。
「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」での有名なギターフレーズです。





ちなみに、マキタの社歌「I Love You Japan」はMr.Bigによって作られたそうです。


WindowsXPで、4GB以上のメモリを有効に使う、RAM Disk

2008年06月20日

私の新しいパソコンには、4GBのメモリを積んでいます。

 

メーカー製のパソコンでは、今日でも4GBのメモリを積んでいるのは少数でしょう。
しかし今日メモリは、4GB(2GB×2枚)でも、8,000円程度ですから大した金額ではありません。
(ゴールデンウィークの特売では、5,000円くらいの店もありました)

 

私のパソコンには、WindowsVistaではなく、WindowsXP Professionalを入れています。
現時点では、Vistaを入れるメリットを全くといっていいほど感じられないからです。
ちなみに私は、VistaのAeroどころか、WindowsXPのLunaでさえ使っていません。

 

WindowsXPは、32bitのOSですので、メモリを4GB以上積んでも、実際に4GBを認識することができません。
3.25GB程度の認識で、約760MBが使えないのです。これは、32bitOSの制限です。

 

このメモリの制限の件で先月広く知られたのが、この使えない領域を使う方法。
RAM Diskという方法で、ハードディスクのように、この使えない領域を使うことが出来るのです。

 

32bit Windowsの管理外領域をRAM Diskに使う
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0512/ramdisk.htm

RamDiskができた。 早速、Gavotte Ramdiskというソフトをダウンロード。
設定を実行し、何事も無く成功しました。
マイコンピューターを見ると、RドライブにRamDiskが作られ、767MBが割り振られています。
ちなみに、Rドライブのフォーマット形式はFAT32になっています。

 

早速このRamDiskの速度をテスト。

CrystalDiskMarkで、RAM Diskのスピードをチェック

普通のハードディスクではあり得ないスピードです。
読み込み速度が、5GB/sec近いです。

 

ちなみに、ハードディスクで同じテストをするとこのような結果に。
ハードディスクは、Hitachiの500GBのもの(HDP725050GLA360)です。

CrystalDiskMarkでHDP725050GLA360をチェック

読み込みで100MB/sec近く出ていますので、昔と比べるとずっと速いのですが、RamDiskと比べるとやはり遅い。
この結果を見るとRamDiskは、ハードディスクの50倍くらい速いです。

 

 

現在はこのRAM Diskをブラウザのキャッシュと、画像処理ソフトの仮想記憶ディスクに割り当てています
画像処理ソフトの方は効果バツグンで、大量の画像を開いても、サクサクと動きます。

 

メモリを8GB以上積んで、OSが認識できない領域を全てRAM Diskにする人が増えている理由が分かりました。

Cybozu(サイボウズ)のバックアップディレクトリを毎日圧縮する

2008年06月23日

今回は、パソコンネタ(サーバーネタ)です。興味の無い方は読み飛ばして下さい。


このエントリーで、世の中のどこかのサーバー管理者の役に立てることを願って。私の備忘録という話も。

 

さくら事務所では、Cybozu(サイボウズ)というスケジュール管理ソフトを使っています。このソフトで、システム設定の中に、サイボウズで使うデータのバックアックをすることが出来ます。

 

データの多重化を行なうため、ローカルにFTPで定期的にダウンロードしようかと思いました。
しかし、このサイボウズ標準のバックアップシステムでは、データのディレクトリを丸ごとコピーするだけのもの。
FTPでダウンロードしやすいよう、圧縮を考えてみました。サーバーは、Linux系です。

 

時間的な流れでは、以下のようになります。

  1. Cybozuの標準機能でデータをバックアップ(最大5世代)
  2. 作成されたバックアップディレクトリをtar、gzipで圧縮
  3. FFFTPを使って、圧縮されたファイルをローカル側へダウンロード

 

サイボウズの標準機能でデータをバックアップすると、指定した保存先に、「cbbackup(世代名)」のディレクトリが作成されます。
世代名は、作成の年月日時分秒になります。
つまり、yyyymmddhhmmss形式。

