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オススメの本 ~統計~

2004年07月02日

読み物系サイトで、私が2~3年前から見ているページがあります。
それが、スタンダード 反社会学講座というサイト。

専門家や学者といわれる人たちが言う、「もっともらしいウソ」に対して、データを元に反論しているページです。

スタンダード 反社会学講座 amazonに飛びますそのサイトのコラムが、書籍になったので、発売前からアマゾンで予約して買いました。
基本的には、スタンダード 反社会学講座のサイトに載っているのと同じ内容のもの。
文章が面白いので、スラスラと読めると思います。アマゾンの書評でも評価が高く、「社会学」で検索すると、(現在のところ)アマゾンで1位ですね。

統計でウソをつく法 amazonに飛びます社会学だけでなく、様々なデータを集めた時に必要な事が、統計という作業。その統計作業に注意を促しているのが、右の「統計でウソをつく法
非常に有名な本で、初版は1968年。今では 70版を超えるロングセラーです。学生時代に読まれた方も多いのではないでしょうか。サブタイトルに、数式を使わない統計学入門 とあるだけあって、とても分かりやすい本です。

「社会調査」のウソ amazonに飛びます上の2冊のようなやわらかい文章ではなく、もう少し固めなのが良いという方には、「社会調査」のウソ をどうぞ。
色々な所から流れてくる社会調査や、統計データに関して、それが本当に正しいものか?、バイアス(偏向)がかかっていないものか?、調査の方法が間違っていないか?などを判断する技法を身につける為に、この3冊はいずれもオススメです。

給気口のスリーブが無いのが標準仕様?フィンランド・ヘルシンキの日の出、日の入り

2004年07月03日

あれれ?今日は、午前、午後それぞれ1件ずつ三上さんと内覧会へ。
右の写真は、2件目の内覧会で、24時間換気の給気口を外したところの写真です。
スリーブが壁の中に入っておらず、壁が見えています。



上の写真を、横から見たイメージ図です。
スリーブ忘れコンクリートと仕上げ壁の間にスリーブが入っていないので、このままでは新鮮空気がスムーズに室内に入ってきません。冬季には、仕上げ壁の裏側で結露が生じる可能性もあります。

内覧会のチェックに同行されていた施工業者さんに確認を求めると、

「うちの標準仕様です。」


なんて言われちゃいました。いやいや、それはないでしょ。
結局、施工業者さんの勘違いだったのですが、給気口のカバーを外さないと分からない部分だけに、注意が必要ですね。エアコン用の穴も同様です

ヘルシンキ大聖堂今日の1枚(もう上に写真載せてますが・・・)は、フィンランド の首都ヘルシンキにある、ヘルシンキ大聖堂。今から150年以上前の1852年に完成しました。少し高い位置にあるので、海からでもよく見えます。
隣にはヘルシンキ大学があります。ヘルシンキ大学は、1640年に創立された、非常に歴史のある大学で、Linuxを作ったLinus B. Torvalds氏がいた事でも知られています。

ちなみに、ヘルシンキ大聖堂の写真を撮ったのは、午後10時頃。私が行ったのは4月下旬ですが、日没が夜の9時頃なので、10時頃にならないと夜景が撮れないのです。

ヘルシンキの観光案内局にあったパンフレットに、日の出、日の入りの一覧が載っていたので、見やすいようにグラフにしてみました。

東京とヘルシンキの日の出、日の入り時刻の比較


7月だと、日の出が4時で、日没が夜の11時頃。1日が長いですね。でも逆に1月は、9時過ぎにようやく日が昇って、4時前には沈んでしまいます。通勤・通学の時は行きも帰りも外は暗いのでしょうね。
フィンランドだけではありませんが、北欧の人が長くて暗い冬を過ごすため、光にこだわり、デザイン性に優れた家具や商品を作り続ける理由が分かるような気がします。

吸気口?それとも給気口?

