先月ここで紹介した、「スウェーデンで家具職人になる!」という本を読みました。
本の著者のブログでもたくさんの写真が載っていますが、この本の中でもたくさんの写真が使われています。
写真が載っていないページの方が少ないほどです。
家具の材料の面で、「なるほど」と思ったのが、以下の部分。
《一般的に日本では合板というと、量産用に簡単に作られた安物としてのイメージがあるのですが、僕が教わった作り方は、ずっと上等な方法でした。無垢材と比べて格段に安定(変形があまり生じない)しているので、広い面(たとえば机の天板)などの適所に使えば非常に有用です。ヨーロッパでは何百年も前の家具であっても、上手に合板が使われています。この点は日本の木工文化と大きく違います。》
日本では、家具だけでなく、木造住宅でも同じことがいえると思います。
合板や金物を使わないことを良しとする文化です。
しかし、現在の一般住宅で合板を使わないと、強度(特に床や屋根の水平剛性)を確保しにくく、品質も安定しません。
家具に限らず、住宅でも合板の使用は適材適所です。
本の中で合板を作るページがいくつかあります。
三角形の板を24枚張り合わせて円盤状の合板を作ったり、接着面を見せないために、三角形の木材を張り合わせて合板を作ったりと高度です。
学校でのカリキュラムの説明で面白いなと思ったのが、カメラでの撮影技術の講義。
自分の作品を顧客やバイヤーへ売り込んだり、作品集に載せるためです。
家具に関する学科でも、このような講義があるのですね。
住宅や建築においても、完成後の写真を撮影することが多いのですが、写真の基礎知識があると無いとでは、大きな違いです。
このブログの読者に、建築学科の学生がいたら、一眼レフを1台買うことをオススメします。
家具作りという分野に私はこれまで接点が無かったので、日本において家具に関して学ぶ場合、どのようなカリキュラムや制度があるのか詳しく知りません。しかしこの本で、海外における家具作りの勉強の過程を知ることができました。
北欧の素敵な家具を作る職人を育てるため、厳しいカリキュラムがあるのですね。
この本にご興味がある方はぜひどうぞ。
スウェーデン繋がりということで、私が以前スウェーデンに行ったときの写真をいくつか。
「スウェーデンで家具職人になる!」の著者のブログのように、影を付けてみました。
衛兵交代式
af chapman。船のユースホステル
ヨーロッパに行ったのはもう4年前。早いものです。
旅行に行った時に余った手持ちの1,000ユーロ。当時は13万円ほどだったその価値は、何もしていないのに3万5千円ほど上がっています・・・。


