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太陽の光と熱を家庭で併用 2011年に住宅用システム発売 新日石

2009年11月04日

新日本石油は太陽光と太陽熱を同時に有効活用する家庭用エネルギーシステムを開発する。
発電や給湯、暖房用のエネルギーを供給し、光熱費の節約や二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。2011年に発売し、住宅メーカーなどに採用を提案する。


新システムは太陽光発電パネルと集熱パネルを住宅の屋根に組み込んだ構造。
太陽光パネルで発電して室内の照明などに電気を供給し、集熱パネルで温水をつくり風呂などにまわす。

パネルと屋根の土台の間には約7センチメートルのすき間をつくり、この空間で暖めた空気も室内に送り込んで暖房などに利用する。

http://sumai.nikkei.co.jp/news/latestnews/index.cfm?i=2009102310643p2 

太陽光+太陽熱というシステムは他社からも出ていますが、取り上げてみました。


太陽エネルギーの利用というと、現在では太陽光発電が一般的。
しかし、エネルギー効率の面から考えると、太陽熱を利用した方が5倍前後効率的です。


今回の商品は、太陽光と太陽熱の両方を得られるというものです。


日本の太平洋側は冬季でも日射量が多いため、太陽熱温水器を使うと40℃前後のお湯が得られます。
冬季の室温はだいたい20℃前後ですので、上手く使えばこの太陽熱のエネルギーで暖房することができます。

夏季には、太陽熱温水器でお湯を作ると手で触れないほどの高温になります。


屋根部分に太陽熱の集熱パネルを設けてお湯を作ると、小屋裏の温度を低くできるというメリットもあります。
作り方にもよりますが、太陽熱温水器を使うことで、小屋裏温度を通常よりも20℃近く低くすることもできるようです。


今回のニュースでは価格に触れられていませんが、できるだけ安価だといいですね。

再生可能エネルギーを利用した省CO2推進モデル事業を実施 東京ガス

2009年11月11日

 再生可能エネルギーを利用した建物間融通型エネルギーの面的利用による省CO2推進モデル事業、東京ガス熊谷支社およびマロウドイン熊谷に熱融通システムを導入

太陽熱を所有者の異なる民間建物間で熱融通することは、日本で初めて。

 http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20091105-01.html

 

オフィスビルや事務所は、お湯の需要があまりありません。
これは、お湯をたくさん使うシャワーやお風呂が無いため、お茶を入れるお湯程度だからです。

 

これに対してホテルには、各部屋ごとにシャワーとお風呂があるのが普通。
設備設計において、お湯の需要は、オフィスビルや事務所では、1人当たり10リットル程度としますが、ホテルの場合には、150リットル前後で考えます。
そのくらい、お湯の需要に違いがあるということです。

 

今回のニュースリリースは、東京ガス熊谷支店の屋上で得られた太陽熱を、隣のホテルに使ってもらおうというもの。

 

オフィスビルでは、週末の出勤者が少なくなります。
これに対してホテルでは、週末ほど滞在者が多いため、熱需要のタイミングにおいて、良い組み合わせだといえます。

 

今まで使わずに無駄になっていたエネルギーを、建物の間で融通して使うというアイデアは面白いと思います。

地域熱供給(地域暖房)のミニ版とも言えるかも知れません。

 


地域熱供給(地域暖房)といえば、ヨーロッパではよく採用されているゴミ焼却場から出た熱を利用するシステム、日本では少数です。

ゴミ焼却場と熱を必要とする住宅までの距離、それに必要な導入コストなどハードルは高いかも知れませんが、ゴミ焼却場の排熱はもったいないと思っています。
火力発電所などの排熱も同じですが。


熱は、電気のように簡単に遠くに運ぶことは出来ませんが、今捨てている熱を、何かの形で利用できたらいいですね。

ホームインスペクター資格試験

2009年11月14日

本日は、ホームインスペクター資格試験です。
あと、1時間ほどで試験が始まります。

 

私は、2日ほど前から風邪気味で、ダウン中・・・。頭痛い。

三菱地所/国交省「住宅・建築物 省CO2推進モデル事業」認定 吉祥寺エコマンション計画着工

2009年11月18日

 三菱地所/国交省「住宅・建築物 省CO2推進モデル事業」認定 吉祥寺エコマンション計画着工

外断熱工法、断熱木製サッシ、LED照明、床チャンバー型空調システム、太陽熱利用など環境対応技術の導入で年間13.3tのCO2削減へ

物件の規模は4階建て延べ703平方メートル。総戸数9戸。
間取りは1LDK~4LDKで、専有面積は56~72平方メートル。

http://www.mec.co.jp/j/news/pdf/mec091116.pdf [PDF]

大手と呼ばれるデベロッパーで初めての外断熱物件です。
今年の 3月に、外断熱を採用するというニュースがありましたが、一昨日に着工されたそうです。


鉄筋コンクリート造の建物で断熱性を上げる場合、内断熱では限界があります。
単純に、断熱材を厚くすれば厚くするだけ、室内が狭くなってしまうからです。

これに対して、構造体の外側に断熱材を施工する外断熱の場合、断熱材の支持や敷地の問題を省けば、断熱材の厚みに制限は無くなります。

外断熱と内断熱を比較すると、1冊の本になってしまうので割愛しますが、外断熱工法は鉄筋コンクリート造の省エネ化には欠かせない技術です。

 

