最近、悪質なリフォームによって全財産を失い、自宅が競売にかかられていたという記事が新聞やネットで報道されていました。
ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
それらの記事に載っている小屋裏や、床下の写真をみると、見たことのないような金物がたくさん取り付けてあります。
そもそも、(工事のしやすい)小屋裏や床下を重点的に耐震補強したとしても、建物の主要部分である壁や梁、柱を補強しなければ、全体としての耐震性能は上がりません。
このような悪質なリフォームが行われていることは、とても残念です。
リフォームに加えて、もう1つ私が気になっていること。
それは、日本には木造の耐震・構造に詳しい研究者・専門家がとても少ないということ。
これまでの日本の木造建築の歴史を知っていると、仕方ないとも思ってしまいますが、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の研究者・専門家の数に比べると、木造の研究者・専門家は本当に少ない。
木造は大学でもほとんど教えていないのが現実です。
現在のところ、日本で最も建てられている工法は、在来工法(軸組工法)なのですから、正しいリフォームが行われるためにも、木造の耐震・構造に詳しい方が増えることを願っています。
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