★発泡系断熱材
これまでは、グラスウールやロックウールのような繊維系断熱材について書きました。
今回からは発泡プラスチック系断熱材についてです。
◆発泡系断熱材の種類◆
発泡プラスチック系断熱材で主なものは、以下の種類です。
・ポリスチレンフォーム(ビーズ法・押出し法)
・硬質ウレタンフォーム
・ポリエチレンフォーム
・発泡ガラス
・炭酸カルシウム板
・フェノールフォーム
何だか、カタカナばかりで覚えにくいですね。
◆ポリスチレンフォームには、2種類ある◆
発泡プラスチック系の断熱材としてよく使われるポリスチレンフォームには、製造方法の違いで大きく
・ビーズ法
・押出し法
の2種類があります。
◆ビーズ法ポリスチレンフォーム◆
ビーズ法ポリスチレンフォームには、様々な別称があります。
最も一般的なものは、発泡スチロールという名称でしょう。
他にも、
・発泡スチレン樹脂
・発泡ポリスチレン
・フォームスチレン
・ポリスチレンフォーム
とも呼ばれます。
略称として、EPS(イー・ピー・エス)と呼ばれますので覚えておきましょう。
「Expanded Poly-Styrene」の頭文字を取ったものです。
ビーズ法ポリスチレンフォームは、建築材料としては断熱材だけでなく、畳の芯材としても使われています。
【特色 - ビーズ法ポリスチレンフォーム】
・湿気を通しにくい
・軽い
・水に強い
・色々な形状にすることができる
・生産が簡単
発泡プラスチック系断熱材は、繊維系断熱材と比べて水に強く、湿気を通しにくいという性質を持っています。
ビーズ法ポリスチレンフォームも同様に、水に強く湿気を通しにくい性質です。
金型に充填して作ることから、金型の変更によって色々な形状にすることができます。
石油化学製品であることから、建築に用いられるものには、難燃剤が入っています。
シロアリの害を受けやすいため、基礎断熱に使う場合には対策が必要です。


オーストリア・グラーツの建材売り場にあった、押出し法ポリスチレンフォーム(EPS)です。
製造元のホームページは、→ http://www.austrotherm.com/


ウィーン市内で見かけた、ビーズ発泡ポリスチレンフォーム(EPS)を使った外断熱改修の現場写真です。優に築50年以上は経っていると思われる建物でした。断熱材の厚みは70mmです。

断熱材を貼り終えた箇所を遠くからみるとこのようになっています。この後に仕上げ材が施工されます。
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