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柱を取る無理なリフォームで床が傾く。構造を知らないリフォーム業者には要注意

2005年03月10日

以前、建物調査(インスペクション)でお伺いした、既存木造一戸建てでのお話。
築20年弱の建物でしたが、外観に大きな問題はなく、どちらかというと奇麗な物件でした。

既存一戸建ては図面が無いことも多々ある中、建築時の図面もしっかり残っています。これ、とても重要なポイント。

まず最初に間取りなどをつかむため、建物の中をぐるりと回ります。
「リビングとキッチンが広い空間だな~」などと思いながら1階を見て回り、2階へ。すると、歩いて分かる、床の傾き。

日常的に床の傾きや垂直を見ているため、(私でなくとも)さくら事務所の所員は、床の傾きに敏感です。これはかなり傾いています。

2階は廊下だけでなく、他の部屋も傾いていました。そのため、サッシなども上手く締まらなくなっています。

建物のチェック後、図面をよ~く見ていると、図面にかかれている1階リビングの柱と壁がありません!しかも、その壁は、本来筋交い(筋かい)が入っていた壁です。

どうやら調べてみると、リフォームの時に取ってしまったようです。
そのため、リビングとキッチンが広く感じたのですね。

しかし、1階と2階の間取りから考えると、構造的に取り払うのが厳しい箇所。構造に詳しくないリフォーム屋さんが工事したのでしょうね。

結局、その問題のあるリフォームのため、2階の床を正常にするためには多額の費用がかかることが分かりました。

テレビなどの影響で、最近リフォームが人気のようですが、構造的に無理の無いことを十分ご確認ください。



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