基礎工事に問題アリ。鉄筋が剥離剤でびっしょり。配筋検査にて。
昨日の夜、急遽入った配筋検査のご依頼。
ちょっと特殊な事情でしたが、朝イチで現場に向かいます。
現場に着いて、配筋の状態を見ると、どうも雑な感じ。
鉄筋の切れ端などが転がっていたり、余分な結束線(鉄筋を束ねる細い鉄線)がチラホラ見えます。
それでも、配筋検査を行ってみると、ゴミが散らかっていて雑ではあるけども、大きな問題は無し。
型枠に、剥離剤(コンクリートと型枠を剥がれやすくするための油)が塗られていなかったので、作業されている方に、
| 「剥離剤はローラーで塗るのですか?」 とお聞きすると、 「はい、そうです」 というお答え。 |
![]() 参考写真:ローラー |
コンクリートは、午後から打設するということだったので、立ち会うことにしました。コンクリート打設までには少し時間があったので、昼食のため少し現場を離れます。
お昼過ぎ、現場に戻ってきて唖然。
型枠には、どう見ても噴霧器で剥離剤をかけた跡が・・・。
|
|
|
| どう見ても、噴霧器で塗った跡なのですが・・・。 | 近くに置いてあった噴霧器 | こっちにもあった |
鉄筋を組み上げた後に、噴霧器を使って剥離剤を塗ると、ほとんどの場合、鉄筋に剥離剤がついてしまいます。
鉄筋とコンクリートは、一体となって効果を発揮しますが、剥離剤が鉄筋についてしまうと、その効果が発揮できません。
今回の物件でも、やはりというか、鉄筋に剥離剤がついてしまっている箇所がありました。
このような場合、鉄筋を交換するのがベストですが、今回のチェックの特殊な事情や、コンクリートの打設が始まっていることから、急いで剥離剤を拭き取ります。
剥離剤を拭き取っていると、新たな問題が。
基礎の中に、たくさんの鉄筋の切れ端が置かれたままになっています。
|
|
|
| すごい鉄筋の量。下にあるのは全部要りません。 |
鉄筋の切れ端。ゴミ捨て場じゃないんですから。 | この下にあるのも、要りません。 |
|
|
|
| 鉄筋を取り除いた後。これが本来の姿です。 | 取り除いた鉄筋を一箇所に集めたら、こんなにたくさんになりました。 | |
この余った鉄筋から、約3mのところでは、既にコンクリートを流していましたから、私が立ち会っていなければこれらはきっとコンクリートの中に埋まっていたんでしょうね。
多分、余った鉄筋の処分に困ったからなのでしょう。今回は、打設のときに立ち会っていたから余った鉄筋が入っているのが分かりましたが、コンクリートが固まった後では、これを見つけるのは困難です。
現場監督さんは現場に立ち会っていなかったので、これを知っているのは基礎屋さんだけ。もちろん、建物が建った後に買われる方も分からないでしょう。
| 何棟か集まっている現場だったので、周りの現場も同じ基礎屋さんが施工してるのでしょう。 心配になって近くの物件を見てみると・・・、 う~ん、この現場、大丈夫なのでしょうか? いくら大工さんの腕が良くても、基礎がダメならいい物は出来ません。基礎は建物のとても大切な部分なのですから。 |
![]() アンカーボルトの位置がぐにゃぐにゃ。 |



大工さんと雑談を交わしながらも、早速チェック開始です!
今日は私のリクエストで、カニ。
最近の木造住宅では、金物のゆるみ止めに、
右の写真は、某ホームセンターでのグラスウールの価格。関東周辺の建売物件で使われている断熱材と同じ性能、同じ厚みのものです。
今日は北海道で建物の調査。
新千歳空港に到着後、すぐに荷物を受け取り、足早にJRへ。
定刻通りに離陸した機内では、朝に買った本を読みました。

セメント工場に到着
家庭から出るプラスチックはもちろん、工事現場から出る現場発泡ウレタンや発泡スチロールも燃料となるそうです。しかも、1kgから出る熱の量は9000kcalと、灯油よりも多く、石炭と比べると約1.4倍。
コンクリート打設のあとに、猫が歩いて足跡が残っているときがよくあります。犬のケースは少ないようです。
