セキスイハイム 初の海外本格進出
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セキスイハイム 初の海外本格進出
◇タイでユニット工法の強みを活かした住宅事業をスタート タイの住宅市場の概況は以下の通り。
(1)市場規模
(2)タイの住宅の現状と課題 実質事業初年度となる2010年度は年間100棟、2013年度には年間1,000棟の販売を計画。 |
日本経済研究センターの発表によると、国内における今後 5年間の住宅着工戸数は、年平均90万戸になる見込みです。
日本は、今後人口が減ることに加え、現時点でも世帯年収が減っていることもあり、これまでのように着工戸数が100万戸を大きく超え
るということは難しいのかも知れません。
しかし、アジア圏で見れば、これからも住宅の着工戸数の伸びが期待できます。
今回のこのニュースリリースでは、セキスイハイムがタイに進出するとされています。
年間 30~40万戸が着工し、そのうち富裕層向けが15%とすると、約 5万戸。
富裕層だけを対象として、1%の着工を請け負うことができれば、棟数は500戸。少ない数字ではありません。
海外に進出する場合、ポイントとなるのはその建物を作る工法が、いかに簡単で合理的であるかどうかだと思います。
施工が難しい工法では、職人を育てるまでに時間がかかります。
在来軸組工法のように難解で、細かなルールが定められておらず、力学的に不合理な点が多い工法では、海外進出は難しいでしょう。
ツーバイフォーであっても、日本版ツーバイフォーと、北米型のツーバイフォーは細かなルールが違い、北米型の方が効率的と言われています。
その点、セキスイハイムのような工業化が進んだ企業は有利です。
工場でほとんどの部分を作るため、現場作業が少ないからです。
工場は日本の工場を使えば新たな投資は最小限で、輸送費のアップだけです。
従って、基礎コンクリートさえ正確に出来ていれば、上物は高い精度で組みあがります。
セキスイハイムの他、鉄骨系のハウスメーカーは工場生産の部分が多いので、海外進出は同様に有利です。
現場工事のポイントとしては、基礎コンクリートを作る職人を、いかに育てるのかという点かも知れません。
鉄骨系のハウスメーカーの基礎コンクリートは、木造系の基礎と比べて精度が高く、作る職人にも能力が要求されるためです。
高い精度が求められる商品に、カメラがあります。
カメラの部品は小さくて精密なものが多数使われており、その生産には高い技術が必要と言われています。
しかし現在、大手カメラメーカーのニコンの主力製品は、タイで生産されています。
日本で作られたカメラよりも、タイ産の方が不具合の率が低いとさえ言われています。
それほど、現地の社員が、高い技術を持っているということでしょう。
今日の日本の若者と比べ、タイの若者の方がハングリー精神が強いでしょうから、基礎コンクリートの精度も、あっという間に高くなるかも知れませんね。
そうなれば、タイの人々に性能の高い住まいが提供できるとい
う点で、メリットが大きいと思います。


