メイン

HOME > 気候・気象 カテゴリー

東京(大手町) 最高気温 39.5℃

2004年07月20日

今日の東京の最高気温は、39.5℃。東京管区気象台のホームページには、日最高気温が観測開始以来の最高を更新というPDFファイルがニュースとして置かれています。

38.3℃、29% 39.5℃が観測された、気象庁の大手町観測所から直線距離で 約2kmに位置する、さくら事務所。
さくら事務所の3階のバルコニーに温湿度計を置いてみたところ、夕方4時で 気温38.3℃、湿度29%。体温を超えてますね。今年の夏、東京は40℃を越えてしまう日が来るのでしょうか・・・。

世界各地の現在の気温・湿度をリアルタイムに知る事が出来るページとして、wunderground.comというサイトがあります。
日本とあまり時差の無い地域で、いくつかの都市のリアルタイム気温を抜き出してみました。

東京
東京
spacer 大阪
大阪
spacer 福岡
福岡
シンガポール
シンガポール
spacer クアラルンプール
クアラルンプール(マレーシア)
spacer マニラ
マニラ(フィリピン)

他の都市の気候に興味のある方は、wunderground.comでいろいろ比較してみて下さい。

アイス指数。ドイツ・ミュンヘンのドイツ博物館近くにあった、FKKの看板

2004年07月21日

今日、甲府は日中に気温が 40℃を超えたそうですね。しかし、夜9時過ぎには 24℃を下回っています。最低気温が30℃を下回らない日がある東京より、夜は過ごしやすそうです。

Yahoo! Japanの天気情報を見ていたら、面白い指数を見つけました。洗濯指数、傘指数はよく耳にしますが、ビール指数、アイス指数、汗かき指数、熱中症指数は初めて見ました。

22日のアイス指数は90で、コメントは「冷たいカキ氷で猛暑をのりきろう!」
23日は、指数 100で、「猛暑で、体もとけてしまいそうだ!」との事です。後者のは、良く分かるような分からないような。

私はアイスというか、冷たいもの好きなので、冬でもアイス指数は高めです。スキー場で食べるアイスも大好きです。

ミュンヘンで見つけた看板 今日の1枚は、ミュンヘンで見つけた看板。ドイツ博物館近くの公園にあったものです。
Offenes Feuer(屋外での焚き火)、Grillen(バーベキュー)と、FKKを禁じる とあります。FKKとは、何か分かるでしょうか?

FKKとは、Freikörperkulturの略で、洋服に束縛されない自由肉体・裸体主義の事だそうです。上の看板は簡単にいうとハダカになるなという事です。日本では見ない看板ですね

ミュンヘンビール ミュンヘンでハダカになっている人は見ませんでしたが、ミュンヘンの後に行ったベルリンの公園では、ハダカになっている人を何人か見ました(4月の中旬なのに)。

ミュンヘンと言えばサッカーとビール。私も美味しく頂きました(ヘロヘロになってましたけど)

平均値と、平年値(過去30年の平均値)。日本の風土と気候

2004年08月01日

8月です。
これからぼちぼちと、建築業界の関係者でもあまり知らない、断熱、気密、換気など温熱環境に関する事をコラムっぽく書いていこうかなと思っています。

住まい作りを考えるには、まずは日本の風土から。
大学の建築学科でも、最初の授業は "日本の風土について" という所が多いのではないでしょうか(ただし、それは初期の授業だけで、それ以後日本の風土に関して学ぶ機会は少ない)

ある土地の一般的な気候風土を表す為に、「平年値」というものが使われます。
テレビの気象情報で、「今日は平年よりも、3℃気温が高かった」などと説明する時があります。この平年とは何でしょう?

平年値は、平均値と似ていますが、ある条件下での平均値のことです。
簡単にいうと、平年値とは、過去30年の平均値です。

例として、東京の7月の気温の平年値(平年気温)の求め方を書いてみます。

現在、温度、湿度、降水量、風向、風速、気温などは、1日24回、正時に計測されています。正時とは、9時00分、10時00分のように、○時ちょうど という意味です。

この、正時に計測された24の値の平均値を、日平均値と言います。

日平均値を7月1日、7月2日、7月3日のように1ケ月(28~31日分)集め、その平均を取るとその値は、月平均値になります。月平均値は、年間12個になります。

月平均値を、1970年 7月、1971年 7月、1973年 7月・・・のように30年分集め、平均を取るとその値は、平年値と呼ばれます。

今年の 7月20日のように、ある1日が急激に高い気温になっても、それを30年平均の中のデータの1つとすると、全体に大きな影響を及ぼしません。
その為平年値は、ある地域の「一般的な気候風土」を示すのに適しているのです。

逆に、1日の気温の上下にあまり影響を受けない値であるとも言えます。しかし、冷房負荷や暖房負荷の大まかな計算において、平年値を使っておけば大きく外れる事はありません。

