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在来工法の継手。賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ

2006年06月16日

地震で在来工法(軸組工法)の建物が壊れるとき、ほとんど全ては継手(仕口)から壊れます。
柱や梁がその中間で、ボキッ!と折れて壊れるようなことは少数です。

壊れ方が多いのは、通し柱の梁が繋がる部分で、柱が折れるケース。
神社やお寺のように柱が太ければ、このような被害は起きにくくなりますが、一般住宅の柱は4寸(12cm)ほど。
安全のためには、6寸(18cm)は欲しいところですが、現実的には無理でしょう。せいぜい、4.5寸(13.5cm)程度です。

在来工法(軸組工法)がこれから進化していくためには、最初に通し柱が無くなるでしょう。法律上も、通し柱というのは要りません。

在来工法(軸組工法)の最大手のハウスメーカーでは、現在通し柱を設けていません。通し柱を無くすことは過去の地震の被害や研究結果から考えると何も疑問はないことだと思います。

逆に、通し柱にこだわっているのは、過去の研究や地震の被害を学んでいないと思ってしまいます。

賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ
オットー・フォン・ビスマルク

木造の建物に関わっている人に言いたいのは、まずは過去の地震の被害や最近の研究結果を、学んで欲しいということです。余裕がある場合には、日本の木造の歴史や海外の木造の事例を学ぶと良いでしょう。

過去の地震の被害や、最近急激に進んでいる木造の研究結果から考えると、在来工法(軸組工法)は、

 ・筋交い(筋かい)から構造用合板などの面材へ
 ・継手(仕口)の単純化
 ・通し柱の撤廃

のいう手順を踏み、どんどんツーバイフォーに近づいていくという流れになると信じています。
在来工法(軸組工法)も、ツーバイフォー工法も、木質パネル工法も、根底にある流れ・構造的考え方というのは、1つだからです。


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