川崎市に、新築一戸建て内覧会立会い(竣工検査立ち会い)へ。
今回は、特殊機材オプションもお申し込み頂いています。
調査に一緒に行った、林さんは床下へ、大久保さんは建物精度の確認へ。
私は、特殊機材オプションとして、サーモグラフィカメラを使います。
温度差で、外壁や壁の中のトラブルが分かるサーモグラフィカメラ。
調査当日は曇りでしたが、意外と良く筋かいが見えます。
筋かいの方向は、図面の記号と同じ。
外壁はモルタル塗り。
矩計図(かなばかりず)には、通気胴縁と書かれていましたが、このサーモグラフィの結果を見ると、通気胴縁はありません。
通気胴縁があると、こんなにクッキリと筋かいは出ません。
施工業者さんに聞いてみると、やはり通気胴縁はなく、図面表記の間違いでした。
サーモグラフィでいろいろと見終わった後、工事の担当者と雑談。
「筋かいの位置、図面通りでした」
と伝えると、
「大丈夫だと思いますよ、工事中見てますし」
という答え。
「やはり、筋かいの向きは分かりやすいよう、この図面のように直角三角形で書いてあると助かります。記号を見たままに、筋かいを入れるだけですものね。記号の短辺が柱を示していて、こちらが柱頭ですよね。」
というような事を言うと、
「あれ?記号の尖っている方が、柱頭なのですが・・・。凡例にもそうあります。」
という答え。
すぐに図面を見直してみると、凡例では以下のように書かれていました。
あらら、そうすると、現場の施工は、設計図と比べて全て筋かいが逆向きということになってしまいます。
筋かいで一般的な表記は、この凡例とは逆。筋かいを正面から見て、見た目のまま記号にすることが多いと思います。
筋かいの向きが変わると、金物の強度も変わってしまいます。
現在の金物では、強度が不足する恐れがあるので、構造計算を再びお願いしました。
ちなみにこの物件で、片筋かいは約40本。
金物の補強で済むか、片筋かいを全て交換することになるのか。
いずれにしても工事に手間はかかりそうです。
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