3月5日付けの北海道住宅新聞に、日本スティーベルの新商品、ヒートポンプを使った、暖房熱源機が載っていました。
これまでラインナップが少なかった、ヒートポンプを使った暖房熱源機ですが、少しずつ数が増えてきました。
日本スティーベルは、蓄熱式暖房機や、高効率の熱交換換気装置を作っていることで知られています。(でも、ちょっと暖房や省エネに詳しい人でないと知らないかも?)
深夜電力を使った蓄熱式の暖房機は、1次エネルギーで評価されるようになる4月からの次世代省エネ改正により、どうしても不利になります。
そのため、このような商品の展開を図ってきたのかもしれません。
この商品が、これまで出ているヒートポンプを使った暖房熱源機と違うのは、冷媒にCO2を使っていることでしょうか。
用途的に、R410Aの方が良いと思っていましたが、R410Aの場合、温水温度は、55℃程度の中温水が最大。床暖房に向いています。
CO2冷媒の場合、90℃近くの高温水になると思いますので、床下暖房などのの金属製放熱器(パネルヒーターなど)では、放熱量の観点から有利です。
55℃の温水の場合、どうしても90℃の温水と比べると放熱量が下がってしまうので、その分だけ放熱器を増やす必要が出てくるからです。
現時点では、日本スティーベルのサイトに、この商品は載っていませんが、ヒートポンプ技術を使った暖房熱源機は、ラインナップが少ないので、参入は大歓迎です。
この商品を合わせ、現時点で私が知っている、ヒートポンプを使った暖房熱源機は以下の通り。
・三菱電機 エコヌクール
・ダイキン ホッとエコフロア
・長府製作所 温水床暖房付きエアコン
・コロナ エコ暖
・日本スティーベル
床コンクリートスラブに、電熱ヒーターを埋め込み、深夜電力を使って蓄熱させるタイプの床暖房は、1次エネルギー評価で言うと、かなり悪くなります。
エネルギーを効率的に使うためにも、ランニングコストの面からも、これからは、ヒートポンプを使った熱源機が良いと思います。
「ヒートポンプを使った暖房熱源ってなに?」
という方は、
「エコヌクール。ヒートポンプ式暖冷房システム。床暖房や床下暖房に」をご覧ください。
個人的には、寒い地域でも暖房能力が優れたエアコンを作っている、日立や富士通ゼネラルが、この分野に進出してくれることを願っています。
理屈はエアコンと同じなので、簡単ですよね!?
しかし、このようなヒートポンプを使った熱源機が多く市場に出されると、ガスの床暖房はかなりシェアが小さくなるのではないでしょうか。
ランニングコストの面で、ガスはヒートポンプに勝てないと思いますので、あとは初期費用が安くなるよう、多くの会社が参入してくれることを願っています。
オマケ
Yahoo!知恵袋に、エコヌクールは冷房も使えますか?という質問があり、ベストアンサーが「使えない」とされていますが、ベストアンサーが間違っており、本当は「使えます」
エコヌクールの技術資料を見れば、暖房だけでなく、冷房の出力グラフも、バッチリ載っています。
「タンクで沸かしたお湯」などと書かれていますが、タンクなどありませんし、使用時間の制限もありません。
どうも、何かの商品と勘違いされているのではないでしょうか。
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