これまでに、省エネルギーの基準についてお伝えしてきました。
省エネと言われると、「断熱」を思い浮かべる方が多いと思いますが、省エネの基準は断熱だけではありません。
気密性や換気量なども規定されています。
また、夏の時期における太陽の日当たり具合も規定されています。
これは、日当たりが良すぎると夏の冷房費用が大きくなるからです。
太陽の日当たり具合を、難しい言葉で「夏季日射取得係数」と言います。
漢字を見ると何だか難しそうです。
この係数は、
・窓の種類
・カーテンやブラインドの有無
・庇(ひさし)の長さや位置
によって決まります。
夏の日射対策として、昔ながらの長い庇というのは、とても有効です。
最近は庇の短い住まいが増えましたが、
・太陽の日差しを遮る
・建物にできるだけ雨がかからないようにする
という点から、できるだけ庇は長い方が良いでしょう。
ちなみに、日差しを遮るという意味では、庇は 南東 ~ 南西のような、南側の方位で有効です。
東や西面では、太陽の角度が低くなるので、日差しを遮る目的で庇を長くしてもあまり意味がありません。
このような場合には、カーテンやブラインドが有効です。
しかし、ガラス面で熱を遮る、Low-Eガラス(ロウ・イーガラス)は、建物の外側で日差しを大幅にカットできるので、カーテンやブラインドよりもずっと有効です。カーテンなどの対策は、日差しを遮ることができるものの、一度建物の中に熱を入れてしまうからです。
Low-Eガラス(ロウ・イーガラス)というのは、聞いたことがない方も多いと思います。
また今後ここで出てくると思いますので、今日は言葉だけ覚えておきましょう。


