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工務店、建設会社の社長さん、品質管理の担当者さん、ホールダウン金物用アンカーボルトは、異形のものにしませんか!

2010年01月31日

ホールダウン金物の取り付け例 阪神淡路大震災の後、広く使われるようになった、ホールダウン金物。


地震で建物が揺れたとき、柱が基礎から抜けないようにするための、非常に重要な金物です。

 

このホールダウン金物を取り付けるアンカーボルトは、直径16mmのものが一般的。

形状は、アルファベットのJの形をしているものがよく使われています。

ホールダウン金物用アンカーボルト
 

このホールダウン金物用アンカーボルトが、地震による引張力を受けて基礎コンクリートから抜けないようにするため、コンクリートへの埋め込み深さは、360mm以上必要です。
(ホールダウン金物の必要耐力が35kNの場合は、500mm以上)

 

実は、この360mm以上という数字が、なかなかの曲者です。

 

一般的な基礎の立上り高さは、地面から400mm。
「400mmあれば、360mmは埋まるのではないか」
と思われるかも知れません。確かに入ります。

ベタ基礎の図
 

一般的に基礎のコンクリートは図の 1と2の、2回に分けて流します。この場合、1が終わった段階で、ホールダウン金物用アンカーボルトを入れても、規定の360mmを満たしません。

2の、基礎立上りの一番上には、水平精度確保のために「レベラー材」という水のようなコンクリートを流します。
レベラー材は強度が低いので、埋め込み深さに含めないのが安全です。

 

現場で基礎工事をする職人さんで、この「360mm埋め込む」というルールを、ご存知でない方を何度も目にしてきました。
施工業者からは、「基礎天端から上に出る長さ」は指示されるものの、埋め込み深さを指示されていないというものです。

 

ホールダウン金物用アンカーボルトを入れた例 埋め込み深さを確保するため、一般的な基礎の立上り高さの場合、ホールダウン金物用アンカーボルトは、1のコンクリート打設時に入れておく必要があります。

 

たったこれだけのことですが、ホールダウン金物用アンカーボルトの位置精度を高めたい場合、実はコンクリート打設2回目の段階で入れる方が理想です。

 

それでは、埋め込み長さの問題をどのように解決したら良いのでしょうか?基礎の高さを高くしてしまうという方法もあります。

例えば基礎の高さを、地面から450mmにすれば、2回目の打設の時でも、400mm近くありますので埋め込み深さは大丈夫です。

 

その他、基礎の高さを変えずに、アンカーボルト側で対処する方法があります。
異型のホールダウン金物用アンカーボルトを使えば良いのです。

 

異径のホールダウン金物用アンカーボルト

異形のホールダウン金物用アンカーボルトを使うことで、通常の丸棒を使ったアンカーボルトと同じ強度を、たった200mmの埋め込み深さで得ることができます。 

 

大手ハウスメーカーの基礎工事では、異形のホールダウン金物用アンカーボルトを使うのが常識のようになっています。
埋め込み深さと、基礎精度の両立です。

 

タナカ 異形Sアンカーボルト

 

異形のホールダウン金物用アンカーボルト 三井ホーム

コストアップは微々たるもの。
ほとんど変わらないと思います。

 

工務店、建設会社の社長さん、品質管理の担当者さん、ホールダウン金物用アンカーボルトは、異形のものにしませんか!


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