2004年07月05日

昨年の 2003年 7月より建築基準法が改正され、24時間機械換気が実質的に義務化されました。一昨日に書いたのは、その給気口部分での問題でした。

時々、この気口を気口と書いてあるテキストなどがあるのですが、それは誤りです。


第1種と第3種方式24時間換気の種類には、その方式により 第1種から、第4種まであり、主に用いられるのは、第1種と第3種です。
第1種方式は、空気が入る部分と出て行く部分をそれぞれ機械で行うもの。第3種は空気が出て行く部分だけを機械で行い、入る部分は穴が開いているだけの方式です。

それでは、なぜ吸気口の表記が誤りであるのかというと、

・第3種方式では、空気の入口と出口はそれぞれ吸込みとなる為、"吸気"口では区別がつかない

・第1種方式では、空気の入口は押出し式となる

からです。



「吸気口」の言い方は、単に換気の方式・圧力等による区別でしかなく、計画換気の目的である「常時、空気の出入り口を明確にして、必要な量の新鮮空気を取り入れ、汚れた空気を排出する」ことを明確に表せません。
「きゅうきこう」という読み方は同じなのですが、漢字によって意味が違うので、日本語って難しいですね。

上記の理由により、換気の方式によらず、空気が入っている所は「給気口」、空気が出て行く所は「排気口」と言います。
水道でも、水が出てくる事を「給水」、出て行く事を「排水」と言いますね。それと同じです。

給気口と排気口給気口と排気口の取付け場所ですが、人が時間を過ごす時間が長い部屋(リビング)に給気口を、臭いや湿気の出やすい部分に排気口を付けるのが大原則です。

これを、ダクト(空気が流れるパイプのようなもの)の繋ぎ間違いなどで逆にしてしまうと、トイレの臭いなどがリビングなどに流れてしまい、リビングに居る子供から、
「お父さんのおなら、くさーい」と言われてしまいますので、注意しましょう。

給気口と排気口の位置給気口と排気口の具体的な取付け位置ですが、平面上でお互いを出来る限り離して取り付けるのが原則です。これは、換気経路を、出来るだけ長くするという目的です。
左の平面の例では、給気口は入り口の対角線上にある、の位置が理想です。の位置だと、部屋の奥部分(着色部分)の換気がされにくい為、湿気が溜まった場合、窓部分で結露が生じやすくなります。

排気口の位置は、トイレの場合、のように、出来るだけ奥に近い部分が理想です。トイレのドアに近いの位置だと、トイレの中で生じた臭いがこもる原因となります。

立面上の位置では、給気口は出来るだけ高い位置が理想です。あまり床面に近いと、天井部分の換気が出来なくなります。

機械換気システムが原則義務化されてようやく1年です。換気設計の経験が少ない業界関係者も少なくありません。換気装置をただ単に取り付けただけでは効果が薄いので、給気口と排気口の取付け位置には注意しましょう。

スウェーデンの給気口右の写真は、スウェーデン ストックホルムで泊まった、af Chapmanの部屋にあった24時間換気の給気口。換気方式は第3種方式で、取付け位置は先の原則通りでした。給気口の右側に見えるパイプは、暖房用(セントラルヒーティング)のものです

ちなみに、スウェーデンの空気質の基準は世界で最も厳しいとされています。難しい話になりますが、スウェーデンをはじめヨーロッパでは、第1種の全熱交換式は、衛生上の理由から用いられていません。日本ではまだ機械換気の歴史が浅く、全熱交換式を用いている物件も多々ありますが、私は今後の全熱交換式換気装置でのトラブルを懸念しています。

24時間換気(24時間計画換気)の換気経路

2004年07月06日

昨日日記の中で、トイレのニオイなどがリビングなどに流れてしまう例というのは、普通はあまりないと思って書いたのですが、今日そのような現場を見る事になってしまいました。

好ましくない換気設計の例平面図は、右のような感じになっていました。
は給気口を、は排気口を示します。オレンジの矢印は、空気の流れです。
そもそも、給気口の数が1つと、極端に少なくなっています。換気経路は、居室が最優先になっておらず、排気口が居室の入り口側となっているため、居室の奥側は換気されません。

最も問題なのは、トイレに排気口も、局所換気扇も設けられていない事です。このままでは、トイレで用をたした後、ニオイ抜きの為トイレの窓(黄色い四角の部分)を開けると、そこが給気口の役目を果たし、トイレのニオイが居室に引き込まれてしまいます。これはいただけません。

一般的な換気設計の例次に示すのが、一般的な換気のルールに従った換気経路の設計例です。
居室には常に新鮮な空気が流れ、汚れた空気は常にトイレなどのニオイが出る部屋(汚染室といいます)から排出されます。
トイレの窓を開けたとしても、居室に空気が逆流するような事はありません。

今回の失敗は、換気計画を立てた方に、換気の知識がほとんど無かったからだと思います。ダクト配管後に換気経路の修正を行う為には、大変な労力を必要とするので、設計段階での十分な検討が必要です。

ありがとうございました!

