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このままいくと、欠陥住宅、その3

2008年08月29日

中野区で、工事着工前の打ち合わせ。

当初の予定では、既に基礎工事が終わっている段階でした。
しかし、基礎工事に取り掛かると、地中から前の住宅のガラや基礎が出てきたため、2mも掘り下げて撤去し、工事は遅れ気味。

打ち合わせが終わり、駐車場に向かっている途中、建て方がほぼ終わっている木造在来工法の物件があったので、道路から見てみると、そこには問題のある施工がたくさん。

柱の下にアンカーボルトが


これが、最初に目に飛び込んできた問題点。
柱の下にアンカーボルトが位置してます。
ドリルで柱の下に穴を開けていますから、大工さん、確実に分かっていますよね?
設計者は、基礎伏図と1階床伏図の照合をしていないのでは?

 

土台継手の上にアンカーボルト無し

土台継手の上には、アンカーボルト無し。
ここだけじゃなく、道路から見た範囲でも、複数の箇所にありました。
設計者や管理者が基礎伏図と土台伏図の照合を十分に行っていないと想像できます。

 

柱の直下に基礎パッキンなし

柱の下に基礎パッキンがありません。
大工さん、他にもいくつか忘れていますよ。

アンカーボルトを締めずに建て方

一番驚いたのがこれ。
この現場、アンカーボルトが1本も締まっていませんでした。

普通は、柱や梁を載せる前に締め込むのですが、アンカーボルトが締まっていないと、木材は基礎の上に単に乗っているだけです。
建て方の最中に地震があったら、大きな事故になりそうです。

 

物件は、設計事務所による設計・監理+建設会社という組み合わせ。
事務所に戻って検索すると、建設会社の人材募集のページが出てきて、募集職種:建設現場の管理、応募資格:不問になっていました。
できれば、有資格者か経験者で募集して欲しいですが、小さな工務店には珍しくないことです。

 

設計・監理者を調べると、構造や温熱環境ではなく、意匠関連について何冊か書籍を出している方のようです。
意匠にこだわる前に、まずは安全な住まいとなる設計・監理をして欲しいものです。

このような現場を見ると、意匠重視の「ケンチクカ」と呼ばれる方は、どうも苦手意識が強くなります。
完成までに、しっかりと是正されていることを期待します。


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