もう1年以上前に起きたトラブルです。
分譲住宅で、購入時には建物にエアコンのスリーブがありませんでした。そのため、電気屋さんにエアコンの設置とスリーブの穴あけを依頼。
エアコンを取り付けるプレートが設置され、配管をスリーブに通したときに、ご依頼者が「何かがおかしい」と気が付きました。
それが、下の写真。
何がおかしいか分かりますか?
配管の貫通部を拡大したのが、下の写真です。
柱の真ん中に、配管を通す穴が開けられています!
しかし、これ、どう考えても穴を空けた人は柱などの構造部分を削っていると分かっているんですよね。木屑の量が全然違いますから。
しかし、ご依頼者が気が付かなかったら、このままだったんでしょうねぇ・・・。当然、工事は中止。
エアコンの取り付け業者さんと分譲住宅の売主さん・建築業者さんは関係がありませんが、修繕のためには施工業者さんの協力が不可欠。
その後、施工業者さんと補強方法を検討し、構造的な安全を確認した後、補強工事となりました。補強工事は内外装を剥がし、数日に渡りました。
後から別の物件でお会いしたこの現場担当の監督さんいわく、修理代金は60万円を超えたとか。当然、全額エアコン業者さん持ちです。
エアコンの取り付けで儲かるどころか、大赤字です。
分譲住宅(建売住宅)では難しいかも知れませんが、このような事故のないよう、エアコンのスリーブは工事中に空けておきましょう。構造的に安全なだけでなく、気密性、断熱性、防水性も高まります。
【参考エントリー】
エアコンスリーブの先行設置のススメ。気密性・断熱性能・防水性能を得るために。
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