2004年07月08日

昨日は、皆さんに歓迎会を開いてもらっちゃいました。どうもありがとうございました!色々な人の昔話が聞けて面白かったです。
お酒ですが、私は飲める方ではないので、2杯も飲んだら十分です。3杯飲んだら、多分寝ます・・・ZZzz

今日は建物部門の会議。さくら事務所の会議は、凄いです。
何が凄いかというと、そのテンポの良さ。


決めなくてはならない事はたくさんあるのですが、どれもがポンポンとテンポ良く決まっていく。しかも、しっかりみんなでじっくり話し合いながら。かなり会議の密度が濃いです。ダラダラする事もありません。

会議中に寝るなんて事はもちろんありませんし、気が付くと、「えっ?もうこんな時間?」と思う事も。あっという間に時間が過ぎていきます。


何が原因であのような会議になるのか分かりませんが、やはりみんなの意識が高い事は理由の1つでしょうね。


夜は、印南さん土屋さんと3人で一杯ひっかけに。(言ってみたかった!普段あまり飲まないので)
今日のお酒は濃い目だったので、1杯でヘロヘロ。
どうもご馳走様でした!今日はいつもよりぐっすり眠れそうです。

さくら事務所で、後ろから見ている人・・・。お気に入りA4 Techマウスに、オーストリア・Nassfeldでのスキー写真

2004年07月10日

広報職人の、7月8日の日記に、私を、「斜め後ろの席からいつもぢっっと見つめている」とあって、少しビックリ。これでは、ウトウト居眠りも出来ません(?)

タグを書くスピードというのは、単なる慣れでしょう。ホームページの文法(HTML)とは、もう9年のおつきあい。始めた当時はFront Pageとか、Homepage Builderとか、DreamWeaverとかが無かったので、全て手打ちでした。最も、今でもez-HTML(オススメ)というフリーソフトを使って、手打ちしているのですが・・・。

A4 Tech WWW-11もう1つの理由は、ボタンの多いマウス。台湾の、A4 Techというメーカーの物で、このメーカーのマウスに対して、個人で応援サイトを運営されている方もいます。
ボタンにキーボードのキーを割り当てられるのですが、EnterとDelを登録している為、マウスから手を離さなくても簡単な編集が出来てしまいます。慣れると手放せません。

残念な事は、このマウスは既に生産終了だということ。似たようなマウスが同じ会社から出ていますが、形状がしっくりきません。

話は戻って、広報職人の、7月8日の日記にある私の本心ですが、A~Cのどれでも無く、「学生時代、研究室の先生に、"ドーシタ"と呼ばれる事があって慣れているから」です

スキー場暑い日が続くので、今日の1枚はスキー場の写真を。
オーストリアの、Nassfeldにあるスキー場です。
人生初めての海外スキーがここでした。スキー場の広さにも驚きましたが、レンタルスキーの充実さにもびっくり。
日本のスキー場だとボロボロのが出てくる事が多々あるのですが、ここのスキー場では有名メーカーの道具の、良いものばかりでした。

おしゃぶりをしてる子供スキーヤーのレベルは全体的にかなり高め。年齢層も幅が広く、高齢の方も多く見かけられました。
左の写真は、まだおしゃぶりをしてる、1歳前後の子供スキーヤー。
この頃から練習していれば、さすがに上手くなりますよね。スキー選手が強い理由も分かります

2008年度までに次世代省エネ住宅の比率を5割に高める

2004年07月11日

住宅産業向けの新聞を発行している、新建新聞社のホームページに、
国土交通省と経済産業省が2008年度までに次世代省エネ住宅の比率を5割に高める、という目標を両省で推し進める
という記事が載っていました。

次世代省エネルギー基準というのは、住宅の省エネルギーを促進させるために、住宅の断熱・気密・日射遮蔽の性能などを定めたもので、1999年3月30日に告示されました。

次世代省エネルギー基準では、冷暖房の負荷によって、日本を6つの地域に分類しています。
北海道のような寒い地域が(いち)地域、沖縄のように温かい地域は、VI(ろく)地域に分類されています。

