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基礎の底部分の鉄筋かぶり厚に、捨てコンクリート(レベルコンクリート)の厚みは含みません。

2008年02月14日

千葉の品質チェックを終え、高速道路でつくばに移動。
中央環状線が混んでいたので、一般道で三郷まで行き、そこから乗りました。その後は順調で、指定時刻に間に合いました。

現場には、ご依頼者の他、現場監督さん、基礎屋さん、別の(施工業者が依頼した)第三者の検査員が。

鉄筋のかぶり厚不足 現場の配筋を見て、すぐに分かったのが、基礎底面の鉄筋のかぶり厚不足。
一部の配筋だけのかぶり厚不足ならよくありますが、基礎全体に問題が見られるのは少数。

実際に計測しても、捨てコンクリート(レベルコンクリート)から、鉄筋までの距離が明らかに近すぎます。6cm以上必要なところが、全て4cmになっています。
かぶり厚を確保するためのコンクリート製のサイコロは、3辺がそれぞれ4cm、5cm、6cmになっていますが、4cmの向きで施工されています。

ひょっとして、「高さ調整のためにこれから上げるのかな?」と思い、現場監督さんに聞くと、「捨てコンクリートが2cmありますから」という返事。

捨てコンクリート(レベルコンクリート)の施工を見ると、2cm確保されていないような箇所がありますが、そもそもこれは、建築基準法を満たしません。
あいまいな書き方の多い建築基準法ですが、かぶり厚に関する捨てコンクリート(レベルコンクリート)の扱いは、しっかりと明記されているためです。

建築基準法施行令 第79条 [鉄筋のかぶり厚さ]
鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、耐力壁以外の壁又は床にあつては2センチメートル以上、耐力壁、柱又ははりにあつては3センチメートル以上、直接土に接する壁、柱、床若しくははり又は布基礎の立上り部分にあつては4センチメートル以上、基礎(布基礎の立上り部分を除く。)にあつては捨コンクリートの部分を除いて6センチメートル以上としなければならない。

そんな訳で、完全にアウト。
是正することになりました。

しかし、かぶり厚に関する考え方が間違っているのを標準としている言い方でしたので、過去の引渡し物件はかぶり厚が不足しているのでしょうね・・・。

かぶり厚の他にも、いろいろと問題がありそうだったので、同じくつくば市で建物調査(インスペクション)に来ていた、スーさん菊地さんに応援を要請。すぐに現場に来てくれました。

かぶり厚の他に大きなものは、一部に使われている19mmの主筋の長さ不足。コーナーの処理が普通ではありませんでした。
ここは、鉄筋を追加して是正することに。

チェック開始から1時間半ほどで終わり。
幸い、指摘事項に関して、是正に前向きな業者さんだったので助かります。

現場チェックとしての問題は、施工業者側の第三者チェックかも知れません。
あまり他社の悪口は言いたくありませんが、施工業者側の第三者チェックでは、底面のかぶり厚不足や、19mmの主筋不足は指摘していなかったようです。かなり大きな内容にも関わらずです。
さくら事務所の所員に、これらの指摘を行わないメンバーは居ないと思います。

現場のチェックでは、施工業者側の第三者チェックと同時にチェックすることが良くありますが、今回の検査員はこれまでで一番チェックが甘い印象でした。次回の検査に期待します。


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