次回はこの平年値で、日本の各地域の気候を考えてみます。

気温と湿度で描くクリモグラフは、気候の特徴がよく分かる

2004年08月19日

今日はお勉強

日本だけでなく、世界の住まいはそれぞれの気候に合った建て方で建てられます。いい住まいとはどんな物かを学ぶ前に、その前提となるそれぞれの地域の気候を知らなくてはいけません。

ある土地の気候を、可視的に表現できるグラフに、クリモグラフというものがあります。これは、横軸に湿度、縦軸に気温をとり、グラフの中に各時期における点をプロットするというものです。

今回は、東京の気温・湿度の平年値を元に、クリモグラフを作り、その読み方をご紹介します。

まず最初に、各月における東京の平年値(1961-1990)を示します。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平年気温[℃] 5.2 5.6 8.5 14.1 18.6 21.7 25.2 27.1 23.2 17.6 12.6 7.9
相対湿度[%] 50 52 56 63 66 73 76 73 73 67 61 54

上の表を、クリモグラフにすると、次のようになります。

東京の気候 クリモグラフ

表から気温と湿度を読み取り、その位置をグラフに書きます。あとは、それらの点を結ぶだけです。簡単ですね。
でも、この簡単なグラフが、各地の気候を知るのに役に立つのです。

グラフの中で、プロット(点)が上にあるほど、気温が高く下にあるほど気温は低くなります。
同様に、プロットが右にあるほど湿度が高く、左にあるほど湿度が低くなります。日本の気候は、夏は高温多湿、冬は低温低湿となり、その範囲が広いのが特徴です。

次回は、東京だけでなく、日本各地の気候をクリモグラフで示してみたいと思います。


まとめ
  • クリモグラフは、ある土地の気候を簡単に理解する事が出来ます。
  • 点が上にあるほど気温が高く、下にあるほど気温が低くなります。
  • 点が右にあるほど湿度が高く(多湿)、左にあるほど湿度が低くなります。

日本各地の気候をクリモグラフで示すと

2004年09月02日

今日は、日本各地の気候をクリモグラフで示します。

今回示す位置は、北海道から沖縄までの日本各地 9都市。データは月別の平年値(1961-1990)を使っています。

まずはグラフを見て、グラフから何が読み取れるかをご自身で考えてみてください

旭川 札幌
熊谷 東京
軽井沢 京都
大阪 福岡
那覇  

上記のグラフを1つにまとめると、下のようになります(ごちゃごちゃして見にくいですが・・・)

日本各地の気候

私なりにこれらのグラフを見て、思いつくことは以下のような点です。

  • 旭川と札幌は、右肩 下がりのグラフになる。
  • 旭川と札幌の冬(1月)は、他の都市とは違い、冬に湿度が高い。
  • 東京と熊谷(埼玉)は似たような気候だが、熊谷の方が夏は高温多湿。
  • 東京と熊谷は、年間の湿度の変化が他の都市よりも大きい(約30%の変化)。
  • 東京の1月は、平年湿度が50%を切るほど乾燥する。
  • 軽井沢の夏は、東京より気温が低いが、湿度は東京よりも高い
  • 京都と大阪は、年間の湿度の変化の幅が10%程度と小さい。
  • 大阪と福岡の気候は似ているが、福岡の方が夏に湿度が高い。
  • 那覇の年間の気温の変化は小さい。湿度は年間を通じて高め。

細かい点を挙げるとまだありますが、大体以上のようなことでしょうか。
ここに掲載していない場所でも、気温と湿度の月別データさえあれば簡単にグラフが書けますので、興味のある方は挑戦してみて下さい。

自分で書いておきながら言うのも何ですが、国内だけの気候の比較は面白くありません。海外との比較をすると、日本の気候の特殊性が見えてきます。

暖かいですね。フィンランドのライブカメラでもどうぞ。

2004年11月11日

11月に入って10日以上経ちますが、暖かい日が続きます。
事務所に居る時は、Tシャツの時間も長かったり。

調べてみたところ、今月は平年よりも数度高めでした。

寒い雰囲気を少し味わおうと、フィンランドのライブカメラを見ていたら、さすがに北の方は寒そう(というか、雪)

寒いのも暑いのも苦手ですが、冬の趣味であるスキーは雪がないと出来ません。しばらく暖かい日が続き、正月直前に雪が降ることをちょっと期待しています。


広さ 75m2で、夏は 4.1リットル、冬は 0.75リットル

2005年01月25日

広さ 75m2、階高2.8mの大きさの住まいの場合、東京だと夏は4.1リットル。冬は0.75リットル。さて、これは何でしょう?

