建物の耐震性の高さを比べる基準に、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)があります。
耐震等級には、等級1、等級2、等級3の3段階があります。
品確法では、それぞれ、以下のように説明されています。
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等級 1の建物は,極めて稀に発生する地震の力に対して,崩壊,倒壊等しないとされる耐力をもつ。
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等級 2の建物は,極めて稀に発生する地震の力の 1.25倍の力に対して,崩壊,倒壊等しないとされる耐力をもつ。
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等級 3の建物は,極めて稀に発生する地震の力の 1.50倍の力に対して,崩壊,倒壊等しないとされる耐力をもつ。
なかなか伝えにい内容です。
実際、耐震等級3って、どのくらいの耐震性?と聞かれても、言いづらいです。「極めて稀に」という期間もはっきりしません。
建築の関係者であれば、それぞれ層せん断力係数C0が、0.20、0.25、0.30と言えば伝わるかも知れませんが、普通の人は分かりません。
そんな中、全然別の探し物をしていたとき、良い論文を見つけました。
日本地震工学会論文集 第7巻第6号
被害発生確率を用いた耐震等級の説明の有効性[PDFファイル]
ちなみに、日本地震工学会は、2001年発足の比較的新しい学会。(私は、過去に1回、全文査読論文があるだけで、あまり関わりは無いのですが・・・。)
この論文によると、それぞれの耐震等級の説明は以下の通り。なお、2階建て木造建物の場合です。
震度 7の地震の揺れで倒壊する確率は,
等級 1の建物では 28%
等級 2の建物では 7.9%
等級 3の建物では 3.5%
です。
うーん、これは分かりやすい。
建築基準法ぎりぎりの場合、正しく作っていたとしても、3割は倒壊してしまう可能性があるということ。
ちなみに、等級1とは建築基準法をクリアする程度の耐震性です。
マンションはほとんどが、耐震等級1。良くて耐震等級2。
一戸建ては、大手ハウスメーカーであれば、標準で耐震等級3です。マンションよりも、一戸建ての方が、耐震性の高い物件が多いのが実情。
ご参考まで。


