昨日日記の中で、トイレのニオイなどがリビングなどに流れてしまう例というのは、普通はあまりないと思って書いたのですが、今日そのような現場を見る事になってしまいました。
平面図は、右のような感じになっていました。
●は給気口を、●は排気口を示します。オレンジの矢印は、空気の流れです。
そもそも、給気口の数が1つと、極端に少なくなっています。換気経路は、居室が最優先になっておらず、排気口が居室の入り口側となっているため、居室の奥側は換気されません。
最も問題なのは、トイレに排気口も、局所換気扇も設けられていない事です。このままでは、トイレで用をたした後、ニオイ抜きの為トイレの窓(黄色い四角の部分)を開けると、そこが給気口の役目を果たし、トイレのニオイが居室に引き込まれてしまいます。これはいただけません。
次に示すのが、一般的な換気のルールに従った換気経路の設計例です。
居室には常に新鮮な空気が流れ、汚れた空気は常にトイレなどのニオイが出る部屋(汚染室といいます)から排出されます。
トイレの窓を開けたとしても、居室に空気が逆流するような事はありません。
今回の失敗は、換気計画を立てた方に、換気の知識がほとんど無かったからだと思います。ダクト配管後に換気経路の修正を行う為には、大変な労力を必要とするので、設計段階での十分な検討が必要です。