東京、千葉、埼玉、神奈川、大阪、福岡など、日本の人口の 約8割(約1億人)が住む地域は、IV(よん)地域です。

新建新聞社の記事中には、
「国交省では、住宅性能表示制度を利用した住宅のうち21.5%が次世代省エネレベルの等級4を取得しており(2002年度)、その率が上昇傾向にある」
とありますが、そもそも、住宅性能表示制度を取得するのは比較的性能の良い住宅です。

詳しい統計を見た事はありませんが、日本全体では、次世代省エネ基準をクリアしているのは、新築の3割以下ではないかと思います。次世代省エネルギー基準の住宅を作る経験・知識を持った人は業界では比較的少数派と言えます。

次世代省エネルギー基準において、I地域や、II地域など寒い地域は諸外国の基準と比べるとほぼ同等あるいはそれ以上であり、少し厳し目の基準になっています。


しかし、IV地域以南の基準は、次世代省エネルギー基準を満たす住宅を常日ごろ建てている業者にとっては結構甘めです。つまり、慣れている業者にとっては、「余裕でクリアできる基準」という事です。

次世代省エネルギー基準になると、住まいの何が変わるか?
熱が逃げる割合が一番大きいのは窓などの開口部なので、サッシは複層ガラス(ペアガラス)が、今より一般的になるでしょう。アルミサッシよりずっと断熱性の高い、樹脂サッシの割合も増えます。また、断熱材の厚みも厚くなります

現在、関東近辺のマンションの断熱は、現場発泡の物が多く、壁面部分の断熱材の厚みは 25mmが一般的ですが、次世代省エネルギー基準を満たすためには、35mm以上必要です。

鉄骨造の場合、次世代省エネルギー基準を満たすためには、基本的に外断熱工法を採用することになります。この時の断熱材の厚みは、最も性能の高い種類の物を使っても、壁面で 50mm以上、屋根面で 115mm以上は必要です。(IV地域の場合)

戸建ての一般的な木造住宅の場合、断熱材にグラスウールの16kという種類を使うと、次世代省エネルギー基準を満たすためには、壁面には 100mmの厚みが必要です。(IV地域の場合) 北海道の場合には、150mm必要です。

「国が急に住宅の省エネルギーに本腰を入れはじめたのはなぜか?」と言うと、次世代省エネルギー基準を満たせない住宅が一般的であると、京都議定書で定めた温室効果ガスの排出量目標を達成出来ないからです。

新建新聞社の記事の中では、"状況次第では「次世代基準の義務化も選択肢としてはある」(国交省)"とあります。
次世代省エネ基準をクリアする性能の住宅であれば、結露に悩む事はほぼ無くなるでしょうし、冷暖房費用も大幅に削減出来ます。

私は、欧米のように省エネルギーの基準を法律で義務化した方が良いと思います。現在、高いからと敬遠される場合がある複層ガラスも、省エネ基準の義務化が進めば出荷量が増え、価格も安くなるでしょう。
今から10年後には、日本では複層ガラスが常識になっているかも知れません。

オーストリア、フィンランド、ドイツで見たペアガラスや複層ガラス。バスに電車に冷蔵庫に。

2004年07月12日

昨日、長い文章の中で、複層ガラスに触れました。複層ガラスとは、ガラスを複数用いたもの(2重ガラス、3重ガラスなど)の総称です

2重ガラスの事をよくペアガラスと言いますが、これは、商標登録(第818782号)されています。ちなみに、トリプルガラスは商標登録されていません。(出願しても通らないと思いますが)

トリプルガラス・オーストリア・ザルツブルグ今日の写真は、複層ガラスのものをいくつか

右の写真は、オーストリア、ザルツブルグで泊まった所の窓に使われていたトリプルガラス(3重ガラス)。
オーストリアでは樹脂サッシのペアガラスが多くありました。これは3重なので、1枚多くなっています。

フィンランドの4重木製窓私が学生の時、フィンランドでホームステイした一般の家は、4重の木製窓でした。ちなみに、訪問当時で築 17、8年の物件です。断熱材の厚みは壁が 20cm。天井は 35cmでした。
断熱にとって窓は、"永遠のテーマ"と言われるくらい、熱の逃げやすい場所ですから、寒い地域では特に重点的に断熱強化されます。

