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物件から分かる、工事当時の現場管理状況。住宅診断の現場から

2008年07月02日

先月のホームインスペクション(住宅診断)に関するエントリーの、
 ・ホームインスペクション(住宅診断)で見た、小屋裏でのトラブル
 ・あおり止め金物(ハリケンタイ)の取り付けミス
と同じ物件における、床下の写真です。

土台の継手が、床下換気穴の上部に来ている
 

これを見たとき、
「あぁ、工事が行なわれた20年前、現場の管理がしっかりと行き届いていなかったのだな」
と思いました。しかも、工事着工前の図面段階において。

それはナゼか?

土台の継手が、床下換気口の真上に来ているからです。
これでは、弱い継手部分を、アンカーボルトで補強することができません。

土台の図面(土台伏図)と、基礎の図面(基礎伏図)をしっかりと照合していれば、このようなミスは起きません。
このような施工になるのは、図面の段階でしっかりとチェックしていないからです。

前回のエントリーにおける指摘は工事途中のミスですが、このミスは設計段階によるもの。

工事の着工前に、基本的な整合性の確認を行って欲しいものです。


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サービスご依頼の理由、「情報の非対称性」

2008年07月01日

ある商品の取引の際、商品の提供側と購入側がそれぞれ持つ情報に、大きな格差がある生じていることを、「情報の非対称性」といいます。

例えば、医療や住宅・不動産は「情報の非対称性」が大きな分野です。

住宅や不動産の場合、小さな会社でも、年間に10棟程度、大きな会社であれば、1万棟を超える取引を行っています。
その中には、敷地条件や支払い条件などが特殊なものが多数含まれているでしょう。

これに対して、住宅・不動産の購入側は、一生に一度の買い物とされるほど経験数が少ないものです。
住宅・不動産の提供側と購入側が持つ情報量には、圧倒的な差があります。

最近はインターネットなどで情報があふれており、昔よりは情報を得やすくなったものの、間違った情報もあります。
特に、住宅関連の掲示板などで、一般購入者同士のやりとりを専門側の立場から見てみると、誤った情報が多々あります。


品質チェックの最終報告の際、サービスをご利用された理由をお聞きすることがあります。
ここ1年間ほどのうち4名の方が、サービスをご利用された理由に、この「情報の非対称性」を挙げました。
情報量の差が大きすぎて、自分が勉強しても追いつけないという方や、「情報の非対称性」とズバリおっしゃった方もみえます。

ちなみに、この4名の方はいずれも専門色の強い業種で、外資系あるいは海外勤務のある方でした。

建築中のチェックを、「単なる検査業務」目的ではなく、「情報の差を埋める」とご理解頂けていると、私としてはやりやすいです。
しかし、サービス前の面談などでいろいろとお話を聞いていると、欠陥住宅にならないためのチェックではなく、「情報の非対称性」を埋めるためにご利用されている方が増えているように思います。


私自身、サービス提供側との情報差が大きいと判断した時には、専門家にお願いしたことがあります。

それは、子供が生まれることが分かり、生命保険に入った時。
生命保険の勉強のため、いくつか生命保険に関する本を読んでみました。

すると、本によって書いてあることが微妙に違いました。これは、住宅関連の本でも同じです。
ある会社などに所属している方が書いた本だと、どうしてもその会社に有利になっていますからね。

また、本を読んでいると、保険の証書に書かれている細かい文字の内容まで、複数の会社の商品に対して完全に理解するのは無理だろうと分かりました。

 

そのため、私は独立FPとして活躍されている、五十田三洞さんという方に生命保険の設計をお願いし、頂いた資料(A4用紙 20枚超)を元に生命保険の契約をしました。
生命保険は使うことが無いのが理想ですが、「万が一の時にも、保険を組んでいるから」という、家族に対しての一定の安心感があります。

当然、生命保険設計に関する費用はかかりましたが、情報はタダではないので、良い情報にお金がかかるのは当然です。
また、それで削減できた金額、払う必要が無かった金額は、サービス金額をずっと上回ります。