8月 500cc 500cc 500cc 500cc 500cc 500cc 500cc 500cc 100cc 4.1リットル
1月 500cc 250cc 0.75リットル

実はこれ、空気の中に含まれる水分の量です。

北海道を除く日本の多くの地域では、夏は高温多湿になります。
しかし冬には、夏の 20%にも満たないほど、空気中の水分が減ってカラカラに乾燥します。

夏の高温多湿は日本の気候の特徴ですが、もう一つ、異常ともいえるほどの冬の乾燥も、日本の気候の特徴です。

世界のいくつかの都市のおいて、空気中に含まれる水分の比較をすると、次のようになります。

空気中に含まれる水分の比較
理科年表より作成

赤色は、東京のものですが、他の都市と比べてかなり動きの大きいグラフになります。
ホノルル(ハワイ)は、年間を通じて空気中の水分量が安定していますね。

1月のところを見ると、東京が一番下に位置しています。つまり、空気の中の水分量が少なく、カラカラに乾燥しているということです。ちなみに、1m3の空気の中に、3.4gしか水分がありません。(夏は約19g)

グラフを見ると、東京の冬は青色の線で書いたサウジアラビアの首都、リヤドよりも乾燥していることが分かります。
冬の東京は、夏のサウジアラビアよりも乾燥しているとも言えます。

冬の寒い時期に家の中で結露が起きると、「除湿機を使ってください」という人がいます。
しかし、冬の空気がこれだけ乾燥していることを考えると、除湿機を使ってさらに乾燥させるのは、かなり無茶なことだと思うのですが、どうでしょう。(除湿機を使わなくても、建物各部の断熱性能を上げれば、結露しません。)

気温、湿度などの気象データを得るのに便利な東京管区気象台と、気象庁のホームページ

2005年06月12日

昼間、暑いな~と思っていたら、都内は30℃近くになっていたようです。
暑いのは苦手なので、電車に乗るときはいつも「弱冷房車」ではない車両を選んでいる私ですので、あまり暑くなるのは勘弁。

各地の気温や湿度を調べるとき、私は東京管区気象台や、気象庁のサイトを利用していますが、見るたびに少しずつバージョンアップしているような気がします。

テレビやラジオで気象情報を得るときは、自分の予定をそのメディアの放送時刻に合わせる必要がありますが、インターネットならその必要はなし。自分のタイミングで情報を得られます。

気象情報に関するサイトは、サイト更新の自動化を進めるためにお金はかかるでしょうが、一回システムを作ってしまえば、更新が比較的ラクな分野かも知れません。
もともと、気象情報のデータは定期的観測ですし、情報をやりとりするネットワークも作られているからです。

今後、どのように気象関係のサイトが進歩していくのか分かりませんが、私としては過去の気象データを簡単に得られるサイトが理想です。

夏型結露(逆転結露)対策の調湿気密シート、可変透湿シート

2007年08月10日

品質チェックの現場に移動するまでの社内、エアコンで夏型結露(逆転結露)の実験

冬は、外気が寒く、室内が暖かいので、サッシやガラスの性能が悪いと、そこで結露が起きます。

これが、夏に起きるのが、夏型結露逆転結露
室内が冷たく、屋外が暖かいときに起きる結露です。夏型結露や、逆転結露と呼ばれます。

夏型結露(逆転結露)の実験 自動車では、冷房を強めにして、フロントウィンドウ吹き出しにすると、この現象が起きます。特に、湿度の高い日。日中よりも夕方の方が出やすいです。
ちなみに、結露が出るのは冬とは違って屋外側ですので、ワイパーを動かせば簡単にふき取れます。
建物でも、壁の構成によっては夏型結露逆転結露)の恐れがあります。しかし、冬の結露によって建物が大きな被害を受けたという話や、その物件は目にしますが、夏型結露でそのようなことはあまり聞きません。発生したとしても短時間で、結露量も少ないためでしょう。

壁面よりも結露が生じやすいガラス面で、エアコンを強めにした車内でも、結露が生じるのは写真のようにわずかですので、普通の居室ではあまり深刻に考えるようなものではないのかも?(地下室は別)

同様の条件に近いコンビニのガラスでも、全面びっしりの結露もあまり見ないですしね。エアコンの設定温度が27℃前後であれば、まず大丈夫だと思います。

ちなみに、夏型結露逆転結露)を防止するための材料としては、調湿気密シート(可変透湿シート)という材料を使います。
商品名では、デュポン社のザバーンがよく使われます。覚えておくと何かの役に立つかも知れません。

温度ではなく、湿度を下げるためのエアコン。顕熱、潜熱、全熱(エンタルピ)

2007年08月19日

幾分か涼しくなったと思いましたが、夜に降った雨で少し蒸し暑くなりました。

暑い季節には、エアコンを使う方が多いでしょう。寝苦しいため、寝ているときもエアコンをつけっぱなしの方もいるでしょう。

 

さて、そのエアコンですが、エアコンには温度を下げる役割と、湿度を下げる役割の2つがあります。これは、空気の中には水蒸気の形で水分があり、それが熱を持っているためです。

単純な、乾燥した空気だけが持っている熱を顕熱(けんねつ)

空気の中にある水蒸気が持っている熱を、潜熱(せんねつ)といいます。

そして、顕熱潜熱の合計が、全熱(ぜんねつ)で、エンタルピとも呼ばれます。

 

さて、エアコンの仕事は、どちらの役割が大きいのでしょうか。

 