観光バスのペアガラス窓右の写真は、ドイツのミュンヘンから、ノイシュバインシュタイン城に向かう、観光バスの窓。ペアガラスになっています。
当日は非常に寒かったのですが、日本のスキーバスにあるような、窓際に座った時のひんやり感はありませんでした。

ちなみに、4月に周ったヨーロッパの国々(オーストリア、ドイツ、北欧)では、バスだけでなく、電車も大抵2重ガラス、スーパーのジュースが入っている冷蔵庫もペアガラスでした。

最近気が付いたのですが、東京メトロの車両で、乗り降りする扉のガラスに、ペアガラスが採用されているものがあるようです。
さくら事務所が入っているビルの1階には、ドラッグストアがあるのですが、そこの冷蔵庫にも、ペアガラスが採用されています。冷蔵庫は外部と内部の温度差が大きいので、複層ガラスにして断熱性能を上げると、電気代も安くなりそうです。

日本でも、建築以外の用途で複層ガラスが使われている所があるかも知れません。これから注意して見てみてはどうでしょうか

やってはいけない、ありえない ~給気口を空けるために鉄筋切断~

2004年07月17日

問題のある給気口最近、換気がらみのネタが続いたので、今日も換気がらみのネタで。

右は、ある現場(鉄筋コンクリート造)で見かけた給気口部分です。
給気口の室内側のカバー(レジスター)を外して撮影したものです。右の写真には、大きな問題点があります。それは何でしょう?


外側から写した写真すぐに分かったアナタはスルドイ。

分からなかった方のために、外側のカバーを外し、外側から部屋側に向かって、同じ部分を写した写真を示します。

何となく分かってきたでしょうか?


鉄筋が切り取られています答えはこれ。
赤い部分にあったものが切り取られています。そう、鉄筋が切り取られているのです。
これは、やってはいけません!

建物にとって壁は、地震に耐える役割を果たします。鉄筋が切られていると、力を上手く伝える事が出来ず、地震の時に建物の被害が大きくなります。

コンクリートの壁などに給気口やエアコン用の穴を空ける時には普通、コンクリートを打つ前に、紙製のスリーブ(パイプ状のもの)を設置します。そして、コンクリートが固まった後に、そのスリーブを外し、目的の用途に使います。

今回のものは、コンクリートを打つ前に、スリーブを入れておらず、コンクリートが固まった後から専用の機械を使って穴を空けています。

止むを得ず、コンクリートを打った後に大きな穴を空ける時には、まず最初にレントゲンを行います。その後、レントゲンの結果を元にして、鉄筋を切断しない位置に穴を空けます。

今回の施工は、業者側の問題意識が低いとしか言えません。

冷蔵庫を替えるという省エネ・節約(?) 恐るべし、真空断熱材。24時間換気よりも電気代が安い!?

2004年07月18日

今私が使っている冷蔵庫は、大学入学時に買ったもので、今年で9年目です。
冷蔵庫は電源が入っている時には側面が熱くなるのですが、最近妙に熱い。その熱で台所も暖かいような。冬は良かったのですが、夏はちょっと・・・。パッキンの締まり具合もやや甘くなってきました。

冷蔵庫の中も、冷凍食品(アイス含む)やペットボトルで多くを占められており、ちょっと大きめのを欲しい所です。

そんな訳で、ちょっと冷蔵庫の買い替えを検討してみました。今回のポイントは2つ。

 1. 今使っている機種(122L)よりも大きいこと
 2. 購入費用を10年程度で回収出来ること(=省エネ性に優れている)

最近の冷蔵庫は、昔のものよりも省エネ性に優れているとされるので、2. は重要なポイントです。
ちょっと調べてみると、真空断熱材を使っている松下電器製の冷蔵庫が全体的に省エネ性に優れていましたので、いくつか選んで比較してみました

項目 現行機種 検討機種 (いずれも松下製)
三菱 MR-12D NR-B162R NR-C372M NR-C373M NR-E402U
定格内容積(L) 122 162 365 365 402
年間消費電力量(kWh/年) 516 360 220 210 180
年間電気代(円) 11,868 8,280 5,060 4,830 4,140
単位年間電気代(円/L) 97.3 51.1 13.9 13.2 10.3
ネット上最安値(税込) 40,200 73,290 85,300 107,500
購入費回収年数(年) 11.2年 10.8年 12.1年 13.9年
1kWh = 23円として計算。最安値は、価格.comより。送料・処理費等は含まず。