『「自分が分からない」ということを知る』
ということは、大切なことではないかと思います。


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油断大敵 全国安全週間ポスター

2008年06月28日

品質チェックの現場に貼ってあった、全国安全週間のポスター。

油断大敵の文字と共に、金魚を狙っている猫の写真。

金魚が油断していなくても、危険が迫っているような。



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あおり止め金物(ハリケンタイ)の取り付けミス

2008年06月26日

下の写真は、「ホームインスペクション(住宅診断)で見た、小屋裏でのトラブル」で書いたものと同じ物件。
小屋裏から、屋根の軒先を見た様子です。

あおり止め金物(ハリケンタイ)の取り付けミス

中央に見える金物は、あおり止め金物や、ハリケンタイと呼ばれるもので、強風時に屋根が飛ばされないようにするためのものです。

良く見ると、金物にある下側の穴に、釘が1本しか入っていません。
写真では見えませんが、屋根垂木に留まっている、金物の上部も同じく1本のみの固定となっています。

なぜ、釘が1本しか入っていないのでしょうか。
これには、金物の取りつけ位置があります。

本来、この金物は次の図のように、屋外側に取り付けます。

あおり止め金物の正しい取り付け方
 

しかし、この物件では室内側になっていました。当然ながら、屋根の勾配だけ距離が長くなりますので、同じ金物では釘が打てないのです。

あおり止め金物の誤った使い方
 

 室内側から出来る、長さの長いあおり止め金物もありますが、今回のこの現場のものは、短いタイプですので、室内側からは留められません。

ちなみに、釘の種類も間違っており、本来使うものよりもずっと細いものが使われています。
この建物を建てた大工さん、今でも間違って施工していませんように・・・。

工事の施工を考えると、屋外側から取り付けた方が、ラクだと思うのですが!?


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ホームインスペクション(住宅診断)で見た、小屋裏でのトラブル

2008年06月26日

下の写真は、昨日行った、一戸建てのホームインスペクション(住宅診断)において、小屋裏で撮影したもの。物件は築20年の木造在来工法。

梁が回転してる

こういうパターンを見たのは初めて。
屋根を支える梁が、右側に回転しています。

本来はかからない、横方向の力が梁にかかっているのでしょう。
点検口の位置から、写真の場所まではたどり着けなかったので、残念ながら原因の完全特定は出来ませんでした。

地震などでさらに横方向の力が加わると、小屋束が外れてしまい、屋根が突然、ベコッ!と沈んでしまう可能性もあるでしょう。

購入希望者はリフォーム費用を見積もっているものの、この他に見つかった多くの指摘事項を直すためには、想定以上の費用がかかりそうです。


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一定期間の過ぎたファイルを、自動的に削除する【Cybozu・サイボウズの管理】

2008年06月23日

3回連続で、パソコンネタ(サーバーネタ)です。

2つ前のエントリーには、実はサーバー管理上の不足があります。

それは、圧縮されたサイボウズのバックアップデータが、サーバーにどんどん残ってしまうことです。
サイボウズのバックアップデータは、圧縮しても数百MB、ユーザー数が多いところでは、数GBになると思います。
大容量ハードディスクが安価になったといっても、毎日これだけ増えていては、ハードディスクがすぐにいっぱいになってしまいます。

サイボウズのバックアップ機能では、5世代前までのバックアップに限られますので、5日間経過したバックアップファイルは消してしまいます。

コマンドは以下の通り。findコマンドを使います。

 /usr/bin/find /var/cbbackup-compress -type f -mtime +5 -exec rm '{}' ';'

findコマンドは、環境によって異なる場合がありますので、ご自身の環境での位置を知りたい場合には、which find して下さい。

-type fは、ファイルの検索を示しています。
-mtime +5は、最終更新日時から、5日間経過したものという意味。

findコマンドによって該当のファイルが見つかった場合、-execで別のコマンドを実行し、rmでファイルを削除します。 

このコマンドをcronジョブに登録して、定期的に実行させます。

以上、ホームインスペクターなのか、システムエンジニアなのかよく分からない、3連続エントリーでした。

参考にさせて頂いたサイト(ありがとうございます)
 ・変更後一定期間が経過したファイルを探すには


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FFFTPで、サーバーのデータを毎日自動バックアップする【Cybozu・サイボウズの管理】

2008年06月23日

前回のエントリーに引き続き、パソコンネタ(サーバーネタ)です。

サイボウズのバックアップデータをローカルにコピーするため、以下のウェブサイトを参考に、FFFTPをコマンドラインで動かします。

 ・FFFTPによるWebSiteの自動バックアップ方法
 ・FFFTPオンラインヘルプ
 ・みんな、バッチとタスク使ってるぅ~?

