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ジャパンホームショー 2007

2007年11月20日

既に先週のことですが、ジャパンホームショーに行ってきました。

興味があったのは 2点。1つはガラス。

海外の省エネガラスが展示してありましたが、ドイツのガラスの省エネ性は凄い。10年以上日本より進んでいる印象。

現在、「エコガラス」という名称でLow-Eガラスが大手ハウスメーカーを中心に広がっていますが、法律上は義務でも何でもなく、シングルガラスでも問題無しの日本とは大きな違いです。

もう1点は、水発泡のウレタン断熱材の人気が高いこと。数点のブースで、水発泡ウレタンの展示がありました。
性能だけでなくコスト的にも強いようで、会場で会った前職の先輩によると、あるパワービルダーが採用しようと検討しているとか。
関東で人気が高まっており、施工が順番待ちの状態だそうです。

勉強になったのが、毎年出展されている北海道立北方建築総合研究所の福島 明さんによるセミナー。
省エネ住宅に詳しく、省エネ関係の勉強をしていけば、その名前を論文や専門誌で目にすることが多い方です。
短い時間のセミナーでしたが、勉強になりました。

海外からの出展では、フィンランドの通風のできる雨戸を持つサッシに興味を持ちました。
木製サッシなので、日本の気候に合うのかどうかは分かりませんが。

木製サッシといえば、悪い意味で気になったのが、中部地方から出展されていた木製サッシ。
「内部建具の延長で、外部建具作ってみました」という印象で、見るからに気密性が低く、10数年経ったらすきま風や雨が入ってきそうです。また、その納まりにも耐久面で懸念が。私なら怖くて使えません。

木製サッシは、アルミサッシに比べて省エネ性能に優れているために採用されることが多いのですが、省エネ性が低い木製サッシに、私は存在価値を見出せませんでした。

その他、マイナスイオン商品のような怪しげな展示は数年前より減ったと思いますが、それでも「???」な展示がちらほら。

例えば、制振装置がいくつか出展されていましたが、その展示の方法は実際の条件よりも有利にしてあるものばかり。
骨組みだけの段階で、柱と梁などの間に斜めに制振装置を取り付ければ、日曜大工で作ったような制振装置でも利きます。
多くの制振装置は、変位が大きければ大きいほど、そして速度が速ければ速いほど効きますから、骨組みだけの揺れやすい条件は有利です

しかし、最近の一戸建てで多い、外周部に構造用合板などの面材を張ったパターンで試すと・・・?
よほど大きな地震が来て、建物に損傷が出ない限り、明確な差異は生じないでしょう。

面材によって変位が大きく減りますから、制振装置が有効に働くほどの変位まで達しないためです。
伝統建築のように、地震に大きな変位量で耐える構造によっては、ダンパーや粘性体のような制振装置は有効ですが、変位量を減らす現在の耐震構造では効果が疑問です。

いろいろな展示がありましたが、やはりジャパンホームショーが勉強になることには間違いないです。
ただし、展示されている商品がホンモノかニセモノか、見分ける眼力が重要です。


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