« 床下暖房の温度制御。サンポット製コントローラ | メイン | 温泉、日帰り入浴施設の設備設計 »

HOME > グラスウールによる充填断熱

グラスウールによる充填断熱

2009年05月30日

八王子市で、木造在来軸組工法の建物調査(ホームインスペクション)。

 

今回は、建築中の物件で、防水と断熱の確認。

 

もともとのご依頼の理由が構造に関わるトラブルだったため、断熱の施工が心配でしたが、特に問題ありませんでした。

 

グラスウールによる充填断熱 断熱材の幅の使い分けはOK。
防湿シートが破れたところの、補修もOK。

 

天井下地を組まない段階での、壁の断熱材施工もOK。

 

古い大工さんだと、壁の断熱材を入れる前に、天井の下地を組みます。
天井の下地を先に組む施工順序だと、壁と天井がぶつかる部分の断熱・防湿施工が上手くできません。

 

そのため、グラスウールやロックウールのような繊維系断熱材を使った充填断熱工法では、天井の下地を組む前に断熱材の施工をするのが理想です。

 

ツーバイフォー(枠組壁工法)の場合、これは気にする必要がありませんが、木造在来軸組工法では注意が必要です。

 

その他、グラスウール、ロックウールで充填断熱を採用する場合、1階の床の作り方が重要になります。

昔から使われてきた、「転ばし根太」を使う工法では、土台と転ばし根太の間にすき間が生じてしまいます。
そのため、冬季にはここから冷気が上がり、快適性を大きく損ないます。また、グラスウールやロックウールの中を冷気が通る形になるため、断熱材が効きません。

 

この問題は、転ばし根太+繊維系断熱材を使った充填断熱を採用した場合に生じます。

壁面を外張り断熱にしたり、1階の床の組み方が、厚い合板を使った剛床仕様、あるいは落とし込み根太という仕様にすることで回避できます。

 

転ばし根太は、下部から冷気が入る

 

この物件は、1階が剛床仕様のため大丈夫です。
ツーバイフォーは落とし込み根太という仕様が基本なので、問題は生じません。

実際の施工では、1階を剛床にするのがラクで効果的だと思います。


↓ランキングに参加中。このブログは今何位?
にほんブログ村 住まいブログ 建物調査へ
にほんブログ村
ひとつ前の投稿 次の投稿
関連記事

プロフィール

大下達哉
大下達哉のプロフィール

バックナンバー

About

2009年05月30日に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「床下暖房の温度制御。サンポット製コントローラ」です。

次の投稿は「温泉、日帰り入浴施設の設備設計」です。

他にも多くのエントリーがあります。HOMEバックナンバーも見てください。

RSS Atom
さくら事務所へのリンク
かものはしプロジェクト
一戸建てってどうよ?【関西限定】
コラム執筆中
© Copyright 2004 - 2010 OHSHITA Tatsuya. All Rights Reserved.