品質チェックの地鎮祭後、千葉県内にある別の現場に移動。
その後、さらに東に移動し、3件目の現場をチェック。
場所は1,000区画を超える大規模なニュータウン。
着工当時には、周りは空き地でしたが、今日行った時には周りの工事がかなり進んでいました。
現場には大工さん2名が入り、工事の進捗も早め。工事内容を確認し、大工さんといろいろ話したあと、現場を去りました。
現場から広い道路に出ようと思ったところ、他の施工業者さんが建築中の物件横に自動販売機がありました。工事期間中のみの自動販売機かも知れませんが、角地であることから売上も多いのかも知れません。
「喉が渇いたからお茶でも買っていくか」と思い車を停め、ふと建築中の物件を見ると、驚きの光景が。
「なんじゃこりゃ~」と言いたくなるようなダメダメ工事。
筋かいを、ホールダウン金物のために欠き込んでいます。
この工事、建築に詳しくない一般の人でも、「マズい!」と分かるでしょう。
どう考えたって、加工した大工は、筋かいとホールダウン金物が干渉しているのを分かっています。
筋かいを、手前側と奥側に入れ替えるだけで回避できたでしょうに、それを行わなかったのは、手抜き工事です。悪いということが分からないのであれば、素人業者です。
建物の中に入ることはできないので、外から眺めると他にも問題が。
アンカーボルトが柱の下に来ているため、柱を欠き込んでいます。
基礎工事の施工ミスでアンカーボルトが柱の直下に来てしまったとしても、埋め込み式のアンカーボルトで対処するなどの方法が無かったのでしょうか。
しかし、他を見てみると基礎工事の施工ミスでもなさそうです。
なぜなら、同じミスが他でもあったため。
設計者が、基礎伏図と1階の床伏図(土台伏図)の整合性を確認していないのが原因でしょう。
つまり、設計の段階での手抜きといえます。
しっかりと整合性の確認を行っていれば、このような単純ミスは起きません。
図面の整合性の確認が行われていないのは、筋かい周辺のアンカーボルトを見ても分かります。
筋違いが取り付く柱の近くにアンカーボルトが不足している箇所が複数あったからです。
これでは、予定通りの耐力が得られないでしょう。
ちなみにアンカーボルトの不足は、継手部分にもありました。
その他、柱からはみ出している筋交いも複数ありました。
このような施工を見たのは初めてです。
厚みが45mmの筋かいでも、15mmはみ出ていれば、厚み30mmの筋かいと同等でしょう。
しかし、なぜこのような施工になるのか?よほど腕が悪いのか・・・。
この後、どのように石膏ボードを納めるのか気になります。
看板をみると、施工は小さな工務店のようでした。
社内チェックあるいはどこかの第三者チェックなどによって、問題が是正されると良いのですが・・・。
しかし、アンカーボルトの是正を本気で直そうと思うと、上棟が終わっている現段階では、かなり大規模の修繕工事になりそうです。
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