今から3日前、8月16日の正午の東京は、気温36.5℃、湿度51%でした。これは、不快指数という指数で示すと87となり9割以上の人が暑さを感じる状態です。
また、この空気1m3に含まれる水分の量(絶対湿度)は、21.8gで、エンタルピは20.4kcal/kg(86.9kJ/kg)という値になります。

この空気を、そのまま部屋や会社の事務所に取り入れたら、暑くて暑くて仕事がはかどりませんので、エアコンで28℃に冷やします。

 

事務所で働く人が不快に感じないよう、不快指数を76以下にすることを目標にし、湿度の設定は50%にします。
このとき、気温28℃・湿度50%の1m3に含まれる水分の量(絶対湿度)は、13.6gで、エンタルピは13.9kcal/kg(58.0kJ/kg)という値になります。

 

顕熱比 前置きが長くなりましたが、8月16日正午の東京の外気を、仕事がしやすい環境にするためにエアコンを動かすと、電気代の内訳(エアコンの仕事の内訳)は右のグラフのようになります。


グラフから分かるように、エアコンの仕事は、熱を下げるよりも除湿の方が割合が大きくなっています。
高温多湿と言われる日本の夏では、空気中の水分を取り除くためのエネルギーが、かなり大きくなります。
エアコンの室外機のホースから出てくる水は、エネルギーの塊と言っても良いでしょう。

 

ちなみに24時間換気は、1時間に0.5回、部屋の空気が変わるように計算します。つまり、1時間で部屋の半分の空気が新鮮な空気と入れ替わる訳です。

 


ここから、エアコンのドレイン水から出てくる水の量がわかります。試算してみましょう。

8畳間の部屋の体積は約32m3。1時間に0.5回ということは、1時間に約16m3の空気が入ってくることになります。

 

先の例で、気温36.5℃、湿度51%の空気1m3には、21.8gの水分が含まれていると書きました。この空気を28℃、50%にするためには、13.6gまで水分を減らす必要があります。
従って、(21.8g - 13.6g) × 16m3≒130gとなり、ドレイン管からは1時間に、約130ccの水が出てくることがわかります。これは、ヤクルト2本分に相当します。24時間では3リットルを超えます。

8畳の部屋でこの量です。
延べ床100m2の家を同様に計算すると、1時間に約1リットル。24時間では24リットル程度になります。かなりの水分量ではないでしょうか。

 

世の中に、「夏涼しい」と謳う建物の工法はいくつもあります。
壁の中を空気が通るとか、床下の冷たい空気だとか、そのような工法です。

 

それらの資料を良く見るとわかると思いますが、言及しているのは「温度」つまり、顕熱だけ。冬の暖房の場合、顕熱だけ考えれば省エネは問題ありません。
しかし、高温多湿といわれる日本の夏では、エネルギーの消費を抑えるためには、これまでの例でも分かるように、湿度潜熱)への対策の方が重要です。
それらの工法に関わっている建築関係者の中には、顕熱潜熱の区別さえ分かっていない人も多い(というか、そちらの方が多い)ので要注意です。

 

では、建物側で湿度のエネルギー(潜熱)をどのように削減できるのか?
これが難しい。

 

日射を遮るための庇やすだれ、太陽の熱を反射させるLow-Eガラスなど、建物そのもので対処できるものは、顕熱のみ。
湿度を取り除くためには、エアコンのような機械設備を使わないと困難です。

 

除湿のため、地面に穴を掘り、そこに外気を送り込んで地熱で冷却するクールチューブという方法もありますが、結露水が底に溜まってカビが生じる問題や、人口が多い地域ではその穴を掘る敷地の問題から現実的に難しいといえます。

 

イギリスの建築批評家、レイナー・バンハムは、1965年に書いた、「環境としての建築―建築デザインと環境技術」という本の中で湿度について以下のように書いています。


 環境管理に包含される全ての要因のうちで、湿度はほとんど建築の歴史にとって最も有害で、微妙で、制御しようにもとらえどころのないものであった。


このように、エアコンが出来る前までは、湿度をコントロールすることがいかに難しかったのかが分かります。

 

エアコンや全熱交換機などの設備ではなく、建物そのもので除湿にかかるエネルギーを減らす方法として、余分な水蒸気を入ってこなくするために、気密性能を上げるという方法があります。
(厳密には、気密性能ではなく防湿性能ですが、防湿性能を測る方法はありませんので、気密性能で代用します。)

 

省エネ住宅を本当に作っている人が、気密性能試験を行い、建物の気密性能を高めるのは、防湿性能を上げて、冷房にかかる費用を下げるためでもあるのです。

 

逆に言うと、「気密性能は高くなくても、すき間風があった方がいいんですよ~」などといっている建築関係者は、
「エアコン入れても、すき間からたくさんの湿気を持った空気が入ってきてしまうけど、ごめんなさいね~」と言っているのと同じです。

 

普段、意識することのない「空気」ですが、その特性というものはなかなか奥深いものです。

軽井沢の気候を知る。湿度が高いと言われるけれど?

