最近の新築一戸建てのサッシは、ガラス面で言えばペアガラスから、Low-Eペアガラスの流れに移っています。最近は小さな建設会社でも、Low-Eペアガラス標準が増えてきました。
窓枠については、現在は樹脂とアルミの複合サッシが主流になってきている印象です。最近のアルミサッシは、断熱補強されているものの、樹脂とアルミの複合サッシと比べると性能が落ちます。
建物の仕様書を見ると、サッシメーカーと商品名が書いてあり、それがアルミサッシなのか、複合サッシなのか一目では分からないことが多いと思います。(アルミサッシなのに、「樹脂アングル使用」という分かりにくい表現をしているところも)
そこで、一般的なサッシメーカーの商品名と、商品の区分けを一覧にしてみました。右側に行くほど、省エネルギー性に優れたサッシになります。
| 製造元 |
アルミサッシ |
樹脂+アルミの複合 |
オール樹脂 |
| トステム |
デュオPG
デュオSG |
シンフォニー
フォンテプラスII |
マイスターII |
YKK AP
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フレミング J
エイピア
ウインスター |
エピソード |
プラマードIII
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新日軽
|
アリッツ |
アルプラ
アルプラクラス
ファインフレーム |
フォルティア |
| 三協立山アルミ |
MADIO P
MADIO S |
MADIO M
MADIO J |
アルペンPL
(シャノンのOEM) |
| 不二サッシ |
アリッツ PG
アリッツ SG |
アルプラクラス |
- |
エクセルシャノン
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-
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-
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全商品 |
| ATWILL |
- |
-
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全商品
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アルミサッシ から、アルミと樹脂の複合サッシに変更する差額は、30坪程度の住宅であれば、30万円弱ほどが多いと思います。
建物の省エネルギー性は、今後ますます高いレベルが求められていくでしょうから、現時点では最低でもアルミと樹脂の複合サッシを選びたいものです。
ニューヨーク州では、アルミ+樹脂の複合サッシでは、性能不足で家が建てられない
「日本のサッシは、アルミから、アルミと樹脂への複合サッシに変わってきて、省エネが進んでいるな」
と思われるかも知れませんが、世界的に見ると実はとても遅れています。
アメリカ、ニューヨーク州では家を建てるとき、熱貫流率 1.98[W/m2・K]以下の高性能サッシを使うことが義務付けられているそうです。
ちなみに、日本の次世代省エネルギー基準では、東京を含む日本の人口の過半数以上が住む地域において、4.65[W/m2・K]という基準。札幌でも、2.33[W/m2・K]です。
中国の北京におけるサッシの基準は、2.00[W/m2・K]、北京よりも暖かい上海で2.5[W/m2・K]になるそうなので、日本よりも厳しい基準です。
アメリカ、ニューヨーク州の窓の断熱基準、熱貫流率 1.98[W/m2・K]以下にするためには、アルミ+樹脂サッシに、Low-Eペアガラスを入れても達成できません。
つまり、日本で一般的になってきているアルミ+樹脂サッシでは根本的に性能不足ということです。
熱貫流率 1.98[W/m2・K]以下にするためには、オール樹脂サッシ+Low-Eペアガラス、またはオール木製サッシレベルが求められます。
日本の場合、次世代省エネルギー基準の採用は任意かつ、基準そのものが世界的に甘く、世界的に見てとても遅れていることを認識する必要があります。
長い目で見たら、オール樹脂サッシ・木製サッシの流れ
サッシの省エネルギー性を考えたとき、日本も長い目で見るとオール樹脂サッシへと移り変わってくのは必至です。
オール樹脂サッシは高いと言われますが、これは仕入れによって大きく変わると言えます。
以前、全国展開している施工会社に依頼し、都内で建築された方の樹脂サッシは、東北の支店で購入して、輸送して頂きました。その方が安いからです。
また、福岡で新築された方は、北海度の知人に依頼して樹脂サッシを送ってもらい、建物に取り付けましたが、輸送費を含めても、地場工務店の仕入れより安かったそうです。
樹脂サッシで懸念となる防火ですが、現在では防火樹脂サッシもあります。
※モンタージュ 防火窓
建物が建った後では、交換が難しいサッシですので、できる限り新築時に高い性能を得たいものです。