今回の物件では、外断熱以外にもいろいろな省エネ技術が採用されています。
私が興味を持ったのは、各戸別の太陽熱利用給湯システム。

一戸建てよりも高さが高いマンションは、それだけで一戸建てよりも太陽の日射取得が有利です。
多くのマンションでは、屋根は平らで何も置かれておらず、エネルギー利用の観点からもったいない。

今回は、太陽熱を使って給湯に使おうというもの。
日射熱が得られない日のために補助熱源は必要になりますが、東京という建築地から、冬季でも40℃程度の温水が見込めます。
集合住宅で太陽熱利用の給湯システムが採用されるのは珍しい試みです。
今回は、9戸という小規模のマンションであるため、導入しやすかったのかも知れません。


床チャンバー空調システムは、以下のURLに説明があります。

集合住宅向け 床チャンバー空調システム 前田建設工業(株)
 http://www.maeda.co.jp/air_conditioning/index.html

一戸建てで用いられる、床下暖房のような方式です。
一戸建てでは、全館空調を採用している物件が増えていますがマンションではまれ。

この方式であれば、マンションでも全館空調のような形になるでしょうから、建物の優れた断熱性と共に、快適性が高まるのではないかと思います。


様々な試みが行われている今回の外断熱マンションですが、外断熱の部分だけでも他社が追従するのを期待します。

三洋ホームズ/住宅メーカー唯一、2年連続 国土交通省「第2回 住宅・建築物省CO2 推進モデル事業」に採択される

2009年11月25日

 三洋ホームズ/住宅メーカー唯一、2年連続 国土交通省「第2回 住宅・建築物省CO2 推進モデル事業」に採択される

太陽熱連携ヒートポンプ給湯機と太陽光発電を搭載した“太陽の恵み”に、新たに「蓄電システム」を加えた業界初めての取り組み

http://www.sanyohomes.co.jp/release/pdf/h21co2.pdf[PDF]

最近、電球型のLED照明が増えてきましたが、これは交流の電気を直流に変換しています。

この他、家電製品でACアダプターを使うのは、全て内部は直流。
今、この記事をご覧になっているパソコンも、内部は直流です。

 

24時間動作が必要なサーバーでは、無停電電源装置(UPS)が必要不可欠です。
UPSは、コンセントとパソコンの間に繋げるもので、停電時に、UPS内部で貯められた電気を使って、パソコンが連続稼動するようにしたものです。
ちなみに私個人も、瞬停対策と、雷対策を兼ねて、UPSを通してパソコンを使っています。


大手検索サイト Googleの自社サーバーには、このUPSを使っていないそうです。
では、停電対策としてどうしているのかと言えば、サーバーの中に、12Vの蓄電池を設けているそうです。

なぜこうしているかといえば、UPSを使った場合、

AC100V → 蓄電池で直流に変換 → パソコンに供給するため100Vに再変換

という形になり、変換効率ロスが大きいためです。


これに対して、サーバー内に蓄電池を置くことで、直流で貯められた電気を、直流のまま使うことができ、変換ロスをとても小さくすることができます。


この理由から、Googleのサーバーには、UPSを使っていないということです。


最近人気の高い太陽光発電ですが、太陽光発電で得られる電力は直流。

普通の家電製品で使えるようにするため、太陽光発電で得られた直流電源は、交流に変換して使っています。
変換するということは、エネルギーロスが増えるということです。


今回のこのニュースリリースのポイントは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、交流 → 直流の変換ロスを無くして、LED照明など、直流が必要な用途に使うというところです。


家庭内の配線を、直流と交流で分ける必要が出てきますが、LEDの照明は消費電力が小さいので、太陽光発電+蓄電池という組み合わせで、省エネが実現できると思います。


LEDの次の照明と言われる、有機EL照明も電源は直流。

数十年後には、太陽光発電+LED・有機EL照明の組み合わせが広がり、「まだ、照明に交流を使っているの?」なんて言われる日もくるかも知れませんね。


参考サイト
 直流給電住宅~パナソニック電工、シャープ、東北大学大学院
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090428/193297/

床スラブの配筋

2009年11月27日

コンクリートの床配筋"" マンションのコンクリート打設立ち会い。
写真は床スラブの配筋。

 

現在一般的なマンションの床には、直径10mmか13mmの鉄筋が入っています。太さは構造計算によって決ります。

 

しかし、実際のコンクリート打設作業の時には、オール10mmの現場は大変。歩いているうちに鉄筋が曲がったり、鉄筋が外れたりするからです。

 

結束のピッチを細かくすれば大丈夫ですが、それはそれでまた手間がかかって大変。

 

大学時代の構造計算の授業で先生が、

「床の鉄筋量の検定が10mmでにOKになった場合でも、作業性を考えて13mmに変更して下さい」

とおっしゃっていました。

 

当時はその意味がよく分かりませんでしたが、社会人になって現場に出ると意味がよく分かります。

 

作業性を考えると理想は上段筋(ダブル配筋の場合)だけでもオール13mm。
鉄筋量の増加を抑える場合でも、10mmと13mmの千鳥にしたいものです。

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