FFFTPの設定画面例です。

FFFTPの設定例

この場合、ホストの設定名は「cybozu-backup」です。

FFFTPにより、
 ・この設定ファイルのサーバーにアクセスし、
 ・指定のディレクトリをミラーリングダウンロードし、
 ・FFFTPを自動的に閉じる
ためのコマンドは以下のようになります。
なお、FFFTP.exeは、CドライブのProgram Filesの、ffftpというフォルダに入っているとします。

C:\Program Files\ffftp\FFFTP.exe -s "cybozu-backup" -d -f -q[Enter]
exit

なお、Windows2000サーバーの場合には、Program Filesと指定してもエラーになりますので、

C:\PROGRA~1\ffftp\FFFTP.exe -s "cybozu-backup" -d -f -q

とします。

このコマンドでFFFTPが起動し、自動的にデータをダウンロードできます。
メモ帳を開き、上記コマンドを入力・保存した後、拡張子を .batに変更すると、バッチファイルの出来上がり。

あとは、タスクスケジューラに登録すれば、毎晩自動でダウンロードしてくれます。
この時、ダウンロードの開始時間(タスクスケジューラの登録時間)は、前回のエントリーで書いた圧縮ファイルの作成後にして下さい。

ちなみに、ローカル側にダウンロードしたデータは、ローカルのサーバーのバックアップスケジュールによって、さらに別のハードディスクに保存しています。
つまり、この方法により、サイボウズのバックアップデータは、毎晩、3台の異なるハードディスクに、5世代バックアップされます。
これだけ取っておけば、トラブルの際にも、まず復旧出来ると思います。


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Cybozu(サイボウズ)のバックアップディレクトリを毎日圧縮する

2008年06月23日

今回は、パソコンネタ(サーバーネタ)です。興味の無い方は読み飛ばして下さい。
このエントリーで、世の中のどこかのサーバー管理者の役に立てることを願って。私の備忘録という話も。

さくら事務所では、Cybozu(サイボウズ)というスケジュール管理ソフトを使っています。このソフトで、システム設定の中に、サイボウズで使うデータのバックアックをすることが出来ます。

データの多重化を行なうため、ローカルにFTPで定期的にダウンロードしようかと思いました。
しかし、このサイボウズ標準のバックアップシステムでは、データのディレクトリを丸ごとコピーするだけのもの。
FTPでダウンロードしやすいよう、圧縮を考えてみました。サーバーは、Linux系です。

時間的な流れでは、以下のようになります。

  1. Cybozuの標準機能でデータをバックアップ(最大5世代)
  2. 作成されたバックアップディレクトリをtar、gzipで圧縮
  3. FFFTPを使って、圧縮されたファイルをローカル側へダウンロード

サイボウズの標準機能でデータをバックアップすると、指定した保存先に、「cbbackup(世代名)」のディレクトリが作成されます。
世代名は、作成の年月日時分秒になります。
つまり、yyyymmddhhmmss形式。

サイボウズのバックアップ保存先を /var/cbbackup、圧縮先を/var/cbbackup-compress とすると、圧縮のためのコマンドは以下の通り。

/bin/sh[Enter]
set `date +%Y%m%d`[Enter]
usr/bin/find /var/cbbackup -type f -name '*.mrr' -mtime -1 -exec rm '{}' ';'[Enter]
find /var/cbbackup -type d -name 'cbbackup*' -mtime -1 -print > /var/cbbackup-compress/bklist$1.txt[Enter]
cd /var/cbbackup-compress[Enter]
/bin/tar zcvf cbbackup$1.tar.gz -T bklist$1.txt[Enter]

最初に、今日の年月日の数字を、変数 $1に代入
次に、サイボウズによって勝手に作られる、*.mrrファイルを容量削減のために削除。
1日前までに更新されたディレクトリのリストを作成
ディレクトリ移動
リストを元にして、ディレクトリを圧縮
という流れです。

このコマンドにより、2008年6月23日のバックアップデータは、/var/cbbackup-compress/というディレクトリに、cbbackup20080623.tar.gz というファイル名で保存されます。

コマンドが正しく動くのを確認した後、cronジョブに登録しておきます。

ちなみに、dateコマンド、tarコマンドは環境によって位置が異なる可能性がありますので、それぞれwhich date、which tar で確認して下さい。

参考にさせて頂いたサイト(ありがとうございます)
 ・ディレクトリ下の定期バックアップ
 ・office7のリストア検証
 ・RedHat-Linuxメモ


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WindowsXPで、4GB以上のメモリを有効に使う、RAM Disk