経過年数と総費用の関係
以上の事から分かる事を簡単に書き出すと以下の通り。

買い換えた場合、11年前後で元がとれる
容量が大きい方が、運転費用が安い
容量が大きい方が、単位年間電気代 (勝手に計算・命名しました。1L当たりの年間電気代のこと。住まいで言うと、坪単価) が安い。
NR-B162Rを4万円で買うよりも、あと3万円弱出してNR-C372Mを買った方が、容量が2倍以上になり、運転費用も 11年後の総費用も安い。

ちなみに、容量 162LのNR-B162Rが、容量 365LのNR-C372Mに比べて運転費用が高いのは、前者が真空断熱材を使っていないからだと思われます。

今回の私の算定では、現在使っている機種が 122Lと小さいため、費用を回収するのに11年近い期間を要しています。
しかし、現在使っている冷蔵庫が10年を超える古い機種かつ、300Lを超える家庭では、10年も経たないうちに新規購入費用を回収出来るのではないでしょうか。

ちなみに、内閣府 2004年 3月消費動向調査、 主要耐久消費財の買替え状況によると、冷蔵庫の平均使用年数は、10.1年です。ちなみに、3年前の調査では、この平均使用年数は 12.4年でした。

今、冷蔵庫買い替えで電気代節約を狙うなら、見る所は販売価格でなく、年間消費電力量(kWh/年)です。
日本の電気代は、大体 1kWh = 23円なので、年間消費電力量(kWh/年)×23円で、冷蔵庫が1年間に使う電気代が分かります。

今回の計算で、買い替えも十分視野に入りましたが、1つ難点と言えば、300Lを超える冷蔵庫は 70kg近くあること。
今の冷蔵庫が 30kg程度なので、重さは2倍以上。階段から上げたり降ろしたりする時に転んで上から倒れてきたら、大ケガをしてしまいます。引越しなどで冷蔵庫を移動させる時には大変そうです。

それにしても、400Lを超えるサイズの冷蔵庫で、年間の電気代が 4,000円台というのは凄い省エネです。最近の冷蔵庫、恐るべし!といった感じです。

モーターが1つ回っているだけの、24時間換気の一般的な装置(150m3用交流型・三種換気)でさえ、年間の電気代は 6,000円前後かかってしまうのですから。

東京(大手町) 最高気温 39.5℃

2004年07月20日

今日の東京の最高気温は、39.5℃。東京管区気象台のホームページには、日最高気温が観測開始以来の最高を更新というPDFファイルがニュースとして置かれています。

38.3℃、29% 39.5℃が観測された、気象庁の大手町観測所から直線距離で 約2kmに位置する、さくら事務所。
さくら事務所の3階のバルコニーに温湿度計を置いてみたところ、夕方4時で 気温38.3℃、湿度29%。体温を超えてますね。今年の夏、東京は40℃を越えてしまう日が来るのでしょうか・・・。

世界各地の現在の気温・湿度をリアルタイムに知る事が出来るページとして、wunderground.comというサイトがあります。
日本とあまり時差の無い地域で、いくつかの都市のリアルタイム気温を抜き出してみました。

東京
東京
spacer 大阪
大阪
spacer 福岡
福岡
シンガポール
シンガポール
spacer クアラルンプール
クアラルンプール(マレーシア)
spacer マニラ
マニラ(フィリピン)

他の都市の気候に興味のある方は、wunderground.comでいろいろ比較してみて下さい。

アイス指数。ドイツ・ミュンヘンのドイツ博物館近くにあった、FKKの看板

2004年07月21日

今日、甲府は日中に気温が 40℃を超えたそうですね。しかし、夜9時過ぎには 24℃を下回っています。最低気温が30℃を下回らない日がある東京より、夜は過ごしやすそうです。

Yahoo! Japanの天気情報を見ていたら、面白い指数を見つけました。洗濯指数、傘指数はよく耳にしますが、ビール指数、アイス指数、汗かき指数、熱中症指数は初めて見ました。

22日のアイス指数は90で、コメントは「冷たいカキ氷で猛暑をのりきろう!」
23日は、指数 100で、「猛暑で、体もとけてしまいそうだ!」との事です。後者のは、良く分かるような分からないような。

私はアイスというか、冷たいもの好きなので、冬でもアイス指数は高めです。スキー場で食べるアイスも大好きです。

ミュンヘンで見つけた看板 今日の1枚は、ミュンヘンで見つけた看板。ドイツ博物館近くの公園にあったものです。
Offenes Feuer(屋外での焚き火)、Grillen(バーベキュー)と、FKKを禁じる とあります。FKKとは、何か分かるでしょうか?

