古民家再生。安易に建て直すのではなく、リフォームして長く使うスタイル
築年数が経っている建物を直す場合(リフォームする場合)、修繕に手間と時間がかかるため、新築するよりお金がかかることは珍しくない。
しかし、今日さくら事務所にみえた方は、約80年前に祖父が建てた建物を直して使いたいという。素晴らしいことだ。
改修してこれからも使える建物には、「古さ」という魅力や味わいがある。しかし、今建てられている建物で、50年後に改修する価値のある建物は、全体の何割だろう。
日本には、築100年を超える大きな木造建築が少なくない。法隆寺は1300年持っているといわれるが、正確には「持たせている」といった方がいい。これまでに大きな改修を幾度も行ったおかげで、現在の姿がある。何もしないで1300年持っている訳ではない。
奈良の大仏で有名な、東大寺 金堂(大仏殿)も、それは同じ。
今残っているものは、約300年前に建てられた三代目。
この東大寺 金堂は、明治に大修理が行われているが、その時にかなり大きな補強を行われている。
それは、大仏の頭の上の屋根部分を支えるために、鉄骨製のトラスを使っているということ。しかも、その鉄骨はイギリス製。
先人が苦労して直してくれたおかげで、今の世代に引き継がれている。
日本の住まいは数の上では、もう十分。新しい建物を建てるときは、将来「直す価値」のあるものだけでいい。
安易に建て直すのではなく、古い物を改修して使う。そんなスタイルが広まっていってほしい。

現場の近くに行くと、そのの前で立っている一人の方がみえました。
右の写真は、
答えは、基礎に使われる鉄筋と地面との間にスペースを設けるコンクリート片(サイコロなどと呼ばれます)です。右の写真で、鉄筋の下に入っているのがそれです。





今日は建物調査(インスペクション)のため、早起きして北海道は札幌へ。
現場に案内していただき、早速調査へ。
電車に揺られること約30分。