2008年09月21日

現在、進行中の軽井沢の物件。
軽井沢は湿気が多いため、「建物を空けるときには除湿機が必要だ」と、いろいろなところに書かれています。

今回の物件でも、除湿機が複数台設置されるようになっていましたが、どのような能力・配置が良いのか調べるためには、軽井沢の気候を知る必要があります。

そのため、気象庁の過去の気象データ検索から軽井沢のデータを調べてみました。
なお、データは2007年のもので、1日ごとの平均気温・平均湿度を元にしています。

ちなみに、この平均気温・平均湿度というのが曲者で、本来この2つの気温と湿度のデータはリンクしているべきものです。
しかし、それぞれの項目で平均値としているため、温度と湿度が同じ時間に計測されたデータとは異なり、誤差を持っています。)

まずは、年間の相対湿度の変化。東京は大手町のデータです。

東京と軽井沢の相対湿度の比較
 

これを見ると、確かに軽井沢の相対湿度は、年間を通じて東京よりも高くなっています。梅雨頃から秋にかけて、湿度が100%近くになる日がしばしば見られます。
30年間の平均値である、平年値を調べてみても、軽井沢は、
・6月 84%
・7月 86%
・8月 86%
・9月 88%
・10月 83%
となっており、とても高湿です。


湿度には、パーセントで示される相対湿度の他に、絶対湿度と呼ばれるものがあります。これは、1立法メートルの空気の中に、何グラムの水分があるかで示されます(絶対湿度には、他の表記方法もあります。)


絶対湿度で、軽井沢と東京を比べると次のようになります。

東京都軽井沢の絶対湿度の比較


先のグラフと異なり、絶対湿度で比べると、年間を通じて東京の方が空気中の水分量が多いことが分かります。
つまり、空気中から水分を除去するという作業を考えると、東京の方が除去量が多いということです。

冬の期間を見ると、絶対湿度では東京と軽井沢は大差ありません。
しかし、相対湿度で見ると軽井沢の方が高湿です。つまり、気温が低いということがわかります。
高湿といっても、冬季の絶対湿度の量は、夏の4分の1程度しかありません。

 

次に、時間軸を外して、気温と相対湿度で散布図を作成すると次のようになります。

 

東京と軽井沢の温湿度の比較
 

 相対湿度で見ると、全体的に軽井沢が高湿のところに位置しています。


カビが生じやすい条件を、(いろいろな条件が言われていますが)温度が20℃以上、湿度が75%以上とすると、出現回数は軽井沢が44日、東京が30日でした。

同様に、温度が20℃以上、湿度を80%とした場合には、軽井沢が38日、東京が17日となり、いずれの条件においても、軽井沢は東京よりもカビが生えやすい環境であることがわかります。

 

次にオマケで、気温と絶対湿度の散布図を作成すると、次のようになります。

東京と軽井沢の温湿度の比較(絶対湿度版)

軽井沢のデータを、1時間ごとの計測データで見ると、絶対湿度が22g以上となることがありますが、東京は1日ごとの平均値でも出ています。

さて、ここで除湿に戻りますが、20℃以上の温度において、湿度が高ければカビが生えやすいので、20℃で湿度を50%に落とすことを考えてみます。

20℃・50%の時の絶対湿度は8.7g/m3です。
絶対湿度のグラフに、8.7g/m3のラインを入れると次のようになります。

 

軽井沢の絶対湿度の変化
 

ざっくりと、ゴールデンウィーク頃から、10月中旬頃が除湿の必要期間です。
その他の期間ですが、軽井沢では暖房期間となります。
軽井沢の平年暖房期間は、10月12日~5月2日まで、年間暖房日数が295日と暖房期間が長いのです。

 

軽井沢の1月の平年値は、気温が-3.6℃、湿度は74%。
湿度だけ見ると高そうですが、絶対湿度で見ると、わずか2.8g/m3

20℃・50%に暖めるためには、絶対湿度の差(8.7g/m3-2.8g/m3≒6g/m3)だけ加湿する必要があります。
これは、30坪の家で考えると、1時間当たり、700mlの水が必要になるということです。

そのため、暖房期間中は除湿の心配は要らないでしょう。
除湿どころか、加湿しないと、部屋が乾燥しすぎてしまいますから。


余談ですが、サッシなどが冬に結露するための対策として、「除湿機で除湿しなさい」という書き込みがインターネットの掲示板などにあります。
しかし、ただでさえ乾燥している冬の空気に対して、除湿はナンセンスです。

冬の結露に対して対処すべきはそこではなく、建物の基本的な性能部分でしょう。

 

長くなりましたが、軽井沢ではあまりエアコンによる冷房は行われていないようです。使っても数日だとか。
エアコンによる除湿は効果的ですが、それほど気温が高くない条件であれば、あまり使わないでしょう。

これらの情報を元に、軽井沢での最適な除湿を考えてみました。
以下、次回。

除湿を考える。コンプレッサー式・デシカント・ゼオライト式の除湿機か、再熱除湿式のエアコンか?