FKKとは、Freikörperkulturの略で、洋服に束縛されない自由肉体・裸体主義の事だそうです。上の看板は簡単にいうとハダカになるなという事です。日本では見ない看板ですね

ミュンヘンビール ミュンヘンでハダカになっている人は見ませんでしたが、ミュンヘンの後に行ったベルリンの公園では、ハダカになっている人を何人か見ました(4月の中旬なのに)。

ミュンヘンと言えばサッカーとビール。私も美味しく頂きました(ヘロヘロになってましたけど)

疑問が解けたとき。日本人を真似た、フィンランドの人気番組「ノリコ ショー」

2004年07月22日

ちょっと疑問に思っていた事が、何らかの出来事で解決出来た時って、ありますよね。今日はそんな事がありました。

4月にフィンランドに行った時、テレビで「ノリコ・ショー」という番組の案内をチラッと見かけました。
ノリコ?見た目も日本人のようだったので、「日本人が番組をこっちで持っているのかな?」と思いました。

予告の短い間でしたが、スタジオで話す ノリコのトークに、会場が沸いていました。しかし、キートス(ありがとう)と、ヘイヘイ(さようなら)くらいしかフィンランド語を知らない私には、番組の内容がさっぱり意味がわからなかったのです。

帰国後も疑問に思っていたところ、今日、ある雑誌でその番組の内容を知ることが出来ました。フィンランドでは今、とても人気のある番組でした。

私が日本人だと思った人は、実はフィンランド人の女優さんが扮していたものでした。その女優扮するノリコが、フィンランドの有名人につたない英語でインタビューし、最後に種明かしをするビックリカメラ的な番組だったのです。

実はこの番組と似た内容のものは、ハンガリーやベルギー、デンマーク、スウェーデンでも放送されているとの事。ハンガリーのものは、現地日本人や日本大使館からの抗議で中断になったそうですが

ネットで、この番組を探してみたところ、ノリコの画像を発見しました。

ノリコ写真(新しいウィンドウで開きます)
いや~、何だか固定概念丸出しですね。この番組、人気が出てきたら、みんながノリコの事を知ってしまいそうですが、どうなんでしょう。

北海道での建物調査のため、スーツケースがいっぱい

2004年07月24日

今日は、品質チェックの打ち合わせで埼玉に行った後、事務所に戻って建物調査(インスペクション)の報告。
報告が終わった頃には、11時を回っていました。遅くまでお疲れ様でした。

明日からは、北海道に建物調査(インスペクション)
スーツケースには、各種の計測機器に、ノートパソコン、図面に各種書類、デジタルカメラ、着替えなどが入っていて、既にいっぱい。

さっき重さを計ってみたら、スーツケースが20kg・・・。うーん、重い。
運動不足の身には、少々移動が厳しそうです。帰ってきたらやせてるかも?

地場工務店が高性能住宅を進める、北海道。建物調査を終えて。

2004年07月27日

北海道での建物調査(インスペクション)より帰ってきました。涼しいと思っていた北海道でしたが、初日は 34℃を越えていました。でも、2日目以降は涼しかったです。

今回の依頼者は、本当によく勉強されていた方でした。あれだけ勉強されていれば、不動産での失敗はまず無いでしょう。
北海道という土地柄なのか、依頼者の方は断熱・気密にも詳しく、不勉強な業者さんだと、その分野に関しては会話が成立しないのでは無いでしょうか。

依頼者のお話で印象に残ったのが、北海道では、設計者ではなく地場の工務店の方々が積極的に高性能な住宅を進めているということ。お話を聞いていると、フムフムと納得出来ることがいくつもありました。

購入者が住まいについて勉強されると、必然的にそれに対応できる業者さんも勉強し、良い物を作ろうとします。やはり、日本の住まいの性能を上げるには、購入者に正しい知識を広める事が重要であると感じた、北海道での調査でした。

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