漏気は、最もなじみがない言葉ですね。
分かりやすい言葉でいえば、「すき間風」とも言えます。
漏気には目的はありません。本来は必要のないものです。
漏気は、「air leakage」と訳され、空気漏れと言う意味です。
漏気は、居住者が意図した空気の出入りではありませんので、調整はできません。
また、向きもわかりません。すきま風を思い浮かべると、それがわかるでしょう。
冬の漏気は不快なものであるために、それを防ぐために、「隙間テープ」などというテープもあります。
冬のホームセンターで、それらの商品が売ってあるのを見た方もいるでしょう。
換気と通風がゴチャゴチャになっていることは多いですが、換気に加え、通風と漏気も、混ざっていることがあります。
「古い日本の家は、隙間風の換気によって空気が入れ替わる」といった類のものです。
確かに古いお寺などは隙間だらけで、空気がたくさん入れ替わるのですが、それは竣工当初から意図しているものではありません。
経年劣化によってすき間が広がっているケースがほとんどです。
省エネ住宅に興味がない建築関係者は、古い建物に関してこの辺りを美化しすぎる傾向があります。
例えば土塗り壁1つ取っても、建てた当初には柱と壁はすき間なく施工しているはずです。当初からすきま風によって空気が入れ替わることを意図しているのであれば、そのような施工は行わないでしょう。
従ってこのようなケースの場合、言葉の意味を考えると換気ではなく、漏気です。
窓や障子を閉めた状態なら、通風でもありません。
いずれにせよ、住まいの省エネのためにも、快適性を上げるためにも、漏気はできるだけ無い方が理想です。