2009年07月13日

梅雨から秋の長雨まで、日本では湿気が多い時期があります。
そのときに必要なのが、「除湿

除湿といっても、いろいろな方法があり、何が最適なのか分からないのでいろいろと調べてみました。

除湿の4つの方法

除湿の方法についてですが、冷却方式、吸着方式、吸収方式、圧縮方式の4つに分けられます。
また、それぞれの方式において、複数の方法があります。

除湿の方法


この中で、一般的なものは、冷却方式と吸着方式です。

一般の方が使う除湿の方法は、除湿機とエアコンだけだと思いますので、これをまとめると次のようになります。

 

除湿機とエアコンによる、機器別の除湿方法

 

機器別の除湿方法

 

それぞれについて、説明を書きます。

 

コンプレッサー式の除湿機

一般名称   コンプレッサー式除湿機 
 別の呼び名  (代替)フロン式
 除湿の方式  冷却方式(結露させる) 
 除湿に必要な熱  冷熱 
 エネルギー効率  80%程度 
 室温の変化  室温が2~4℃上がる↑ 
 

コンプレッサー式の除湿機は、基本原理はエアコンと同じ。
圧縮機を使って冷たい部分を作り、そこに結露させることで除湿させます。

コンプレッサー式の除湿機は「冬季の除湿量が減る」ということがデメリットだとされています。
しかし、気温が低いときは、そもそも空気中の水蒸気も少ないもの。
温度10℃・80%の空気を20℃まで暖めると、湿度は43%まで下がります。
室内の除湿目的であれば、そもそもこの指摘そのものがナンセンスな気がします。

居室においては、10℃を下回る条件というのは、快適性からも良くありません。


コンプレッサー式除湿機のメリットは、比較的除湿量が多いこと。
そして、それなりに省エネです。機械の効率的には、80%前後。

 

デシカント(ゼオライト)式の除湿機

一般名称   デシカント(ゼオライト)式除湿機
 別の呼び名  オールシーズン対応除湿機
 除湿の方式  吸着方式(乾燥剤に吸湿させる) 
 除湿に必要な熱  高温熱
 エネルギー効率  50%程度 
 室温の変化  室温が4~7℃上がる↑ 

 

「オールシーズン対応」などと書かれているのが、デシカント式の除湿機です。ゼオライト式とも言われます。
コンデンス式というのもありますが、価格が高く、作っているメーカーも少ないので、一般的ではありません。


お菓子に入っている乾燥剤の例 デシカント式は、吸着方式の分類となり、お菓子や海苔、お煎餅の中に入っているような「乾燥剤」を使った方法です。
乾燥剤は、一定量の湿気を吸ってしまうと、それ以上吸わなくなってしまいますから、乾燥剤を温めて湿気を飛ばします。
これを、「再生」といいます。

余談ですが、家の床下に炭を入れて除湿を試みる人がいますが、「乾燥させる」という工程がないため、永久的な除湿は不可能です。
床下に入れた炭は、一定量の湿気を吸ったらそれ以上吸えません。当然です。ドラえもんの四次元ポケットでないのですから。

話がずれました。

一般的なデシカント式除湿機の場合、再生のために、80℃以上の温度が必要です。
そのため、デシカント式除湿機の中には電熱ヒーターが入っており、乾燥剤を暖めるのですが、ここがエネルギーを多く使います。

乾燥剤を暖めるために電熱ヒーターを使うことから、室温が高くなります。
また、ゼオライトなどの乾燥剤は、吸湿するときに発熱しますので、これも室温が高くなる原因です。
(煎餅などの袋にシリカゲルと呼ばれる乾燥剤が入っていますが、その表面に「水濡れ厳禁」などとあるのは発熱するためです)

 

夏の時期、「湿気を取りたいから」として締め切った部屋で使おうとしても、部屋が暑くなるデメリットから、まず使えません。

 

デシカント式除湿機のメリットはオールシーズン使えるということ。
しかし、消費電力が大きい割には除湿性能は低め。機械の効率的には、50%前後と、コンプレッサー式を下回ります。

 

エアコンのドライ運転(弱冷房ドライ)

一般名称   ドライ運転
 別の呼び名  弱冷房運転ドライ
 除湿の方式  冷却方式(結露させる) 
 除湿に必要な熱  冷熱 
 エネルギー効率  450%前後 
 室温の変化  室温が下がる↓

 

エアコンの冷房運転というのは、除湿も行っており、かなりの省エネ運転です。温度が下がっても良いという条件であれば、一般向けの除湿機器としては、圧倒的に高いエネルギー効率です。

 


エアコンのドライ運転(弱冷房運転ドライ)は、結露によって除湿を行っています。

本格的な夏ではなく、梅雨の時期など少し暑いときに使うのがエアコンのドライ機能。
実はこれ、単に冷房を弱くして運転しているだけですので、冷たい風がでてきます。
あまり冷たい風を出しすぎると冷房になってしまうため、力をセーブしているのがエアコンのドライです。

