現在、どうなる?!ニッポン建物事情というメルマガの中で、断熱について書いています(我ながらマニアックです・・・)
あまり関心されることのない、この「断熱」。関東周辺の建売物件の場合、壁や天井には、グラスウールという断熱材が使われています。
もう少し細かくいうと、厚さは100mmで袋に入っており、1m角の大きさに換算したときの重さは、10kgのものが一般的です。(寒い地域では、16kg)
値段が結構高いと思われている方も多いようですが、実はこの断熱材、建物に使われる材料としてはかなり安い部類に入ります。
右の写真は、某ホームセンターでのグラスウールの価格。関東周辺の建売物件で使われている断熱材と同じ性能、同じ厚みのものです。
右上に、5坪入とありますね。つまり、この断熱材1つで5坪(10畳:約16.5m2)の広さに使えます。
このお店は、ホームセンターでも安い方ですが、この断熱材は、4,000~5,000円未満が今の相場です。
1つ5000円だとしても、1m2当たりの価格は、
5,000円 ÷ 16.5m2=303円/m2
(ホームセンターより、建築業者さんの仕入れ価格の方が一般的には安いので、実際はこれよりも安くなります。)
2階の広さが50m2の一戸建ての場合、その天井全面にこの断熱材を使ったとしても、材料費は15,000円ほど。
外壁の広さを170m2(延べ床100m2の一戸建てだと、大体この位)と仮定すると、断熱材の費用は、170m2× 303円/m2= 51,510円
床用の断熱材は、他の種類を使いますので、今回は計算を省きますが、現在関東周辺で建てられている一戸建てで、断熱材にかかる費用は、実は10万円ほどです。断熱材の厚みを50mmにすると、この費用もだいたい半額になります。
建物の価格を2000万円とすると、10万円は0.5%にしかなりません。
この部分にもう少しお金を回すと、夏涼しく、冬あたたかい家になるのですが、建物が建った後では見えない部分だけに、販売側ではできるだけ費用を抑えているのが本音です。
エアコンや給湯器など、設備の寿命はせいぜい20年。
しかし、グラスウールのような無機質の断熱材は、施工が正しければもっと長持ちして、家が建っている間はずっと冷暖房費の節約になります。
また、断熱材を高性能なものにすれば、エアコンや暖房機の能力を家全体で半分以下にすることも十分可能です。
この辺りのお話に、ご興味がありましたら、メルマガ どうなる?!ニッポン建物事情をどうぞ。