 

サイボウズのバックアップ保存先を /var/cbbackup、圧縮先を/var/cbbackup-compress とすると、圧縮のためのコマンドは以下の通り。

/bin/sh[Enter]
set `date +%Y%m%d`[Enter]
usr/bin/find /var/cbbackup -type f -name '*.mrr' -mtime -1 -exec rm '{}' ';'[Enter]
find /var/cbbackup -type d -name 'cbbackup*' -mtime -1 -print > /var/cbbackup-compress/bklist$1.txt[Enter]
cd /var/cbbackup-compress[Enter]
/bin/tar zcvf cbbackup$1.tar.gz -T bklist$1.txt[Enter]

 

最初に、今日の年月日の数字を、変数 $1に代入
次に、サイボウズによって勝手に作られる、*.mrrファイルを容量削減のために削除。
1日前までに更新されたディレクトリのリストを作成
ディレクトリ移動
リストを元にして、ディレクトリを圧縮
という流れです。

 

このコマンドにより、2008年6月23日のバックアップデータは、/var/cbbackup-compress/というディレクトリに、cbbackup20080623.tar.gz というファイル名で保存されます。

 

コマンドが正しく動くのを確認した後、cronジョブに登録しておきます。

ちなみに、dateコマンド、tarコマンドは環境によって位置が異なる可能性がありますので、それぞれwhich date、which tar で確認して下さい。

参考にさせて頂いたサイト(ありがとうございます)
ディレクトリ下の定期バックアップ
office7のリストア検証
RedHat-Linuxメモ

FFFTPで、サーバーのデータを毎日自動バックアップする【Cybozu・サイボウズの管理】

前回のエントリーに引き続き、パソコンネタ(サーバーネタ)です。

サイボウズのバックアップデータをローカルにコピーするため、以下のウェブサイトを参考に、FFFTPをコマンドラインで動かします。

FFFTPによるWebSiteの自動バックアップ方法
FFFTPオンラインヘルプ
みんな、バッチとタスク使ってるぅ~?

FFFTPの設定画面例です。

FFFTPの設定例

この場合、ホストの設定名は「cybozu-backup」です。

FFFTPにより、
・この設定ファイルのサーバーにアクセスし、
・指定のディレクトリをミラーリングダウンロードし、
・FFFTPを自動的に閉じる
ためのコマンドは以下のようになります。

 

なお、FFFTP.exeは、CドライブのProgram Filesの、ffftpというフォルダに入っているとします。

 

C:\Program Files\ffftp\FFFTP.exe -s "cybozu-backup" -d -f -q[Enter]
exit

 

Windows2000サーバーの場合には、Program Filesと指定してもエラーになりますので、

C:\PROGRA~1\ffftp\FFFTP.exe -s "cybozu-backup" -d -f -q

とします。

 

このコマンドでFFFTPが起動し、自動的にデータをダウンロードできます。


メモ帳を開き、上記コマンドを入力・保存した後、拡張子を .batに変更すると、バッチファイルの出来上がり。

 

あとは、タスクスケジューラに登録すれば、毎晩自動でダウンロードしてくれます。
この時、ダウンロードの開始時間(タスクスケジューラの登録時間)は、前回のエントリーで書いた圧縮ファイルの作成後にして下さい。

 

ちなみに、ローカル側にダウンロードしたデータは、ローカルのサーバーのバックアップスケジュールによって、さらに別のハードディスクに保存しています。

 

つまり、この方法により、サイボウズのバックアップデータは、毎晩、3台の異なるハードディスクに、5世代バックアップされます。
これだけ取っておけば、トラブルの際にも、まず復旧出来ると思います。

一定期間の過ぎたファイルを、自動的に削除する【Cybozu・サイボウズの管理】

3回連続で、パソコンネタ(サーバーネタ)です。

 

2つ前のエントリーには、実はサーバー管理上の不足があります。

 

