◆発泡プラスチック系断熱材の種類◆
今回は以下の断熱材についてです。
・硬質ウレタンフォーム
・ポリエチレンフォーム
・発泡ガラス
◆硬質ウレタンフォーム◆
ウレタンフォームは、ボード状のものと現場発泡の2種類があります。
発泡剤には以前は特定フロンが使われていましたが、代替フロンに移行しています。水発泡のものもあります。
断熱性能は高いのですが、経年劣化が大きい断熱材のため、長期的に2割前後、断熱性能が低下するとされています。
(ちなみに発泡プラスチック系断熱材の多くは経年により断熱性能が低下します。)
ただし、パネル状に加工してあり、柱の間に組み入れるタイプのものは、経年劣化への対策が施してあるため、現場発泡のものと比べると経年劣化は少なくなっています。
今、日本で建てられている内断熱マンションのほとんどは、現場発泡硬質ウレタンによる吹き付け工法です。施工中は火災の危険があるため、火気厳禁です。
木造でも、硬質ウレタンで吹き付ける工法があります。気密性が高くなるとされていますが、気密性能で比較すると、外張り断熱の方が一般的には上です。

木造における、現場発泡 硬質ウレタンフォームの施工例です。柱と柱の間を充填するように吹き付けていきます。
施工後の断熱材に火を近づけると燃えますが、火を離すと勝手に消えます(自己消火性といいます)
▲ウレタン変性 イソシアヌレートフォーム▲
硬質ウレタンフォームの仲間の断熱材です。名前が難しいですね。
硬質ウレタンフォームと比べて、耐火性が高く、燃えたときに発生するガスや発煙量が少ないという特徴があります。
不燃材料に指定されています。
イソシアヌレートフォームに、防湿材を貼り付けられたものがよく木造の外張り断熱に使われています。
◆ポリエチレンフォーム(高発泡ポリエチレン)◆
物性は前回のポリスチレンフォームと似ています。
断熱性能としては、
ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)とほぼ同じ、
押出し法ポリスチレンフォーム(XPS)と比べるとやや劣る程度です。
この断熱材の一番のメリットは「弾力性がある」こと。
床の下地になる、根太(ねた 又は ねだ)の間に入れたときなど、弾力性によってすき間ができにくくなります。
壁や屋根部分にも入れられますが、床の断熱として使われることが多いようです。
◆発泡ガラス◆
ガラスを炭素で発泡させたものです。
断熱性能は高くありませんが、燃えず、シロアリに強く、湿気を通しにくい材料です。
原料がガラスのため、経年変化もありません。
地下室や基礎の外断熱に向いていますが、畳1枚の大きさで4万円前後するなど、価格が非常に高いためあまり使われません。