 

例えるなら、

 

食べ物(湿気)がたくさんあるバイキングで、
「太ってしまうから(寒くなってしまうから)」
という理由で、食べるのをセーブしているようなものです。


実は、もっとたくさん食べられる(湿気を除去できる)のですが、あえて止めているのです。

 

エアコンのドライ運転や、冷房運転では、湿度は成り行きです。
エアコンのリモコンを思い出して下さい。一般的に温度(℃)の設定はありますが、湿度(%)の設定は無いでしょう。


最近のエアコンは、10年くらい前のエアコンの、2~3倍省エネになっています。
これは、吹き出し口の温度を昔よりも温かくしているからです。
昔のエアコンは、吹き出し口が結露するくらい冷たい風を出していましたが、今はそのようなことはありません。

 

最近、エアコンの省エネ化のため、吹き出し温度を温かくする反面、結露の量が減るために除湿機能が低下してしまうという問題が出てきました。
つまり、昔のように冷房をしても湿度が下がらないのです。

 

省エネ化による除湿量の低下と、湿度コントロールを実現する機能として、最近のエアコンの上位機種には、次に示す「再熱除湿機能」が付いています

 

再熱除湿式のエアコン

一般名称   再熱除湿ドライ
 別の呼び名  寒くならない除湿、さらら除湿、カラッと除湿、フルシーズン除湿
 除湿の方式  冷却方式(結露させる) 
 除湿に必要な熱  冷熱温熱の両方 
 エネルギー効率  150%前後 
 室温の変化  変わらない →

 

再熱除湿とは、エアコンのドライ運転と同様に、結露によって除湿しています。

普通のドライ運転と違うのは、冷たい風を室内に送り込まないよう、外気であたためてから室内に空気を吹き出すことです。
そのため、部屋が寒くならないのに、除湿をすることが出来ます。

 

例えるなら、

食べ物(湿気)がたくさんあるバイキングで、
「太ってもいいから(寒くなってもいいから)たくさん食べてしまおう。後で、スポーツジムに行って、運動して痩せるから(あたためるから)いいわ」
という感じでしょうか。

 

再熱除湿では、普通の冷房やドライ運転と比べて、3倍程度の電気代がかかります。
この電気代のアップを、「空気を暖めているから」と説明しているサイトなどがありますが、間違いです。

 

吹き出し空気を暖めるための熱は、室外機から排出される熱を移動させているだけですので、発熱のための電気代はかかっていません。
これだけで、電気代は3倍にはなりません。

 

電気代がかかる理由は、
「結露の量を増やすために、冷媒の温度を低くしているから」です。
また、熱交換器の面積が、再熱除湿中は半分になってしまうことも、原因の1つです。

 

再熱除湿の除湿量は後で示すように、かなり多いです。
電気代は、エアコンの冷房運転と比べるとかかるものの、除湿機と比べたらずっと高効率。
機械の効率としては、150%程度になります。

梅雨の時期になると、エアコンのドライは電気代を使うかどうか?という記事が新聞などに載ります。

 

確かに、再熱除湿機能のついたエアコンは、一般的な弱運転ドライよりも電気代を使います。

しかしそれでも、除湿機と比べたらずっと高効率です。

なお、再熱除湿機能がついたエアコンのリモコンには、湿度(%)設定ができるものが多いです。
逆に言うと、湿度(%)設定ができるエアコンには、再熱除湿機能が付いています。

 

主なエアコン製造元のうち、再熱除湿機能が搭載されている機種は以下の通りです。

●日立
 Xシリーズ
 Sシリーズ
 Eシリーズ
 (M、Lシリーズは再熱除湿なし)

●ダイキン
 Rシリーズ
 Sシリーズ
 Pシリーズ
(C、Nシリーズは再熱除湿なし)

●富士通ゼネラル
 Zシリーズ
 Sシリーズ
(R、Jシリーズは再熱除湿なし)

●三菱電機
 ZXVシリーズ
 JXVシリーズ
 (BXV、AXV、SVシリーズは再熱除湿なし)

●パナソニック
 Xシリーズ
 Vシリーズ
 Rシリーズ
 (SX、EX、F、Hシリーズは再熱除湿なし)

●東芝
 PDRシリーズ
 PDシリーズ
 (PDX、PV、PDRNシリーズは再熱除湿なし)

●シャープ
 Y-SXシリーズ
 W-SVシリーズ
 (Y-SV、Y-SC、W-SEシリーズは再熱除湿なし)

 

 

デシカント式のエアコン

一般名称   DESICA(デシカ)
 別の呼び名  水配管レス調湿外気処理機
 除湿の方式  吸着方式(乾燥剤に吸湿させる)
 除湿に必要な熱  40℃程度の中温熱
 エネルギー効率  350%~420%前後 
 室温の変化  室温(顕熱)は別の機器で調整