それは、圧縮されたサイボウズのバックアップデータが、サーバーにどんどん残ってしまうことです。
サイボウズのバックアップデータは、圧縮しても数百MB、ユーザー数が多いところでは、数GBになると思います。
大容量ハードディスクが安価になったといっても、毎日これだけ増えていては、ハードディスクがすぐにいっぱいになってしまいます。

 

サイボウズのバックアップ機能では、5世代前までのバックアップに限られますので、5日間経過したバックアップファイルは消してしまいます。

 

コマンドは以下の通り。findコマンドを使います。

 /usr/bin/find /var/cbbackup-compress -type f -mtime +5 -exec rm '{}' ';'

 

findコマンドは、環境によって異なる場合がありますので、ご自身の環境での位置を知りたい場合には、which find して下さい。

-type fは、ファイルの検索を示しています。
-mtime +5は、最終更新日時から、5日間経過したものという意味。

 

findコマンドによって該当のファイルが見つかった場合、-execで別のコマンドを実行し、rmでファイルを削除します。

 

このコマンドをcronジョブに登録して、定期的に実行させます。

 

以上、ホームインスペクターなのか、システムエンジニアなのかよく分からない、3連続エントリーでした。

参考にさせて頂いたサイト(ありがとうございます)
変更後一定期間が経過したファイルを探すには

ホームインスペクション(建物調査)で見た、小屋裏でのトラブル

2008年06月26日

下の写真は、昨日行った、一戸建てのホームインスペクション(住宅診断)において、小屋裏で撮影したもの。物件は築20年の木造在来工法。

梁が回転してる

こういうパターンを見たのは初めて。
屋根を支える梁が、右側に回転しています。

 

本来はかからない、横方向の力が梁にかかっているのでしょう。
点検口の位置から、写真の場所まではたどり着けなかったので、残念ながら原因の完全特定は出来ませんでした。

 

地震などでさらに横方向の力が加わると、小屋束が外れてしまい、屋根が突然、ベコッ!と沈んでしまう可能性もあるでしょう。

 

購入希望者はリフォーム費用を見積もっているものの、この他に見つかった多くの指摘事項を直すためには、想定以上の費用がかかりそうです。

あおり止め金物(ハリケンタイ)の取り付けミス

下の写真は、「ホームインスペクション(住宅診断)で見た、小屋裏でのトラブル」で書いたものと同じ物件。
小屋裏から、屋根の軒先を見た様子です。

あおり止め金物(ハリケンタイ)の取り付けミス

中央に見える金物は、あおり止め金物や、ハリケンタイと呼ばれるもので、強風時に屋根が飛ばされないようにするためのものです。

 

良く見ると、金物にある下側の穴に、釘が1本しか入っていません。
写真では見えませんが、屋根垂木に留まっている、金物の上部も同じく1本のみの固定となっています。

 

なぜ、釘が1本しか入っていないのでしょうか。
これには、金物の取りつけ位置があります。

本来、この金物は次の図のように、屋外側に取り付けます。

あおり止め金物の正しい取り付け方
 

しかし、この物件では室内側になっていました。当然ながら、屋根の勾配だけ距離が長くなりますので、同じ金物では釘が打てないのです。

あおり止め金物の誤った使い方
 

 室内側から出来る、長さの長いあおり止め金物もありますが、今回のこの現場のものは、短いタイプですので、室内側からは留められません。

 

ちなみに、釘の種類も間違っており、本来使うものよりもずっと細いものが使われています。
この建物を建てた大工さん、今でも間違って施工していませんように・・・。

 

工事の施工を考えると、屋外側から取り付けた方が、ラクだと思うのですが!?

油断大敵 全国安全週間ポスター

2008年06月28日
全国安全週間

品質チェックの現場に貼ってあった、全国安全週間のポスター。

 

油断大敵の文字と共に、金魚を狙っている猫の写真。

 

金魚が油断していなくても、危険が迫っているような。

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