2008年06月20日

私の新しいパソコンには、4GBのメモリを積んでいます。
メーカー製のパソコンでは、今日でも4GBのメモリを積んでいるのは少数でしょう。
しかし今日メモリは、4GB(2GB×2枚)でも、8,000円程度ですから大した金額ではありません。
(ゴールデンウィークの特売では、5,000円くらいの店もありました)

私のパソコンには、WindowsVistaではなく、WindowsXP Professionalを入れています。
現時点では、Vistaを入れるメリットを全くといっていいほど感じられないからです。
ちなみに私は、VistaのAeroどころか、WindowsXPのLunaでさえ使っていません。

WindowsXPは、32bitのOSですので、メモリを4GB以上積んでも、実際に4GBを認識することができません。
3.25GB程度の認識で、約760MBが使えないのです。これは、32bitOSの制限です。

このメモリの制限の件で先月広く知られたのが、この使えない領域を使う方法。
RAM Diskという方法で、ハードディスクのように、この使えない領域を使うことが出来るのです。

32bit Windowsの管理外領域をRAM Diskに使う
  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0512/ramdisk.htm

RamDiskができた。 早速、Gavotte Ramdiskというソフトをダウンロード。
設定を実行し、何事も無く成功しました。
マイコンピューターを見ると、RドライブにRamDiskが作られ、767MBが割り振られています。
ちなみに、Rドライブのフォーマット形式はFAT32になっています。

早速このRamDiskの速度をテスト。

CrystalDiskMarkで、RAM Diskのスピードをチェック

普通のハードディスクではあり得ないスピードです。
読み込み速度が、5GB/sec近いです。

ちなみに、ハードディスクで同じテストをするとこのような結果に。
ハードディスクは、Hitachiの500GBのもの(HDP725050GLA360)です。

CrystalDiskMarkでHDP725050GLA360をチェック

読み込みで100MB/sec近く出ていますので、昔と比べるとずっと速いのですが、RamDiskと比べるとやはり遅い。
この結果を見るとRamDiskは、ハードディスクの50倍くらい速いです。

現在はこのRAM Diskをブラウザのキャッシュと、画像処理ソフトの仮想記憶ディスクに割り当てています
画像処理ソフトの方は効果バツグンで、大量の画像を開いても、サクサクと動きます。

メモリを8GB以上積んで、OSが認識できない領域を全てRAM Diskにする人が増えている理由が分かりました。


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マキタ (makita) の現場用ラジオ、MR100

2008年06月18日

さくら事務所の設計コンペを行った物件に、内装下地の確認へ。

現場は来月が内覧会。
進捗状況から考えると、工期に無理はありません。

マキタのラジオ MR100 この現場で気になった物が。
それは、マキタのラジオ

マキタは、電動ドリルや、電動ドライバー、丸ノコなどの電動工具を作っている会社です。

そういえば先月、タモリ倶楽部でマキタが取材されていましたね。
マキタの電動工具で空耳アワーのテーブルを作っていました。

そんな工具メーカーのマキタが、ラジオを作っているとは初めて知りました。

このラジオの持ち主は27才の若い大工さん。
若いながらも大工さん達を束ねています。

このラジオ、現場向きのため防水性があり、ホコリや衝撃にも強い。
普通のラジオは落としたり蹴飛ばしたりするとすぐに壊れてしまうけど、このマキタのラジオは大丈夫だとのこと。

電源はACアダプターの他、「あの」マキタのバッテリーが使えます。(建築関係者なら分かるはず)

音質ですが、現場によくある普通のラジオよりずっと良く、低音も出ていました。

しかし、重量が4.2kgあるのは重め。気になる値段は定価で2万円、実売はこの3割引ほど。どうでしょう?

□オマケ
このラジオに関する、スタパ斉藤さんのレビューがありました。
やじうまロングレビュー マキタ「MR100」 タフな“漢たちのラジオ”

□オマケ2
マキタといえば、Mr.BIGの元メンバー、ポール・ギルバートによる「ドリル奏法」。
これは、マキタの電動ドリルにピックを取り付けて演奏するものです。

Youtubeを探したら出てきました。
「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」での有名なギターフレーズです。





ちなみに、マキタの社歌「I Love You Japan」はMr.Bigによって作られたそうです。



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