以前、建物調査(インスペクション)をご利用された依頼者から、「マンションに住むのは初めてですが、冬は戸建てよりも暖かいのですか?寒いのですか?」とご質問を頂きました。
| そんな訳で、簡単なシュミレーション。 マンションの場合、中住戸と角住戸(妻側住戸)で外気の負荷が大きく変わりますので、それぞれで計算します。 |
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オマケとして、現在一般的な断熱仕様のマンションと、外断熱を「本気で」やっているマンションの仕様でも比較してみます。
| 住戸のモデルとして、スパン 6.5m、階高 3.0m、奥行き 13.0m(面積84.5m2、気積 253.5m3)で計算します。 |
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計算の結果はこちら
グラフが、右に長いほど暖房費がかかります。角住戸は、中住戸と比べるとかなり暖房費用がかかることが分かります。
現在販売されているマンションで、熱交換式の換気装置が使われている場合がありますが、熱交換機で削減出来る部分は、水色の範囲の一部です。
角住戸の場合、窓や玄関から逃げる熱は換気損失の2倍以上ありますから、熱交換装置を入れるよりも、窓をペアガラスにした方がずっと効果的であることがわかります。
角住戸は中住戸に比べて倍近くの暖房費がかかりますので、同じ暖房費用であれば、角住戸の方が寒いと言えます。実は、現在の性能のマンションでも中住戸であれば、現在一般的な戸建て住宅よりは性能は良いのです。(建物全体であれば、次世代省エネにも達することが出来ませんが。。。)
ただし、今回のシュミレーションは全ての住戸が埋まっている場合です。中住戸であっても、隣や上下階が空いていると、角住戸に近い条件になります。
現在、戸境壁や床スラブの厚みは、コンクリートで200mm程度ありますが、断熱材(硬質ウレタンフォーム)に換算すると、3mmの厚みしかありません。
これでは、かなり暖房費がかかります。
ちなみに、ヨーロッパの集合住宅は全館暖房が基本で、調整が出来ても、止めることは出来ないことが多くなっています。(暖房費は家賃や管理費に含まれる)
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