ダイキン デシカDESICA ダイキンから出ているDESICA(デシカ)と呼ばれる機種は、一般向けではなくビル向けの設備ですが、除湿について画期的な商品です。

 

方式としては、商品名から分かるようにデシカント式の装置です。 
しかし、乾燥剤の再生温度が、一般的な80℃以上の半分となる40℃と低温。

 

日本の夏の外気が30℃後半になることを考えると、40℃で再生できるというのはこれが限界。
これ以下にすると、外気37℃~38℃程度の場合に除湿ではなく、湿度を放出してしまうからです。

 

再生にはヒーターを使わず、ヒートポンプ技術を使っています。
そのため、低ランニングコスト。
エネルギー効率は350%~420%ほどで、デシカント式除湿機と比べたら、6倍程度の高効率です。

40℃程度の熱源であれば、夏季の太陽熱温水器でも十分すぎる温度ですから、「太陽熱で除湿」ということも技術的には可能でしょう。 

 

現在はビル用かつ受注生産品のデシカですが、一般エアコン向けの商品が開発されたら、除湿の効率が高くなりそうです。  なんとかなりませんか?ダイキンさん。

 

除湿機とエアコンの、除湿能力の比較

除湿機とエアコンの、除湿能力の比較をしてみます。

 

それぞれ、比較した機種は以下の通りです。
価格.comのランキングで人気があり、Webサイト上で情報が細かく載っている機種を元に選んでいます。その他の細かい理由はありません。

 再熱除湿エアコン:日立 RAS-X40Y2
 コンプレッサー式除湿機:CORONA CD-Hi185
 ゼオライト式除湿機 :三菱 MJ-Z70DX

 

まずは1日当たりの除湿量の比較です。
エアコンとコンプレッサー式除湿機の除湿能力は、室温27℃・湿度60%のものですが、ゼオライト式(デシカント式)除湿機の除湿能力は、(他社でも)室温20℃・湿度60%での条件と、基準が異なっています。

 

ゼオライト式(デシカント式)除湿機は、発熱量が多いので、27℃の環境で使うことはないということでしょうか。(室温が30℃を超えてしまうため)

 

この計測条件の違いから、ゼオライト式(デシカント式)除湿機と他の機種を直接比較するのは無理がありますが、参考まで。

1日当たりの除湿量の比較

これを見ると分かりますが、エアコンの除湿能力は除湿機よりも圧倒的です。

除湿を考えるなら、普通の除湿機よりも再熱除湿機能が付いたエアコンが有利です。

 

しかしこのグラフには消費電力がありませんので、消費電力で除湿量を割ると以下のグラフになります。

 

消費電力1W当たりの除湿量[mL]

これを見ても、再熱除湿エアコンが、一般向けの除湿装置としては最も高効率であることが分かります。

エアコンよりも除湿機の方が消費電力が低いと思われていますが、除湿機は効率も低いため、単位電力当たりの除湿量も悪いのです。

 

ちなみに、先に出たDESICA(デシカ)や、普通のエアコンの冷房運転は、再熱除湿のさらに 2.3倍以上の効率ですから、普通の除湿機とは、比較にならないくらいの高効率です。

 

除湿機とエアコンの、除湿に関するまとめ

除湿機とエアコンの、除湿に関するまとめをすると、以下のようなことが言えます。

  • 一般に「除湿は除湿機」と言われますが、効率・能力、ランニングコストいずれでも、エアコンが除湿機を上回ります。
  • 除湿について聞いたとき、単純に除湿機を薦めてくる建築関係者には注意しましょう。エネルギーについて疎い可能性があります。
  • エアコンは非常に優れた除湿機です。
  • エアコンが設置できる場所については、除湿機よりもエアコンを使って除湿するのが理想です。
  • エアコンのドライ運転が、冷房よりも電気代が高いか安いかは、再熱除湿を使っているかどうかによります。
  • 再熱除湿運転は、除湿として考えると高効率ですが、冷房としてはコストが高くなります。暑い場合には、再熱除湿運転のドライではなく、弱冷房運転のドライが良いでしょう。
  • 洗濯物を室内干しする部屋には、再熱除湿機能が付いたエアコンを選ぶことをオススメします。除湿機よりも早く洗濯物が乾きます。
  • 再熱除湿機能が付いたエアコンは、各社から販売されています。

 

このエントリーの参考資料
 室内環境と湿度 ~効果的な除湿とは~ 九州芸術工科大学 客員教授 北原博幸[PDFファイル]

バックナンバー

About 気候・気象

ブログ「ホームインスペクター大下達哉の「建物調査(インスペクション)日記」」のカテゴリ「気候・気象」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。
過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリは次世代省エネ基準です。

次のカテゴリは気密です。

他にも多くのエントリーがあります。
HOMEバックナンバーもご覧下さい。

RSS Atom
さくら事務所へのリンク
かものはしプロジェクト
一戸建てってどうよ?【関西限定】
コラム執筆中
© Copyright 2004 - 2010 OHSHITA Tatsuya. All Rights Reserved.