●建物の検査時に、断熱材の性能確認も
日本では、断熱は義務化されておらず、確認申請でも断熱材を含む快適性は見ていません。
しかし、省エネ基準が強制であるアメリカでは、検査のときのために、以下のような項目があるようです。
- 検査時に熱抵抗の値が検証できるよう、全ての断熱材と施工した断熱材に、熱抵抗値(R値)を表示しなければならない。
- または、断熱材の施工業者が施工した断熱材の熱抵抗値を証明する書類を建築現場で提示しなければならない。
- 吹き込み断熱材や吹き付け断熱材を壁に使用する場合、施工業者は施工する断熱材の密度と熱抵抗値の値を証明する書類を提示しなければならない。
- 屋根/天井に吹き込み断熱材や吹き付け断熱材を使用する場合、施工業者は施工する断熱材の初期厚さ、最終的な厚さ、施工面積、施工した断熱材の袋の数を提示しなければならない。
- 面積28平方メートルごとに、トラスや梁に高さ1インチ単位の断熱材の施工厚さを示すマーカーを付けること
上記のように、検査の時を考えてかなり細かく規定されており、曖昧な部分が無いことが分かります。
そういえば、海外の断熱材には、パッケージだけでなく、断熱材にもその性能値(熱抵抗値:R値)が書かれていることがあります。 断熱材を見ただけで性能が分かるので、施工の確認にはとてもいいですね。
日本の商品の場合、例えばグラスウールやロックウールでは、表面の印刷が同一であるため、表からは断熱性能は分かりません。とても不便です。
「アメリカの家」と聞くと、エネルギーをたくさん使っていそうだと思われる方が多いのではないかと思います。
しかし実際には、建物の省エネ基準は、日本はアメリカにかなり差をつけられていることが、これまでの記事でお分かりいただけたのではないでしょうか。
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