事務所の机の上に、年内最後となる、北海道住宅新聞が届いていました。
その1面に書かれている、編集長のコラムに納得。
全文は、北海道住宅新聞のサイトに掲載されています。
今年、北海道では、木の城たいせつと、松本建工の破綻がありました。
このコラムでは、時代が求める高断熱・高気密の性能が、この2社を追い抜いたのかも知れないと書かれていますが、同感です。
木の城たいせつの断熱仕様は、専門的な目で見ると明らかに遅れていました。少し省エネ住宅を勉強した人であれば、選択肢には入らなかったでしょう。
木の城たいせつは、1階がRC、2~3階が木造の仕様を主力にしており、建築基準法の改正により、構造計算書の添付が痛手となったとも言われています。しかし、法改正関係なく、私から見ると、どう見ても混構造であり、設計者・施工者の判断として、構造計算はしておくべきだったと思います。
松本建工のFPパネルは、高断熱のウレタンパネルが主力でしたが、厚みは100mm程度。
しかし、最近の北海道では、200mm断熱の時代となっており、300mmを超える断熱厚の記事も、北海道住宅新聞ではよく目にします。
右の画像は、最も新しい号の、日経ホームビルダー。住宅・建築系の専門誌です。
2009年 4月に改正される、次世代省エネルギー基準が載っています。その前のページでは、無暖房住宅と、Q1.0住宅の比較も。
これまでこの専門誌では、あまり省エネに関する記事は取り上げられていなかったように思いますが、最近は断熱に関する記事が増えてきているように思います。時代の流れでしょうか。
改正次世代省エネでは、建物の断熱性だけでなく、冷暖房設備、給湯、照明、太陽光発電、太陽熱温水器などが総合的に評価される見込みです。
私は、4年間の12月に、「バターを斧で切ってはいけない。太陽熱温水器は使える商品。太陽光発電より高効率」という記事を書いていますが、太陽熱温水器はその費用対効果、CO2削減効果の高さから、再評価される時代になると思います。
日経ホームビルダーの中で気になったのが、右の広告。
北海道で販売されてきた、トステムのオール樹脂サッシが、本州に上陸するというもの。
トステムは、これまでよりも枠が細い樹脂サッシを北海道で今月から発売しています。トステムは、オール樹脂サッシの時代へ、着々と準備しているようです。
これまでのご依頼の物件で、私はオール樹脂サッシをお勧めしたり、採用したりすることが多々ありましたが、その度に設計・建設業者からは「オーバースペック」というような目で見られてきました。
しかし、樹脂サッシ普及促進委員会のページにあるように、世界の流れはずっと前から樹脂サッシや、木製サッシ。
アルミサッシが主流となっている日本だけが特殊なのです。
この海外のサッシの状況や、日本と海外との省エネ基準との比較を理解していれば、今後の日本の建物の省エネ化、それに伴うサッシの樹脂化への流れは、当然でしょう。
今年の春にお引渡しが終わった、RC外断熱の物件では、オール樹脂サッシが採用され、断熱材の厚みも十分。
設計の段階から、私は現行の次世代省エネ基準を大きく上回る性能でアドバイスしていましたので、来年 4月に省エネ基準の改正があったとしても十分クリアできます。
現在、外断熱賃貸マンションのご相談を頂いていますが、こちらも将来の基準改正に耐えられるよう、省エネ性を高める予定です。
(既に、ご相談前よりも性能が上がっています。なぜかコストはダウン)
長くなりましたが、来年から、建物の省エネがこれまで以上に重視される時代になるのではないかと思っています。
省エネに関する新商品、新工法の情報は、しっかりとチェックしていかなくてはいけませんね。
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