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熱損失係数(Q値)・暖房エネルギー計算プログラムの、QPEX Ver2.0が届きました。

2008年08月25日

少し前にバージョンアップしたのは知っていたのですが、熱損失係数(Q値)・暖房エネルギー計算プログラムの、QPEX Ver2.0をようやく買いました。


新住協 熱損失係数・暖房エネルギー計算プログラム QPEX これは、室蘭工業大学 建築システム工学科 鎌田研究室が開発したプログラムで、新住協というNPO法人が売っています。
省エネ住宅の技術開発で有名な団体です。

ただし、首都圏周辺の工務店や設計事務所は全くといっていいほど加入していません。それほど断熱に興味が無い、わかっていないことの裏づけでしょう。
(数多い断熱系のフランチャイズに加盟するより、新住協の方がずっと安価で、高い技術が得られるように思いますが)

NPO法人 新木造住宅技術研究協議会
QPEX Ver2.0ができました
 http://www.shinjukyo.gr.jp/qpex3.html

ちなみに、QPEXの開発を行った鎌田紀彦教授のことを、「断熱の神様」と呼ぶ人もいます。
私も以前、鎌田教授による講習を受けにつくばまで行ったことがありますが、 実務にあれだけ詳しい先生も珍しいと思います。


QPEXですが、これまで私はVer1.0を使っていました。
Ver2.0になって基礎断熱のバリエーションが増えたり、暖房費を求める気象地点が増えたり、外貼り断熱、付加断熱に対応したりしています。

 

熱損失係数(Q値)や暖房負荷を求めるプログラムは他に、(財)建築環境・省エネルギー機構 IBECのSMASHや、気密測定装置で知られているコーナー札幌の、省エネ判断というソフトがあります。


プログラムの価格ですが、SMASHは30万円ほど。
省エネ判断は10万円程度ではなかったかと思います。

これに対して、QPEX Ver2.0はわずか 5,000円。
QPEX Ver1.0の時は2,000円でしたが、それでもかなり安い!
専門家でなく、一般の方が自分の家の性能を知るためにも、十分に手が届く価格です。
5,000円というお金は、断熱や暖房計画を煮詰めることで、すぐに回収できてしまうでしょうからね。 

 

本日、設計コンペで決まった軽井沢の物件の打ち合わせに行きましたが、暖房計画が多めに入っていたり、断熱厚を増すことでランニングコストを下げられる箇所がたくさん見つかりました。
私の立場としては、暖房設備の計画でコストダウンして、その分だけ建物の省エネ性を高めるよう、進めなければなりません。

 

早速、QPEXで建物の断熱性能を把握し、暖房費と建築費との兼ね合いを調整することになりそうです。

(結論を言ってしまえば、軽井沢のようなとても寒い地域では、建物の省エネ性を高めるのが、暖房設備的にも、建築費+ランニングコストのトータルでも、最も安価になると思います。)


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